あれから、真姫と言う少女と別れてから
俺は宛もなく歩くだけだった。
「はぐれ悪魔を倒したがいいが
そろそろコイツに餌を与えないとな…」
真が見る方向には鏡
その鏡に写る
黒い影 その影は竜の雄叫びを響かせながら
消える。
「ややこしい力を出してしまったけど…コイツは強力だからな…」
真が取り出したのは
龍の刻印が彫られた[カードデッキ]だった。
「餌を探すか…どこかにはぐれ悪魔ぐらいいるだろう…」
俺はふっと気付いた
何処からか聞こえる音
その音がする方向には
廃ビルがあった。
真は笑みを浮かべながら
その建物の中に入る。
『最近の人間は不味くて嫌だな…もっと旨い人間がいないかな?』
建物の中には
背中にコウモリの羽が付いて
ライオンみたいな化け物がいた。
「はぐれ悪魔か…」
『人間?貴様の肉は旨いのか?』
「さぁ?…俺には分からないな…」
『大人しく食べさせろ』
「断るさ…食べたいなら
俺に勝てばいい…」
真は懐から龍の刻印が彫られた[カードデッキ]を割れた窓ガラスに向け、ガラスに写された真の腰に黒いベルト[Vバックル]が装着される。
「…変身」
カードデッキをVバックルに入れると鏡像が真の体に重なり姿を変える。
全身が黒いボディに釣り上った赤い複眼。
黒龍の竜騎士[仮面ライダーリュウガ]
に変身した。
『姿が変わった?それだけ?』
化け物はリュウガに攻撃を仕掛けるが
リュウガはその攻撃を避け
すぐさま 蹴りをお見舞いする。
『ぐぇ!…痛い…人間が…俺を怒らせたな!!』
化け物は怒り
さっきよりも素早くなる…だが
真はその攻撃を紙一重で交わしながら
化け物の背後を取り
拳を力強く握り 化け物の背中を殴る。
リュウガは隙が出来ると
ベルトのデッキからカードを取り出し、左腕に付いてる龍の頭部を模した召喚機
[ブラックドラグバイザー]にカードを読み込ませる。
<<SWORD VENT>>
空から降ってきた黒い青竜刀
[ドラグセイバー]を右手でキャッチし
化け物の背中の羽を切り裂く
『ぐっ!?な、何で…俺は強いんだぞ…』
「強くないな…弱すぎる…」
リュウガはドラグセイバーで
化け物の爪を切り落とし
何回も切りつけると
化け物は痛みで叫びながら
怯む。
そして、リュウガはデッキから一枚のカードを取り出す
そのカードをブラックドラグバイザーにカードを読み込ませる。
<<FINAL VENT>>
「これで終わりだ…」
音声と共に自らの体が宙に浮き、
後ろからドラグブラッガーが黒炎を吐きキックの体制をしたリュウガに黒炎を纏わせ飛び蹴りを喰らわす
[ドラゴンライダーキック]が炸裂し爆散する。
『ぐっぁぁぁぁぁぁぁ!?!』
リュウガのドラゴンライダーキックが当たり
化け物は黒い炎で燃えながら
この世から散った。
「威力は加減したから体は残ってるな…」
すると、ドラグブラッカーは
化け物の遺体を掴み
鏡の世界に戻って行った。
「これからは…餌も残さないとな…」と呟きながら
真はその場から姿を消した。