すみません、一話で決着まで持っていけませんでした!!
ではどうぞ!(やけくそ)
「それでは新王国第一王女リーズシャルテ対旧帝国第七皇子ルクスの機竜対抗試合をこれより執り行う!」
審判役の教官の宣言が行われ、ついにリーズシャルテ対ルクスの決闘が始まる。
模擬戦で使われる演習場は旧時代のコロシアムを彷彿させる形状をしており、観客席は固い格子と生徒が駆る
「なんでこんなに人がいるんだろう?」
ルクスは緊張していた。演習場には大勢の学園関係者がおり、すごい見世物にされている気分だった。
「なぜ私が決闘を挑んだか知りたいか?ルクス・アーカディア。」
「僕が旧帝国の王子だから?」
「それは私に駆ったら教えてやる。」
ルクスは不思議に思っていたことが一つあった。リーズシャルテの敵意の理由はあの事故の羞恥以外にもあるように感じることだ。
「えっと、戦いの前に確認してもいい?」
「何だよ?今更命乞いか?」
「殺す気だったの!?それはいろいろ問題あると思うよ!?…その、仮に引き分けだったらこの勝負、なかったことにしてくれる?」
「…………」
不意に彼女の気配が変わる。
「ふっ、私の気のせいか?この期に及んで、寝言が聞こえた気がしたが?」
「寝言じゃなくて、僕は本気で―――」
「そうか。なら、いいぞ?」
リーズシャルテは目を細め、
「私の正体に気づいて言っているなら、それでもいい」
射貫くような視線に、ぞくりとする。ただのお姫様じゃない!
「ルクス選手、接続の準備を!」
同時に聞こえた審判役の教官の声に促され、ルクスも仕方なく
「来たれ、力の象徴たる紋章の翼竜。わが剣に従い飛翔せよ、《ワイバーン》」
契約者の声を認識した刀身の銀線が、青白い光を帯びた。
キィン。と、光の粒子がルクスの前に集まり、蒼の機竜が姿を現す。
「
さらに呟くと、機竜の装甲が開きルクスの体を覆った。
機竜と同じように
竜を模した機械の装甲は、ルクスと一体化するように装着され、本人の体型より二回りほど大きな、
多大な戦力を秘めたその威光はしかし、対面から発生した巨大な威圧感にのまれた。
「そのもう一つの剣は飾りか?」
「ッ……!」
いわゆる汎用機竜と呼ばれる三種は
ルクスの《ワイバーン》より巨大な赤の機竜が、そこにはいた。
「新王国の王族専用機。神装機竜―《ティアマト》。この機竜は、そこいらのとはわけが違うぞ。」
神装機竜。
世界でそれぞれ一種しか存在が確認されていない、希少種の装甲機竜。
その性能は汎用機竜をはるかにしのぐが、同時に精神力と体力の消耗、操作難度も桁外れであるため、使用時の疲労で死ぬこともある。
故に、神装機竜を操作できるということは、それ自身唯一無二の才能であり、弛まぬ努力の証明である。
(大丈夫-まだ、やれるはず)
しかし、その事実を認めてもなお、ルクスは冷静だった。
ルクスの《ワイバーン》は
緊張が場を支配する。そして――
「
合図と同時に二機の
先に動いたリーズシャルテは飛び上がると同時に
「まさか、いきなり打つ気か…?」
ルクスは上昇を止め怪訝そうな顔をする。
ルクスはすでに十分な距離をとっている。しかし―
「ふっ…!」
ドウンッ!
いきなり打ってきた。しかしその軌道はわずかにそれている、どういうことだ?疑問を感じ硬直しているルクスに横から衝撃が走り、射線上に押し出された。
「なッ…!」
完全に虚を突かれた回避不能のタイミング。
防御に特化していても、最大充填の砲撃をまともに受けたら一発アウトだ。
とっさにルクスは
本来、破壊力を上げる行為ではあるが、そうすることで威力をそらし、自らも軌道上からはじかれる。
「う、あっ…!」
態勢を整えようとするルクスに高速の何かが飛んでくる。
破損しかけたブレードで何とか四つの飛来物を弾く。
「あれは―――!」
「あれをよけるとはな。プライドが傷ついたよ」
飛来物は昨日アイリから聞いた《ティアマト》の特殊武装《
単純だが、えげつねぇ…By作者
「正直あまく見ていた、だがそんな半壊状態のブレードで何ができる?もう一本の
「悪いけど―。こっちの剣は抜くわけにいかないんだ。だから、試合前言った通り、引き分けになったら手打ちにしてくれるかな?風呂のことは、ご、ごめん。謝るけど―」
ルクスの言葉を聞いたとたん、「なめられた」と感じたのだろうか、
「《ティアマト》よ!本性を顕せ!」
直後、光の粒子が集まり、《ティアマト》の右肩と右腕部に接続された。
「踊りは得意か?ルクス・アーカディア」
現れたのはアイリの話によると、普段は負担の大きさから使用を避けている付属武装《
「ちょ、ちょっと待ちなさい!相手を殺す気ですか!?いくら手加減しても模擬戦の域を超えてしまう!」
「だ、そうだが。降参は―――」
「いえ、僕からはまだ。」
慌てて審判役の教官が止めに入るが、ルクスははっきりと戦う意思を宣言した。
「ならば、この場で果てろ!旧帝国の誇りとともに!」
リーズシャルテは叫ぶと同時に
申し訳ありません。設定はこの戦いが終わった後に上げるつもりですので今しばらくお待ちを!
うーん、早くクルルシファーさんを出したい!
次話はいま大急ぎで編集中です。早く上げれるように頑張ります。