黒と蒼の機竜使い   作:無勝の最弱

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更新遅れてすみません!無勝の最弱です!

理由としては大学の課題がぁぁぁぁぁ、ということで

さて今回はリーズシャルテの決闘宣言と妹(重要)との再会です



まさかの2500字を突破してしまった...



Episode2 決闘の約束と再会

「ふう…。それじゃ結局、今回は不幸の事故ってことでいいのね?ルクス・アーカディア君?」

 

学園長室に通されたルクスは、ことの経緯を話しながら仕事先であるこの学園の説明を学園長のレリィから受けていた。

要約すると…

 

装甲機竜(ドラグライド)に携わる人間を育成する学園ですか…?」

「そういうことになるわ」

 

ルクスの問いに笑顔で答えるレリィ学園長。

彼女の名はレリィ・アイングラム。彼女自身も国と直接関わるほどの販路を持つ財閥令嬢である。そして元皇族であるルクスの数少ない顔見知りでもあった。

 

遺跡(ルイン)から装甲機竜(ドラグライド)が発見されて十余年。旧帝国が敷いてきた男尊女卑の風潮と制度で、私達女性はその使用を禁じられていた―――」

「だが、5年前のクーデター後の調査で装甲機竜(ドラグライド)の運動適性はともかく、機体制御自体の相性適正は女の方が遥かに高いというデータが報告されたため、他国に負けない機竜使い(ドラグナイト)のための育成機関が設立された。」

「それがここよ、ルクス君」

 

レリィとリーズシャルテの説明を聞いていたルクスだったが疑問に思ったことがあった。

確かに装甲機竜(ドラグライド)の持つ力は強大だけど―――

 

「で、でも、なんで僕なんかが呼ばれたんですか?」

 

もっともである疑問を依頼主であるレリィに困惑顔で聞くと――

 

「あらあら、かの『無敗の最弱』ともあろうものが、随分謙遜するのね」

 

年上らしい、悪戯っぽい笑顔が返ってきた。―――確信犯である。By作者

 

『無敗の最弱』。

王都のコロシアムで月一に行われている装甲機竜(ドラグライド)を用いた公式模擬戦(トーナメント)において最多出場を誇り、その先頭スタイルからつけられたルクスの異名である。

 

「この学園で屈指の使い手であるリーズシャルテさんにも劣らない実力でしょう?決して場違いじゃないと思うけど?」

「……ほう」

レリィの言にすぐに反応したのは当然リーズシャルテである。

 

(な、何か、まずい気配なんですけど…。)

「そ、そんなことより、ここって女学園だそうですし、男の僕が仕事なんて―――」

「残念だけど、人手が足りないのよ」

 

反論させてくれなかった。

 

「クーデターで旧帝国の装甲機竜(ドラグライド)に携わっていた人の大半は死んじゃったから、不本意とはいえ、定期的に招かないといけないのよ。機竜整備士も機竜使い(ドラグナイト)もね。」

「…わかりました。お手伝いさせていただきます。レリィさ…学園長。」

 

これ以上反論しようとしても無駄だと悟ったルクスは白旗を挙げて、苦笑いを浮かべた。そして話がまとまろうという場面でリーズシャルテが話に割り込んできた

 

「学園長。少しいいか?」

「なにかしら?」

「話は分かったが、私たちはまだ、この男を認めたわけではないのだが?」

 

もっともなことだったが、雰囲気が妙に殺伐としているんですけど…

 

「不幸だったと口では簡単に言えるが、こいつがのぞきをする変態ではないとは言い切れまい。信用できない犯罪者を置いとくのもどうかと思うが?」

「そうねぇ。私は付き合いがあったから。ルクス君のことはよく知っているけど、断言はできないものね」

「そこは断言してくださいよ!?」

 

擁護(フォロー)してくださいよ!確かに断言できないけど!

 

「じゃあ、彼の処分はリーズシャルテさんの裁量に任せるわ」

「えええっ!?」

「安心しろ、名誉挽回の機会ぐらいはくれてやる。そうだな…ならば私と装甲機竜(ドラグライド)で決闘だ!!勝てば無罪放免。負ければ牢獄行きってことでどうだ。それでいいだろう野次馬たち!」

 

リーズシャルテの発言のあとドアからざわめきの気配がした。ほんとに野次馬いたんだ…

 

「じゃあ、ルクス君。そういうことでね」

「……わかりました。」

 

レリィの締めの言葉にうなづくしかなかったルクスであった。

 

 

 

リーズシャルテが去ったあとレリィに会わせたい人がいると言われ応接室に通されたルクスが見たのは……

 

「まったく兄さんは何をやっているんですか、体裁上かっこいい兄と紹介していた私の面目はどうするんですか?」

 

ジト目で兄であるルクスを見てくる妹のアイリ・アーカディアと見覚えのある少女がいた。

 

「その――、いろいろごめん。アイリ」

「はぁ、まったく兄さんは…。彼女は女子寮での私の同居人です。名前はお願いできますか?」

「Yes, 一年のノクト・リーフレットと申します。昨晩は失礼いたしました」

 

嘆息する妹の横であいさつと謝罪をしたのは昨晩の事件で、追ってきた三人組の一人で物静かな印象の少女だ。

そのあと、事件の話をルクスとノクトがしていると―

 

「あの、二人で話しているところ、申し訳ないですけど、自分がいま大変なことになっているの…わかってますか兄さん?」

 

妹の一言で現実に引き戻された

 

「本題に入りましょう。正直なところ、たまには兄さんも痛い目を見ればいいと思っているんですけど――」

「ひどっ!?」

「今回は特別です。兄さんが捕まったら私一人で借金を返すことになりかねないので。」

 

ひどい言い草だったが、なりかねないので何も言い返せない…

 

「なので、兄さんには勝ってもらわないといけないんですけど――」

「彼女は、強いの?」

「私たちは公式模擬戦(トーナメント)には出れませんから、代わりに校内戦があります。その中でも、彼女は無敗を誇り、さらに神装機竜を持っていますから。」

 

神装機竜。

機竜の中でも特別な力を持つ機竜を操れるということは、確かに強敵だろう。

 

「うーん、ちょっと厳しいかな」

「Yes, では決闘を取りやめるよう進言してきましょうか?」

「あらあら、だめですよノクト。行動の責任は行動でとらせるのが一番ですから。」

「ちょ、ちょっとアイリ!?」

 

当然食いつくルクスだが、ここ数年ルクスが口げんかでアイリに勝てた例はないわけで…

 

「わ、わかったよ。僕が悪かったってば…」

「また私の勝ちです。兄さんが勝てる日はいつ来るのでしょうね。」

 

結局、白旗を挙げました。

 

「リーズシャルテ様の機体については教えてあげますから。勝ってくださいね、兄さん」

 

模擬戦前の機体チェックは必須とのことで機竜格納庫へルクスを案内するために応接室を出たアイリが告げる、そして、不意にルクスの方に振り向き―

 

「それに、誰にも負けたことがない、という点は兄さんも似たようなものでしょう?」

 

確信のこもった一言を発した。

 

そして、決闘の時がやってきた。

 




(重要)と書いたなだからって配分が多いとは限らんぞ。


ごめんなさい、リーズシャルテの方が長くなってしまったので、だるくなってしまったんです。ほんとすみません……

次回はできるだけ早く上げようと思います。

次回の決闘のあと設定を挟む予定です。
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