全てが敵のこの世界で   作:味噌神のスペリア

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きずつくもの

鏡 真は一人の女子を助け

拠点にしている巡ヶ丘学院高等学校を目指していた。

 

圭「あの…先輩?」

 

「…どうした?」

 

圭「今 どこに向かっているんですか?」

 

「…巡ヶ丘学院高等学校…いま 俺たちが拠点にしている学校だ…三階が安全だから…三階の生徒会室を使っている」

 

圭「そうですか…あの 美紀は無事ですか?」

 

「あぁ…今 仲間の人が見ている…皆

学校に居るだろ…」

 

真は運転しながら

女子に話しかけた。

 

「…キミは…巡ヶ丘学院の2年か?」

 

圭「はい!私は、2年の祠堂 圭です…先輩は…」

 

「俺は…3年の鏡 真…」

 

真はサクラハリケーンを止めると

拠点にしている巡ヶ丘学院に到着した。

 

「夕方はゾンビがいる…急いで三階まで行くぞ」

 

圭「はい!」

 

真は圭と共に

三階の生活部に急ぐ

あんまりゾンビたちが居なかった為に

スムーズにバリケードを越え

三階まで辿り着く

 

「…大丈夫か?」

 

圭「は、はい…真先輩」

 

真と圭はゾンビに会う事は無く

無事に生活部に辿り着いた

真が生活部の扉を開くと

そこには、皆が居た

 

佐倉「鏡君!!無事でしたか!」

 

悠里「真君!無事でよかった…」

 

胡桃「心配かけやがって…無事でよかったよ」

 

由紀「まーくん!お帰りなさい!」

 

「…ただいま 皆」

 

真と圭は中に入ると

一人の少女が圭に抱き付く

 

美紀「圭…よかった…無事で…」

 

圭「ごめんね…美紀…心配かけて…」

 

美紀「ううん…圭が無事でよかった…」

 

「…ッ…佐倉先生…すいません…少し疲れたので

部屋に戻ります」

 

佐倉「え?あ、うん…鏡君 お疲れさま」

 

真は生活部から出ると

教室に戻り 鞄から医療品を取り出した

 

「…やっぱり…無茶し過ぎたか…」

 

真は服を脱ぐと

左腕が赤く腫れ

出血をしていた。

 

「…生身のマキシマムドライブは…危険だったか…」

 

真は布で出血した血を拭き

腫れた場所に薬を塗り

布を着け 包帯で巻いた。

 

 

「…俺は…守れたんだろうか……

…まだ…俺は…」

 

真は意識を失い

壁に凭れ 静かに眠った。

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

真っ赤に燃え上がる街

巡ヶ丘…そこには白衣の科学者たちがヘリから街を見下ろしていた。

 

 

「我々の実験は失敗に終わったのか」

 

「アンブレラ社が作り出したT-ウィルスを混ぜ

作り出した最新のウィルスが事故で

研究所に撒かれ

研究者たちはゾンビになり全滅…

日本政府は巡ヶ丘を封鎖隔離し

その場所が無かった事にしている」

 

「夢みたいな話だ…国民が信じる訳がない…それなら

隔離し 自然にゾンビたちが死ぬのを待てばいい」

 

「もう…生き残りなんかいませんしね」

 

 

科学者たちはそう言って

巡ヶ丘から離れていく。

 

 

 

 

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