スプリガンズ~戦姫絶唱シンフォギア~   作:K-daisuke

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第3話③

~私立リディアン音楽院・地下…特異災害対策機動部本部~

「ここが本部だ。今日から君には特別職員として勤務してもらう」

 

弦十郎に案内され、本部にやってきた宗助。あれからヘリの中で弦十郎と話した宗助は、特異災害対策機動部に入ることとなったのだ。

 

「ひぇぇ~すごい設備っすね……」

 

辺りを見回し呟く宗助。辺りには様々な設備があった。

 

「これからはここの出入りは自由だ。好きにしてもらって構わない」

 

「そうですか…助かります。ところで……俺のことなんですが…」

 

「ああ…君のことは一応報告させてもらう」

 

静かな口調で言う弦十郎

 

「そうですか…わかりました…あと、俺の単独行動の許可の方は?」

 

「そっちの方は何とかして見せるさ…その代わり、戦力としてあてにさせてもらうぞ?」

 

「構わないっすよ。元々そのつもりですから」

 

笑みを見せる宗助。そこへ通路の向こうから一人の女性が歩いてくる。

 

「あらら、あなたが新人さん?」

 

「そうですけど…あなたは?」

 

「私は桜井了子。特異災害対策機動部二課の研究者よ」

 

「存じてますよ。桜井理論の提唱者でシンフォギアシステムの開発者…ですよね?」

 

「あら、私のこと知ってるのね」

 

笑みを見せる了子。

 

「昔、聖遺物を研究してる施設にいたんで…その筋では有名人ですよ」

 

「それはうれしいわね~あ、そうそうあなたの身体についてデータを取らせてもらうけどいいかしら?」

 

「構わないっすよ…ジャンジャン取ってください…」

 

「じゃあ、後でメディカルルームにね」

 

そういってその場を後にする了子

 

「…フゥ…面白い人だな……」

 

呟く宗助。その後彼は弦十郎に案内されながらメディカルルームに向かった

 

~数日後リディアン周辺の市街地~

「さてと…今日の夕食は何にすっかな~」

 

市街地付近に用意されたマンションへと歩き、帰宅している宗助。検査の結果が出てからの数日間、彼は本部の仕事を手伝う傍ら、何でも屋として情報を集めていた。というのもここ数日は出動の機会がなかっただけなのだが…

 

「お、お好み焼き屋か。いいね、お好み焼きにしよう」

 

彼はお好み焼き店の前で立ち止まる。その前方から一人の女子高生が走って来ていたのに気づかず、ぶつかってしまう。

 

「おおっと…」「ひゃうっ!?」

 

驚き、転んでしまう少女。

 

「大丈夫か?お嬢ちゃん」

 

手を差し伸べる宗助。

 

「イタタ…あ、大丈夫です」

 

手を取り立ち上がる少女

 

「気づかずぶつかっちまって悪かったな」

 

「いえいえ!前を見てなかった、私の方が悪いですよ」

 

「いや、俺も考え事してたからな…お相子だ」

 

笑みを見せる宗助。それにつられて少女も笑みを見せる。

 

「ところで、なんで急いでたんだ?」

 

「えっと、それは…」

 

「どうしたの響?」

 

店の扉が開き、もう一人の少女が出てきて声をかける

 

「未来~、ゴメン、遅くなっちゃった」

 

「いいよ、響。そこまで遅くなってないし…それでそっちの人は?」

 

「えっと、急いでたらぶつかっちゃって…」

 

「もう、響ったら!すみません、響が迷惑かけちゃって」

 

頭を下げる少女。

 

「いいさ、考え事してた俺も悪いしな」

 

気さくに言う宗助。

 

「ところで君たちはリディアンの生徒だよね?」

 

「そうですけど…」

 

「やっぱりな。制服が見たことあるなって思ったんだ。俺は何でも屋をやってんだけど…最近になってリディアン音楽院から仕事が入って…なんか縁があるなって思ってな」

 

頭をかきながら言う宗助

 

「そうなんですか」

 

「ま、これもなんかの縁だ。これをあげるよ」

 

そういって名刺を渡す宗助。

 

「何でも屋・轟宗助…これって」

 

「何か困ったことが起きたら、言ってくれ。ぶつかっちまった詫びも込めて無料で引き受けるぜ」

 

笑みを見せながら言う宗助

 

「あ、そうだ。ついでに名前だけ教えてくれるか?無料にするってメモっておかないとな」

 

「いいですよ。私の名前は立花響です」

 

「響ちゃんか…いい名前だ。君の方は?」

 

「小日向未来です」

 

「未来ちゃんね…また学院であうかもしれないから、その時はよろしく頼むぜ」

 

笑みを見せ、その場を後にする宗助。これが響達との最初の出会いであった

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