非常口から出ると上に続く階段があり
真は急いで階段を登り屋上に向かう
そこには、銃で撃たれた優と
人質に取られた簪の姿があった
「優!簪!」
郷間「動くな!くっ…アイツめ
時間稼ぎもならんのか」
優「簪を…離せ…」
郷間「ふん 貴様みたいな化け物は早く殺して
科学者に手渡したほうがいい」
郷間は銃を優に向けると
簪は郷間の腕を噛み
簪は郷間から離れ
優の側に行く
簪「優は殺させない!!」
郷間「小娘が!!」
郷間は銃を簪に向ける
郷間「死ね!!!」
パン!と銃声が響き渡る
そして…
郷間「ぐっあ!!腕が…!?」
「…危なかったか…」
真はブレイクガンナーを懐から取り出し
速業で郷間が持つ 銃を狙った。
簪「真…!優!しっかりして!」
優「…簪……俺…もう…駄目かも知れない…
何だか…簪の顔が薄れて行くんだ…」
簪「やだ!駄目だよ!優!!しっかりして!」
優「…簪…覚えてる?…俺たちが出会った頃のこと…」
簪「うん…覚えてるよ…私が買い物をしてたら男の人たちにナンパされて…嫌がる私を助けてくれたのが優だったよね」
優「…うん…あの時から…俺は簪と出会ったあの時から…俺は簪に一目惚れだったんだ…ギルスになった時
簪は俺から離れなかった…俺はそれだけで嬉しかった……
だから…簪…これだけは言わせて欲しい…
大好き…だ…簪……」
優は眠るように静かに目を閉じた
簪「いや…いやぁぁぁぁぁ!!優!起きてよ!!
私…私も優が好き…大好き!だから、目を開けて!優!」
郷間「くっくっ…アハハハ!化け物は死んだ!!
これで 私の夢は叶う!!」
「…いい加減黙れ…この糞野郎」
郷間「何だ?餓鬼が誰に向かって 口を聞いている!」
「お前にだ!郷間 勇治!!お前は何も感じないのか!
人を殺して!そして、その二人の愛も壊して!」
郷間「ふん 化け物を殺して何が悪い?
逆に感謝されるさ!化け物を殺した英雄とな!」
「…化け物だと?化け物はお前だ!郷間 勇治!
お前こそが 金の欲に溺れ 人を殺す 人の皮を被った化け物だ!!」
郷間「貴様…何だいったい」
「俺は、仮面ライダーだ 覚えとけ」
すると、真の周りに光の玉が現れる。
【キミに僕の力を貸すよ!キミが守りたいと願う
キミの本気の魂を見せて貰った!さぁ、僕の力を!】
真は光の玉に印を結ぶと
光の玉は消え 一人の金色の鎧のパーカーゴーストになった。
真はスペクターアイコンを出し
ゴーストドライバーにセットする。
《アーイ!》
《バッチリミロー バッチリミロー》
「…変身」
《カイガン!スペクター!レディゴー!覚悟!ドキドキ!ゴースト!》
「来い!アギト!!」
スペクターが呼ぶと
アギトパーカーゴーストはゴーストドライバーの中に入り
一つのアイコンに変わった。
郷間「そんな姿で 何が出来る!出でよ!私のIS!」
郷間が叫ぶと
そこに居たのは、IS 打鉄を装備した郷間の姿だった。
郷間「ふはは!どうだ!私もISに乗れるのだ!
これが選ばれし力だ!そんな姿で私に勝てると思うな!」
「…アギト…力を使う!」
スペクターはスペクターアイコンを取り
アギトアイコンのスイッチを押し
ゴーストドライバーにセットした。
《アーイ!》
《バッチリミロー バッチリミロー》
《カイガン!アギト!目覚まし魂!神々の話 》
金色のパーカー燃えるような赤い瞳
そして金色の二本角『クロスホーン』
スペクターとは違う姿に変身した
そしてその姿は
《AGITΩ》
郷間「痩け落としだ!!」
郷間は一気に真に向かうが
真は、攻撃を受け止め
拳を郷間の顔に当てる。
「……はっ!」
郷間「ぐっあ!何だ!この力!」
「決める」
真はトリガーを引きまた挿す
《ダイカイガン!アギトオメガドライブ!》
アギトの頭のクロスホーンが裂け
六つに展開する。
するとアギトスペクターの足元には
金色の竜のような紋章が浮かび上がる
「ハァァ……!」
アギトスペクターは腰を低く落とし
呼吸を整え力を両足に集中させる。
地面の紋章もそれに呼応するかのごとく
両足に吸い込まれていく
郷間「チャンス!死ね!」
立ち上がった郷間はアギトスペクターに突撃する。
その姿は確定した自分の死に足掻こうとするようであった。
それを迎え撃つべくアギトスペクターは飛び上がり必殺技
『ライダーキック』を郷間に叩き込んだ
「ハッ!!!」
キックの直撃を受けた郷間はそのまま数メートル垂直に吹っ飛び、よれよれで立ち上がるももう力はなく
断末魔の叫びを上げ爆散した。
《オヤスミー》
変身を解除し
いつもの姿に戻った。
「……くそ…また守れなかった」
真はそう言い
自分
の不甲斐なさに痛く胸に刺さる。
そして、真はこの世界から消えた。