つくづく文才ないなぁ、と思う今日この頃です。
では、どうぞ
模擬戦が終了して数日後の朝、ルクスは学園内の
そこではリーシャが待っていた。依頼主はどうやら彼女のようだった。
「おお、ルクスか!やっと来たな、それじゃ」
ルクスの姿を認めたリーシャは腰に差していた二本の
「――降誕せよ。天地の対なる楔、穿たれし混沌の竜。《キメラティック・ワイバーン》!」
「…え?」
ルクスは聞いたことのない
そして、リーシャの唱えた
「《キメラティック・ワイバーン》…、こいつは私が
「作った!?」
ルクスの驚愕も当然である。
このような全く別の機竜を作るレベルの改造に成功した例など考えられるはずもない。
(リーシャ様ってホントに何者なんだろう?)
誠に失礼だが、そう考えざるを得なかったルクスであった。
「まあ、自慢話はこれくらいにするか。ほれ」
「これは、整備課に頼んでおいた僕の
ルクスの反応を十分楽しんだのか、リーシャは近くの机に置いてた
リーシャ、
「ありがとうございます!」
「ん…。そう喜ばれると、悪くはないな…も、もっと褒めて、頭を撫でてくれても――」
「え?」
リーシャは顔を赤めながらルクスの礼に何か言ったようだが、それはルクスには聞こえなかった。
「そ、それじゃ、ちゃんと動くかテストしてくれ」
「わかりました」
ルクスは
「――来たれ、力の象徴たる紋章の翼竜。我が剣に従い飛翔せよ、《ワイバーン》」
そして現れたのは――
「何ですかこれ!?」
外見が全く違った。まがまがしささえ感じさせる《ワイバーン》がそこにいた。
「どういうことですか!?」
「いや、いろいろ気になったから勝手に改造した。大体あれでは、
「僕は今までので慣れているんです!あと、この武装たちは!?」
「つけたくなったから付けた。結構レアなんだぞ?」
悪びれもせず告げるリーシャ。
「元に戻してください!!」
ルクスは何とかリーシャを説得しようと試んだ結果、リーシャはしぶしぶであったが元の自分の機竜に戻すことができたルクスであった。
「僕を『
寮内の食堂でルクスはリーシャとともに、昼食をとっていた。
「そうだ。あとで演習場に来い、入団試験をやるからな」
「僕、了承してませんよ…」
どうやら、先の機竜改造事件同様、勝手に話が進んでいるようだ。
そして、拒否もできないことも悟ったルクスであった。
『
『
ルクスの『雑用』にとっても有益なことだという。
「今は三年の大半が王都に演習に行ってる今がチャンスだ」
「どういうことですか?リーシャ様」
「団長がかなりの男嫌いなのよ」
突然沸いた声の主はクルルシファーだった。
「クルルシファーさん」
「こんにちは、ルクス君。話を戻すけど、『
「おい!私が説明しようと――」
リーシャがいきなり話に入り込んできたクルルシファーにかみつくが、そこに
「そうだな、『
「それに最後の条件の『
「Yes, ですから今日の入団試験でルクスさんの実力を示せば問題はないかと」
彼女たちもルクスの加入に賛成のようだ。
ルクスの逃げ道はすべて塞がれてしまった。
「なんで攻撃しないんだお前はー!?」
「すみませんリーシャ様…」
結果は不合格だった。というのもルクスは一切攻撃せずに対戦相手2人を翻弄し、先に対戦相手がへばってしまったのだ。
『
「っていうか、フィルフィもメンバーの一人だったんだ?」
投票の場には彼女もいたので、幼馴染みの少女に尋ねてみると――
「………」
無視だった。
「…フィ、フィルフィ?」
「……フィーちゃん、でしょ?」
「こ、ここでも言わせるの!?」
「うん」
「フィー…ちゃんは、強いの?」
結局ルクスは折れました。
「う~ん、普通かな?」
「強いわよ、彼女は。神装機竜《テュポーン》の使い手だもの。私の《ファフニール》と一緒でね」
「ええ…っ!?」
普段通りの声音でそう言ったフィルフィにクルルシファーが補足し、ルクスは思わず、口を開ける。
クルルシファーに関しては
この事実を前に、ルクスは内心困っていた。
(士官候補生である以上そこまで危険な任務は来ないと思ってたけど、神装機竜の使い手が三人…。それに十中八九、三年の団長も神装機竜の使い手で間違いないはず。)
士官候補生とはいえ、神装機竜の力は絶大だ。それが一部隊内に最低三機、もしくは四機だとすれば、任務の危険度が高いものも多いはず、ともすれば《ワイバーン》で対処できなくなる場面も多い。最悪の場合、あの機竜を使わないといけなくなるだろう。だが、ルクスには目的がある、あまり周囲に知られるわけにはいかない。
しかし、自分の周囲の少女たちからの期待を裏切るわけにもいかない。
(それでも僕は――)
ルクスは少女たちの輪から離れ、仮眠をとるため校舎内に戻っていった。
先に謝辞を
すみません、前回のあとがきではこの回の次に戦闘を持ってくる予定でしたが、無理でした。
次話はルクス出陣前までとなっております。
では、また!