るーちゃん無双   作:るーちゃんLv255

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随分久しぶりですが、いきなりのぐだぐだ回。
とりあえず今後の方向性だけ。


第36話 たいいくさい やるよ!編

特にハプニングもなく無事にお買い物から帰還したるーちゃん、さっそく太郎丸にリードを装備してご満悦の表情です。これでみっきーと併せて散歩に出ることも可能になったというわけで、わざわざペットショップで大掃除をしてきたかいがあったというもの、とその表情はにへにへ笑顔です。上機嫌のあまりリードを振り回しかねないテンションのるーちゃんに太郎丸が戦々恐々としていますが、いくらるーちゃんでもそこまでの鬼畜の所業は実行に移さないから大丈夫です、恐らく。自制心255を信じるのですよ。

「・・・で、何でお前まで首輪付いてんだ?」

「るーちゃんに聞いてください」

くるみさんも新しいの欲しかったんだろうか、なんて見当違いの発想をしながら周囲をくるくる回るるーちゃんのもとにやってきたりーねーも、なんだかリードに興味津々のようです。

「るーちゃん、私の分は?お姉ちゃんにはつけないの?」

「お前流石に姉として人としてだいぶやばくないか、それ」

そろそろりーねーも構ってあげてガス抜きしないと暴走しそうです。いざとなったらゆきに押し付けようとも考えつつ、るーちゃんは一応りーねーの膝の上に納まることにしました。「たかえも首輪してるじゃない」だの「これはチョーカーだ!」だの頭上で言い争ってる声なんて聞こえません、あーあー。

 

 

そんなこんなでりーねーを適当に宥めていたり、きーさんに押し付けたりしてぐだぐだと過ごしていたるーちゃん。ようやくりーねーが離れていって一息ついていると、自慢の超高性能イヤーが廊下を駆けてくる足音をキャッチしました。これはゆきだなと一瞬で看破したるーちゃんは特に警戒したりはしません。るーちゃんの聞き耳技能は255、足音一つで誰なのかもどんな状態なのかも完全に把握してしまいます。

「お昼ごはんだよみくちゃんっ!」

《せんせーが噴火するまで授業中寝続けただけあってすこぶる元気だね》

「えへへー」

《いや、褒めてねーですよ・・・》

騒がしい授業組が戻ってきたのでお昼ごはんです。今日のお昼はなんですか。

「うどん・・・・・・」

みっきーが固まってます。うどんが好物なんでしょうか。

「・・・・・・あ、えーと・・・向こうではずっと、シリアルとかだったから」

凝視してたら答えが得られました。温かい食事は久しく無かったから、ということのようです。となると美味しいものを食べさせてあげたくなるのが優しさ255のるーちゃん。本日の夕食は自ら腕によりをかけて作ろうと決定しました。調理器具はモールで補充した(いくつかは武装と化したが)し、食材のストックもそれなりのはずです。調理技能255の超一流の料理人であるるーちゃんの料理を楽しみにしているといいですよー、とるーちゃんやる気満々です。普段のやる気0とは一味違います。本気モードです。

「るーちゃんが早くも夕飯の事を気にしてる・・・そんなにうどんダメだったの?お姉ちゃん失敗した!?」

うるせー豆腐ぶつけんぞ。

「だいじょうぶだよりーさん、おうどんおいしいよ」

「ありがとうゆきちゃん!ゆきちゃん優しい。 ・・・・・・あれ、ということはゆきちゃんもるーちゃん?」

「くるみ、黙らせろ」

「いえっさー」

やっぱり、そろそろ構ってあげないと駄目そうです。るーちゃんは溜息一つ、くるみさんに蹴散らされたりーねーのフォローに回るのでした。

結局、「食事中に騒いじゃ駄目ですよー」というめぐみの注意を聞いているものは誰もいませんでした。後々部屋の隅でいじける教員に肩たたきをしてご機嫌取りに勤しむ幼女がいたとか、いなかったとか。

 

 

「全員、ちゅうもーく!」

食後になっても無駄に元気なゆきが何やら騒ぎ出しました。思い思いにだらだらしていた部員たちが物音に引き寄せられたあいつらのようにのろのろ集まってきます。自力で移動するのも面倒だったるーちゃんはくるみさんの背中にへばりついていきます。こうすることで楽に動くことができる上、面倒事でも逃げ遅れることはありません。

「あたしが楽できないんだけど」

お子様一匹分くらいは気にしないで欲しいというるーちゃんの我侭が炸裂しているため、くるみさんの抗議は当然のようにスルーされていきます。るーちゃんはスルースキルも高い子です、平常運転です。

「それで、どうしたのゆきちゃん?」

「ふっふっふ~」

ゆきのにやけ顔を見たきーさんやくるみさんは、これはまたしょうもないことを思いついたなと疲れた表情を見せています。『人間いつでも笑顔が一番』が持論のるーちゃんはくるみさんの背中をよじのぼって背後から頬を弄繰り回し、表情をにこやか笑顔に変えようと小細工を弄します。「おい、にゃにすんだ・・・ひゃめろ!」とか言われてるのでただ頬引っ張ってるだけかもしれませんが、誰もつっこまないので問題ありません。

「ほっへが、ほっへがのびるっ」

「りーさーん、話進まないからるーちゃん回収しろー」

結局散々にくるみさんの頬を堪能していたるーちゃんはりーねーの膝上へと回収され、ようやくみんなはゆきの話を傾聴する態勢に入ります。いよいよ本題に入るようです。

 

「体育祭、やるよ!」

 

皆の反応は無言、るーちゃんも何のリアクションもしていません。やるよの一言で片付けられてもみんなどうしようもありません。ドヤ顔でポーズ決めてもダメです。

「えーと、遊び・・・ですか・・・?」

「ちがうよっ!学校行事!!」

遊びではないと主張していますが、思いつきでやらかすというのは基本的には遊びなのでは?という疑問がないでもないるーちゃん。しかし自分もいつも(というかほぼ常に)やってることなのでとくにつっこみません。るーちゃんは薮蛇を回避することにも長けています。回避性能255は物理的なもの以外にもばっちり発動するのです。

「体育祭、ねえ…どうする?」

「いいんじゃないかしら、運動不足だといざという時困るしね」

りーねーは肯定的なご様子。るーちゃんを確保しているからか、割と冷静かつ現実的に物事を考えているようです。

「じゃあ、ぱぱっと準備して、さっそくやるか」

異論はないらしいくるみさんも準備をしようと立ち上がります。

「え?今日はやらないよくるみちゃん」

「……は?」

まさかのゆきから待ったがかかりました。どうやら想定しているものが部員達とゆきでは異なるようです。

「ほら、まだみーくん病み上がりだし、せっかくだからしっかり準備して盛大にやったらどうって、ポニちゃんも言ってたし」

地域のみなさんも一緒になって楽しめるようにしようと思うんだよー、とかなんとか言ってますが、この辺にいるのはあいつらばかりです。残念ながらどう転んでも競技は成立しません。

「ポニちゃんって、蓮見のことだよな?」

「ああ、だいたいポニテとしか呼ばれないけど」

「……ときどきいるよな、その辺に」

「………ああ、いるな」

くるみさんときーさんは部屋で害虫を見つけたような顔をして二人で部室を出て行ってしまいました。おそらくポニちゃんさんとやらが八つ当たりを受けるのでしょう。もしかしたら本当にゆきに余計なこと吹き込んでる可能性もありますが、本人がやらかしたのかゆきが勝手に幻影見てただけなのかは他人に判断する手段はありません。どのみちボコ殴りです。

「というわけで今日はまず体育祭実行委員会の腕章を作るよ!」

《たぶんみんな半分くらい聞いてねーですよゆきさん》

ようやく長話が終わったようです。

「腕章ねぇ…作らなくてもどこかにしまってあると思うんだけど」

「そうですね、私達で探してみましょう。ゆきちゃんは、校内に掲示するポスター作っててもらっていい?」

「ラジャー!」

めぐみとりーねーは3階を探してみるとのことですので、るーちゃんはチームるーちゃんの二人を引き連れ体育倉庫の確認です。ついでに備品の数と状態をしっかりチェックしてきます。ゆきの面倒はみっきーに任せていざ出発です。「ほら、みーくんもポスター作ろー!」とか言いながら満面の笑みでみっきーを捕獲した幼女枠生命体がいるので後輩一人でも寂しくはないはずです。

「そもそも何を使うか決めてからじゃあ駄目なのかい?」

るーちゃんは思考より行動派だから却下です。ゾン子さんと二人がかりでリーダーさんを引き摺るようにしてずんずん下へと進んでいくのでした。

 

「やっぱり本体がいたかポニテエエッ!何企んでんだコラァ!!」

「あ、こら逃げるな! ……窓から飛んだっ!?」

……お前らも働きやがるのですよー。




だいたい若狭姉妹のせい。ときどきゆきのせい。 ―学園生活部の日常―
というわけで体育祭の準備が始まります。肝心の出場者たる生徒達が邪魔だからと蹴散らされてもるーちゃん故致し方無しです。


おまけ
大学組の訓練風景
抉り穿てそうな其の辺の槍(けい・ボルク)――ッ!!」
「うわぁ、群れがまるごと消し飛んでる・・・」
「さぁ、次はトーコたちもやってみて」
「そんなんできんのは武闘派(お前ら)だけだっ!」
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