来年のクラス替えでボッチにならないか凄く心配な犬走夜桜です、、
今回は予告通り椛を描かせてもらいました。
少しクールな椛を描こうとしたのですが……やっぱりそこは絵が下手なだけであって表現出来ませんでした……
次回は………少し道から外れて依姫を描こうと思います。
【挿絵表示】
ではではどうぞ。
強化させている足を無理矢理動かし、階段を上っていく。
(やっぱりここの階段は長すぎだろ……)
上を見上げて残りの高さを確かめる。
(………残り十メートルというところか。だったらあと数秒で着く………っと)
地上に出ると辺りを見渡すがすでに陽は落ちており、勿論フランの姿を確認する事は出来ない。
(くそ!何処行きやがった……!紅魔館か!?)
考えたらすぐ行動。再び足を強化させて駆け出した。
――――同刻、守矢神社
「アッハハハハ!神様ァ大丈夫?」
可愛らしい声をあげて嗤う吸血鬼の双眸に神社の神様二柱が映っている。
「あーうー、困ったね」
「私達も老いたかねぇ、諏訪子」
冗談混じりに自虐ネタを言う八坂神奈子はため息をついた。
「いやいや、見た目ロリな私も一緒にされたら困るよ」
「あ?」
「冗談です一緒ですねはい」
すいやせーん、と両手をあげる諏訪子。
そんな二人はこんなやり取りをしているが内心かなり荒れていた。
なにしろ神である二人が一匹の吸血鬼に押されているからだ。
「これじゃあ神の名折れだね」
「冗談は止しとくれよ」
「はいはい……来るよ!」
諏訪子が檄を飛ばすと神奈子も構える、と同時にレーヴァテインが降り下ろされる。
「最初は私から遊ばしてもらうよ。祟符〈ミシャグジさま〉」
地に手を付けると巨大な白蛇が出てくる。その白蛇は石になるとレーヴァテインを防いだ。
「ッ!」
「知らなかったかい?よくミシャグジ様は蛇の神だと思われているがそれは間違い。本来は石の蛇の神様の事だ。さらに………」
一度止めると蛇のような舌をチロリと見せる。
「祟り神さ」
「関係無いねそんなもの!」
レーヴァテインの出力を増して白蛇の斬り裂いた。
「だったらこれで……!」
地から何体もの白蛇が飛び出て、フランに向かっていく。
「邪魔だァ!!」
全てを斬り伏せると目の前に諏訪子が現れる。手には一枚のカードが。
「祟り神〈赤口(ミシャグチ)さま〉」
「―――――ギイィィィヤァァアアアア!!」
カードの中から更に巨大でグロテスクな蛇が出てきた。
「これって………!」
「正真正銘純粋潔白な祟り神さ」
「チィ!」
上段から降り下ろすがミシャグチには刃は通らずに弾かれる。
クルクルと後ろに回転しながら体勢を整え、最大まで翼を広げる。
「―――オオオォォォォ!」
続いて横に回転すると暴風がミシャグチを襲う。
「そんなそよ風でミシャグチさまを倒せるとでも!?」
「倒せるとは思ってないよ。ただちょっと視界を奪うだけで充分だよ」
「何……?」
「禁忌〈レーヴァテイン〉……最大出力!」
レーヴァテインの刃がより燃え盛り、辺りの温度が上昇していく。
「神だかなんだか知らないけど……結局、吸血鬼には勝てない……!」
「黙れよ吸血鬼ごときが。神様に逆らうんじゃないよ」
フランを瞳に映して睨み付ける。がフランはさらに笑みを濃くしていく。
「そう……それじゃ少し強めに行こうかな!」
(来る……!)
とある一枚のカードを掲げる。
「土着神〈手長――――」
「遅い」
パキィィンと硝子が砕ける音がしてカードが散った。その隙にフランが懐に潜り込んだ。
「――――ッ!」
「諏訪子!」
神奈子の心配するような声が聞こえる。
(何心配してんのさ神奈子……)
「まぁ久々に楽しめそうだねぇ……」
ニィ、と嗤う諏訪子。その姿はかつて祟り神と怖れられた面影が残っていた。
「私はあんたを殺すまで死なないよ……神奈子!」
横に薙いだレーヴァテインを避けると腹に蹴りを入れた。
「たまには格闘も良いかもねぇ…!」
(弾幕じゃなく徒手空拳で来た……!?)
これにはさすがのフランでも驚愕した。しかしそう易々と動揺を見せていい相手ではない。
気を引き締めて戦いに集中する。
突き出された拳を避けるとレーヴァテインを振り上げる、がそれよりも早く拳が開かれた。掌にはカードが。
「手を開くとあら不思議―――」
「――――――!!」
「――祟り神〈赤口(ミシャグチ)さま〉」
先程の巨大な蛇が出てきてフランの肩口に噛みついた。いや、噛みついたなんて軽いもんじゃない。
喰い千切られた。
「ガァァ!」
力任せにミシャグチを引き千切ると投げ捨てる。
「おやおや…よもや引き千切るとはね……吸血鬼をなめるかかるもんじゃないね」
「貴方達神が遊んでいる間に私達がどれだけ死に物狂いで藻掻いていたと思ってるの?」
「知らないね」
「だろうね!」
下からミシャグチが飛んでくるが紙一重で避けると真っ二つに斬り裂く。そのあと蛇を横に蹴り飛ばすと後退する諏訪子に肉薄する。
「逃げないでよ……神様」
「ごめんごめん。ちゃんと相手するからさ」
柏手を打つと衝撃波が広がり、フランを吹き飛ばす。
「ッ!」
「おやおや、これで吹き飛ぶかい。軽めにやったつもりなんだけど」
「そういう所がムカつくんだよ神様!」
レーヴァテインを後ろに振るい、勢いを消すと地が割れるほど力を足に入れて一瞬で諏訪子に迫る。
が、
「よっと」
避けるとすれ違い際に腹に蹴りを入れた。
「ッガッ!?」
「まさかあれ程度で神様を倒せるとでも思ってたのかい?……だとしたら勘違いも甚だしい。神様は神様として君臨し続けるから神様でいられるんだ。君臨し続けれない神様なんてそんじょそこらの妖怪となんら変わらないさ」
「………ッ!」
「そんな睨まないでくれよ。事実なんだから」
「だったら……あんたもそんじょそこらの妖怪と同じになればいい!!」
「無理難題押し付けないで欲しいね。相手してもらえるだけでありがたいと思いな吸血鬼!」
突っ込んでくるフランに対して再びミシャグチを召喚する。
「そろそろお前自身でかかってきたらどうなのよ神様!」
「我が儘言うなよ。これでも立派な神様なんだぞ?もう少し神聖に扱う事を知らないのか」
「知ったことか!!」
怒りに身を任せてミシャグチを斬り裂く。
「あー……言うと思ったよ」
呆れながら頬を掻いてため息をついた。
「普段は上から禁じられてるんだけどねぇ……仕方無いか」
すると諏訪子から何か得体の知れないものが出てきた、ような気がしてフランは飛び退いた。
「おい諏訪子!あんたまさか……」
「いやぁ悪いね神奈子。一緒に説教受けてもらうことになるけど……この吸血鬼を止めるためだ。我慢してくれよ」
「…………………あぁもう勝手にしな」
諦めたようにやれやれと両手を力無くあげた。
「すまないね。……ま、すぐ終わらせるからバレなければ儲けもんさ」
ケロケロと笑う諏訪子だが目はすでに笑っていなかった。
「何があったか知らないけど………さっきまでとは比にならないくらいに強くなったみたいだね!」
嬉々とレーヴァテインを構えた。
「何があったか知らない……か。あー駄目駄目。何があったか分からないと君は私に殺されるよ。考えな………試練だと思って受けな!」
倒れているフランの傍らに諏訪子が降り立った。
「どうだった?神様の試練は」
「…………チート」
「アハハ、それは知力が足りない証拠さ。頭を使わなければこの試練には打ち勝てない。妖怪に対しては効果は抜群だよ。ただし人間には弱いけどねぇ」
ニヤニヤと意地悪そうな笑みを浮かべてフランを見下す。
「…………………意地悪な神様だこと。どうして問題を出した瞬間弾幕を撃ってくるかな……。あとなんでか知らないけどこっちは弾幕が撃てなかったし」
「それは問題を答えれば解除される仕組みになっている。だから考える隙を与えないよう弾幕を撃って邪魔しているのさ。それで、聞き忘れていたけど…どうしてここを襲った?」
それが一番の疑問だった。フランは直接に守矢神社には関係を持っていない。ましてやこの二柱の神様にもだ。
なのでここにを襲う理由なんざあるはずないのだ、が。
「…………ただ神様を倒したかっただけだよ」
「ほぅ?それは随分と単純な理由だね」
「当たり前………それ以外の理由がいる?」
「いやいるも何も神に挑んでくる馬鹿はいないよ」
「それがいたんだよ。少なくとも一人」
ググ…とフランが身体を持ち上げて立ち上がる。
「私がね」
「まだやるつもりかい?」
「当然。私が勝つまで終わらせやしないよ」
「やれやれ、躾が足りないねあんたの姉さんは」
「余裕ぶっこいてるところ悪いけど―――」
すると諏訪子が自らの身体から力が抜けていくことに気付いた。
「もう問題は解けた。これで弾幕は撃ちたい放題。さらに神様側のペナルティーで一時的な神様の動きを停止」
何も抵抗出来ない諏訪子目掛けてレーヴァテインを降り下ろす。
「諏訪子!」
神奈子が諏訪子の名を呼ぶが意味をなさない。
一瞬だけ諏訪子と神奈子の目が合う。
瞬間肉が抉り取られる音と鮮血が待った。
はい。何だか最近自分でも何を書いているのかよく分からなくなっていってます。
気付いたら書いていて見直したらなんじゃこれ、というようなものを書いていたり……
でも書き直すのもなんだかなぁ……といつもの駄目な癖が出てしまいやはりそのまま投稿。みたいな流れになってしまいます。
何とか直さないと……
では次回までバイバイです!