るーちゃん無双   作:るーちゃんLv255

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二日目に突入、ですが何も進展しません。あと数日間分はぐだり続けそうな勢いなのが見切り発車の怖いとこ。学校組の出番は前書きだけ。

今朝のりーねー
「・・・・・・・・・・・・・・・」
何かを誤魔化すように黙々と菜園で作業している。あまり眠れなかったようだ。

今朝のるーちゃん
すやすや、むにゃむにゃ。にへ。
ぐっすり眠っている。



第3話 あらためて

あれから余裕かまして工場で一眠りしていたるーちゃんですが、見事無傷で朝を迎えることができていました。

それもそのはず、深夜まであれを造りこれを造りと作業をしていたるーちゃんに引き寄せられて集まった近隣住民の皆様は、一人残らず最初に造りだされたるーちゃんの武器「るーちゃんメイス」によって葬り去られていたのです。

るーちゃんは自分の作業を邪魔するやつには容赦なんてしてあげません。悪い人にはおしおきです。

工場近辺はるーちゃんによって粉砕された残骸が積みあがり、誰でも一目見るだけで圧倒的強者の存在を窺い知ることができる状態です。

周辺の建物や道路も当然無傷とはいきませんが、どうせ誰も使わないので関係ありません。

 

付近の住民が壊滅したことにより最早この辺一帯はちょっとした安全地帯でした。

最低限生き延びるだけならこのあたりを拠点にすれば十分やっていけるでしょう。

とはいえるーちゃんの目的はあくまで潤沢なリソースを備えた拠点です。

ライフラインが断たれてしまうような安全地帯などるーちゃんにとっては何の価値もありません。

結局、安全地帯などあとからいくらでも作れるという判断から、るーちゃんはあっさりここを出発するという結論を下しました。素晴らしい思い切りの良さです。

ここからは各地で水と食料を調達しつつ、改めてるーちゃんのお姉さん、りーねーこと若狭悠里が在籍しており、十中八九まだ立てこもっているであろう私立巡ヶ丘学院高等学校を目指すのです。

 

日課のラジオ体操を自身の記憶を頼りに終え、大きく伸びをしたるーちゃんは工場の人たち(+モップ)に泊めてもらったお礼を言っていざ出発です。

るーちゃんはこんなときでもしっかり礼儀正しい子なのです。

礼儀正しさという項目があれば満点の評価がつくのは間違いありません。255です。

工場を出発したるーちゃんは、一旦大通りに出てからめぼしい資源を回収して進もうと考えていました。

しかし出発したのは朝方、まだ通勤、通学の人々でいっぱいの時間帯。道路にはたくさんの奴らが蠢いています。通勤ラッシュです。

もはや生存者の姿など全く見えないあたり、いかにこの奇妙な災害が広まっているのかが窺い知れます。

こんなところを堂々と歩いていてはあっという間に通行人の皆さんが群がってきて大乱闘の第二ラウンドが始まってしまいます。

最早迷惑をかける周囲もいないのでやろうと思えば思う存分暴れて通りを制圧することもできるのですが、流石のるーちゃんもこんなところで朝から一々戦っていては途中でお腹が空いてしまいます。

そこでるーちゃんは奴らの群れに紛れ込んで進むことにしました。

某カメラマンがゾンビウォークを習得するレベルを50とするならばるーちゃんのレベルは255。完璧に洗練されたゾンビモーションで奴らの群れに潜り込んでいきます。

その気になればこのまま奴らと連携して生存者を攻撃することすら可能とする圧倒的ゾンビ感です。

そのクオリティはりーさんが見たら卒倒間違いなし、完璧な仕上がりでした。

当然知能のちの一画目の途中くらいまでしか残っていない通行人諸氏にるーちゃんの物真似を見抜けるはずも無くどこからもツッコミが入らないまま通行人とるーちゃんは一緒に歩いていきます。実は近くの建物に立てこもっている人もいないでもなかったのですが、彼らではるーちゃんに気付くことは不可能でした。知能があろうが無かろうが、るーちゃんより上を行くものなどまずいません。

るーちゃんはとりあえずこのまま近くのコンビニ目指してふらふら進軍していくことに決めました。

今朝のるーちゃんはシーチキンおにぎりの気分なのです。おーいなお茶も飲みたいのです。

動きもゾンビで食欲旺盛。るーちゃんの心は今、まさにゾンビでした。

最早るーちゃんはあいつらの思考に至るだけの境地に達したのです。

るーちゃんは最早共に道路を進む彼らを理解することができました。

そして彼らもまた、(少なくとも朝食前にゾンビウォークしてるときの)るーちゃんを理解しました。

彼らは少なくとも今だけは理解しあえたのです。最早彼らは完全に一つの群れでした。

あまりにも馴染んでしまったるーちゃんは、特に何も考えずに、群れに襲い掛かってきたいかにもやられ役系モヒカンみたいな生存者達を彼らといっしょになって攻撃して撃破してしまいましたが、まぁどうせあの手の連中は生かしておいても他の生き残りの方々に迷惑かけるだろうから仕方が無いとさっさと割り切ってしまいました。

るーちゃんはこうした非常時には寛容といたわりの精神が美徳足りえないことは理解しています。るーちゃんは時に非情な判断も下せる子なのです。

そうこうしながら時に数を増やし、時に数を減らしたりしながら通勤ラッシュの皆さんと共にふらふらとコンビニまで到着したるーちゃん。

一瞬だけ本気のスピードを出して群れを離脱、ドヒャアとか効果音の鳴りそうなクイックでブーストした横滑りでそのままコンビニへ来店します。

素早さ255を誇るるーちゃんの早業に、群れのみんなはどこへ行ったのか以前に何が起きたのかすらわからず、そのまま歩いていきました。

 

店内に入ったるーちゃんは早速おにぎりとお茶を物色です。

ニンジャを200としてなお255という高ステータスの隠密スキルを持つるーちゃんからしてみれば、現在進行形でバックヤードへの侵攻を試みている先客達を完全無視して買い物をすることなど造作もありません。

しかしお目当ての商品を買い物かごに入れたるーちゃんは考えました。バックヤードにあいつらが群がっているということは、誰かが立てこもっているんじゃないのかな、と・・・。

 




本日のモヒカンズ
「ヒャッハー!ゾンビに金なんていらねえ、適当にブチ転がして金目のもん奪って街を脱出だァ!!」
VS
本日のゾンビーズ
「ヴァァァァァァア!!(馬鹿め、こっちにはるーちゃんがいるんだぞ)」
本日のるーちゃん
ぞんびごっこ、たのしい・・・にへ。
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