まぁ内容においては、記念らしさはまるでないかもですw
「お嫁さん決定戦〜っ!!」
『いえええええええええええい!!』
「はぁ...」
「何なんですかこれは...」
突如開催された''お嫁さん決定戦''なる大会(?)
内容はいたって簡単で―――
「この大会は、誰がみーくんのお嫁さんに相応しいかを決める大会だにゃ!」
こんな感じ。
「実況は私、星空凛!一度やってみたかったんだにゃ!そして解説は...」
「はぁ。瑞希も大変そうですね、同情しますよ」
「何やら疲れた様子の園田海未ちゃんだにゃ!そして審査員は!」
「ありがとう海未さん。その気持ちだけで充分僕は救われたよ...」
「この大会、希も出るのね...意外だわ」
「この大会のメインであるみーくんと、μ'sのお姉さん的存在の絵里ちゃんの2人!よろしくお願いしますにゃ!」
なぜこの3人が解説・審査員なのかというと、実はさっきまで''お婿さん決定戦''なるものも行われていて、それの対象が海未さんだった。それで結局お婿さんに選ばれたのが僕、最後まで僕と争っていたのが絵里さんだったのだけど、『性別的に』という理由で僕が勝ったらしい。それで、さっきまで選ぶ側だった海未さんが解説、争っていた僕と絵里さんが審査員となった。
ちなみに、お婿さん決定戦を始めようと言い始めたのも、お婿さん決定戦の時に実況と解説をしていたのも穂乃果で、今回の'お嫁さん決定戦'もこちら側につくのかと思っていたけど、今穂乃果はこちら側にはいない。
「さぁ、さっそく始めるにゃ!エントリーナンバー1番!えと、なになに...『みーくんの全ては私のモノ。みーくんの心も頭も目も口も鼻も手も足も爪も心臓も血も全部穂乃果色に変えちゃうね♡みーくんの未来のお嫁さん』 高坂穂乃果!!」
「ワタシヤル、ヤルッタラヤル!」
「っ!?」
「お、おぉ...あまりの怖さにみーくんがガタガタ音立てて震えちゃってるよ。これには流石の凛も言葉を失うレベルにゃ・・・みーくん、頑張るにゃ。さて次々...」
「エントリーナンバー2番!えと...『ホノカチャンには悪いけど、みっくんはことりのおにんぎょ...お婿さんになってもらうもんっ♪みっくんに、ことりのマーク付けちゃうぞっ♡』 南ことり!!」
「ヨキニハカラエ、ミナノシュー♪」
「絵里、あの子確実に瑞希のことを'お人形'って思ってますよね?」
「ええ、確信犯ね。」
「海未ちゃんと絵里ちゃんにあっさりと本音を見抜かれてしまったことりちゃん!果たしてみーくんを人形に出来るのか!?さぁ次いくにゃ!」
「エントリーナンバー3番!『お米のことなら何でもおまかせ!良い炊き方知ってます♪花陽に炊けないお米はありませんっ!稲から生まれた天使』 小泉花陽!!」
「り、りんちゃぁん...花陽、天使だなんて書いてないはずだよぉ...」
「かよちんは天使だからいいんだにゃ!」
「お米を炊くことに情熱を注ぐお嫁さん、ねぇ」
「絵里ちゃん、かよちんは可愛ければ何でもいいんだにゃ。さぁ次!」
「エントリーナンバー4番!『私に知らないことなんてないわ!たとえそれが瑞希のことであったとしてもね!博識天才美少女』 西木野真姫!!」
「ふふん♪どんなことでも1番になってみせるわ!」
「真姫ってすごいわよね・・・」
「ほんとです。私も真姫のああいうところを見習わなければなりませんね。」
「エントリーナンバー5!『妹たちの面倒は任せたわ!』 矢澤にこ!!」
「そういうことよ!」
「そういうことよ、じゃないよにこさん!完全に子守してくれる人がほしいだけじゃないですか!」
「でも、あんたの嫁になるってことは、あんたはにこの夫なわけでしょ?だったら子供の面倒をみるのは当然じゃない?・・・あと、穂乃果を見なさい・・・にこは知らないから。」
「た、確かに。って、え?穂乃果を?―――ひぃっ!?頼むからそんな目で見ないで!?」
「エントリーナンバー6番!『付き合いの長さなら誰にも負けない!負けられない戦いがそこにはあるんや!音乃木坂のスピリチュアルガール』 東條希!!」
「うち頑張るから、みーちゃん見ててね!」
「希・・・!この変人しかいない挑戦者の中で唯一の良心・・・やっぱりあなたは天使だわ!」
「のんちゃんがいつも以上に輝いて見えるよ・・・っ!」
「あ・・・うぅ、そんなに言われたら照れてまうやん・・・」
「凛、もう希の優勝でいいのでは?」
「もうちょっと実況続けたいからダメにゃ。あ、かよちんは凛がもらうからみーくんにはあげないにゃ。」
「さぁ!挑戦者の紹介が終わったところで、さっそく競技の内容をしていくにゃ!」
そう言って、凛ちゃんが競技の説明をし始めたのだが、いまいち伝わりづらかったので、要点をまとめると
・第一競技が、僕に関するクイズ。第二競技が、"嫁力"なるものを試すことをするらしい。
・第一競技のクイズは、正解した問題数を競うのではなくて、ポイント制。1問ごとにポイントが振られていて、問題が難しければ難しいほど大きいポイントをもらえる。
・第一競技の時点で上位3人が第二競技へ進める。第二競技が実質決勝戦みたいなものらしい。
・審査員は僕と絵里さんだけど、最終的に優勝を決めるのは僕らしい。
この4つ。
にしても、"嫁力"ってなんだろう・・・?
「1つ目の競技!『誰が一番?物知りクイズ決定戦verみーくん!』」
『いえええええええええええええい!!』
競技が始まった。
第一競技は、僕に関することのクイズみたいだ。さっきまではver海未さんをやってたから同じ感じなのだろう。
「さっそくいくにゃ!全10問だから一気にやっちゃうにゃ!」
「第一問、みーくんの好きな食べ物は?」
「はいっ!穂乃果の家の"ほむまん"だよねっ!」
「正解っ!穂乃果ちゃんに1ポイントにゃ!」
まずは穂乃果に1ポイント。よかった、問題自体は普通みたいだ。
「第二問、昨日みーくんが晩御飯で食べたものは?」
「そんなの知ってるわ!和風ダシベースのお鍋よ!」
「真姫ちゃん正解っ、1ポイントにゃ!」
うん、普通みたいd・・・あれ?なんで真姫ちゃんが知ってるんだろう。そしてなぜ凛ちゃんはそれを正解だと知ってるんだろう?
「第三問、これはサービス問題で3点にゃ!今日のみーくんの下着の色は!」
「!?」
「青だったわよね、確か」
「にこさん!?」
「にこちゃん正解、3ポイント獲得にゃ!!」
「そ、そんなばかな・・・」
みんなに隠れてこっそり確認―――ほ、ほんとに青だった・・・なんで知ってるんだ・・・こんなのおかしい。
「ちょっと待って、問題からしておかしくないかな?なんで僕の下着の色や昨日の晩ご飯のメニューを知ってるの?誰にも教えてないはずだけど・・・?」
僕の問いに静まり返るメンバー。
何か空気が変わった気がした。
「え?みーくんのお嫁さんなんだから、知ってて当然だよね?」
穂乃果がいつもどおりのことを言ってくる。
でも、セリフ自体は一緒なのに、いつもとは何かが違う。
「そうにゃ、みんなはみーくんの"お嫁さん"になろうとしてるんだにゃ、夕飯とか下着の色くらい把握してて当然だにゃ。」
「そうだね、お嫁さんになるんだもん。花陽、お米のことだけじゃなくて、瑞希さんのことも何でも知ってるよ。」
「ことり、みっくんのお洋服いっぱい作って、ことりだけのお人形さんにして遊ぶんだぁ♪」
なんでなんでなんで!?穂乃果だけじゃなくて凛ちゃんや花陽ちゃん、ことりちゃんまでおかしくなってる・・・穂乃果が4人になったみたいだ・・・
「に、にこさんは僕のお嫁さんになるつもりはないんですよね!?真姫ちゃんも、たまたま夕飯の内容を誰かに聞いただけなんだよね!?」
そ、そうだ、この2人はきっと大丈夫なはず―――
「ふふん♪妹たちに加えて、瑞希との"子供"の面倒も見なきゃいけないなんて、にこも大変だわ~♪」
「瑞希の身体から僅かながらに白だしの匂いと、鍋に合いそうな野菜の匂いがしたから分かったのよ。いつもの瑞希からはそんな匂いはしないから、わかりやすかったわ。」
「!?」
慌てて自分の匂いを嗅いでみるけど、そんな匂いはしなかった。
ほんの僅かな匂いの変化だけで気づけるものなの・・・?
それににこさんは、"妹たちの面倒を見てもらう"っていうのを目的にこの決定戦に参加したんじゃなかったんだ・・・
僕1人じゃこの6人には相手できないから、申し訳ないけど絵里さんたちに頼るしか・・・って、え?
「みんな好きかって言っちゃってるわね。ふふ、まあいいわ、瑞希は私のものなんだから。」
「あら絵里、"私の"瑞希に何か用があるんですか?」
「・・・海未、私に喧嘩売ってるのかしら?」
「いえ全く。本当のことを申し上げたまでですので♪」
「あ・・・あぁ・・・」
だめだった。あの2人すらも穂乃果たちと同じようになってしまっている。
なんで、なんでこうなってしまったんだろう。
もう、救いの手はないのだろうか―――あっ!
「のんちゃん!!!」
まだ救いはあったっ、いつも助けてくれる、支えてくれる大切な幼馴染が!!
今回だって、きっと笑って助けてくれるんだっ・・・
「みーちゃん」
「のんちゃん、みんなおかし「えへへへへ」・・・のん、ちゃん?」
「みーちゃんがうちの名前を呼んでくれた・・・みーちゃんがうちを頼ってくれた・・・みーちゃんがうちの方に顔を向けてくれたみーちゃんが出した息をうちが吸ったみーちゃんがうちだけを見つめてくれたあははははははははははっ」
「そん・・・な・・・」
のんちゃんですら、おかしくなってたみたいだ。
「うちはみーちゃんのお嫁さんになりたい。他の誰よりも付き合いが長いからうちがみーちゃんのことを一番知ってる。それにうちには、こっそり作っておいたみーちゃんの家のスペアキーも持ってるから、みんなが知らないみーちゃんの姿も知ってる。夜中にこっそり忍び込んで寝顔を覗いたり添い寝したり身体を触ったりみーちゃんの匂いが染みついたものをこっそり持ち帰って、その匂いを嗅いで気持ちよくなったりもしてた。でもさすがにそれじゃ他のみんながかわいそうかなって思って、こっそりみーちゃんの部屋にカメラを取り付けてその映像を他のみんなに見せてあげたりしてた。でも後悔したんよ、そのせいでさっきのクイズでにこっちに先に答えられてしまったんやから。だからもう、そんなことはしない。みーちゃんはうちだけのものや。みーちゃんはうちのことだけ見ててくれればええんや。」
「希、いくらあなたの言葉でも、それは納得いかないわ。瑞希は私のものなんだから。」
「希ちゃん、みーくんは穂乃果のものだよ?みーくんの所有権は穂乃果にあるんだよ?」
「いいえ、私が瑞希を夫として選んだんです。だから誰のものであるとか所有権が誰のものだとかそういう話は無駄です、すべて私のものなんですから。」
「ことりのお人形さんだから、ことりのものだよ・・・♪」
「ひぃっ・・・!」
「花陽、瑞希さんをお米のように大切に扱える自信があります。他のみんなには無理でしょうけど。」
「みんなおかしいにゃ。みーくんは凛のものだから何言っても無駄にゃ。」
「はぁぁっ♡瑞希とにこの子供、一体どれだけ可愛いのかしら・・・♡」
「やめてっ・・・」
「ねえみんな、これってお嫁さん決定戦なわけでしょ?だったら瑞希に誰がいいか決めてもらったらいいんじゃない?まぁ、私の圧勝でしょうけど。」
「口だけは達者だね、真姫ちゃん。でもその意見には穂乃果は賛成だよ、だってみーくんが選ぶのは穂乃果だって決まってるんだもん♪」
「まぁええやん、みーちゃんが決めるんやから―――さぁ、みーちゃん」
『私(うち)を選んで?』
「う・・・うわあああああああああああああああああああああああ」
『瑞希(さん)!!』『みーくん(ちゃん)!!』
「はっ!?・・・あれ、みんな・・・?」
気づくと、みんなが僕の周りにいた。
どうやら、机に突っ伏した状態で寝てたみたい。
てことは、さっきのは夢だったのか。よかった。
「部室に来てみたら珍しく寝てたので、起こすのも悪いと思って声をかけずに様子を見てたのですが・・・」
「急に息が荒くなってきたのでみんなで心配してたんです。」
「そしたら急にみっくんがうめき声を上げ始めたから・・・」
海未さんと花陽ちゃんとことりちゃんが状況の説明をしてくれた。様子を見る限り、相当心配してくれてたみたいでなんだか申し訳ない。
「瑞希、最近疲れてるんじゃない?大丈夫?」
「あんまり無理するんじゃないわよ。」
「あ、はい、大丈夫ですよ。ありがとうございます」
絵里さんとにこさんにそう言われ、心配されてたことを改めて自覚した。
やっぱりこんないい人たちが、あんなふうにおかしくなるわけがない。・・・まぁ、穂乃果は夢の中でも全く変わらなかったけど。
「よしっ、じゃあみーくんも起きたことだし、早速練習始めちゃおうよ!」
「屋上に誰が早くつけるか競争にゃ~!」
穂乃果と凛ちゃんを先頭に、みんなが屋上に向かい始めた。
うん、今日もμ'sは平和だ。
夢の中の話でよかったよ。
さぁ、練習だ!!
「今日の夜も、みーちゃんの寝顔見に行くからね♪」
「えっ?」
―――BAD END―――
いかがだったでしょうか?
久々の更新かつ、今年1発目の更新となりました。
上げて堕とすのが最近のマイブームらしいです。