原作と通りかと思いきや
やぁ、俺は織斑一夏。
何の因果か展示されているISに触れたら反応してしまい、IS学園に通うこととなったピカピカの一年生だ。
ISに乗れることが解ってから数ヵ月後、学園で疎遠になってた幼馴染の箒と再会したり、月に数日しか返ってこない実姉が教師をしてたり、学園の教科書を間違えて捨てたとばれ実姉に叩かれたり、クラス代表を押しつけられたり、イギリス代表候補のオルコットと口論の末週末にクラス代表の座をかけてISで戦うこととなり、食堂で飯を食ってたら上級生の一人がISについて教えてくれそうになったけど箒がそれを突っぱねたり、何故か剣道場で大会優勝者の箒にボコられたり、宛がわれた部屋に入ったら半裸の箒が居て木刀でボコられたりといったことがあった。
凄いだろ、これたった一日の出来事なんだぜ?
さて、そんなことがあった次の日、俺……いや、俺たちのクラスは騒然となった。
それは…
「昨日のご無礼、誠に申し訳ありませんでした」
あのオルコットが教卓の前で頭を下げているんだ。
しかも、ジャパニーズ土下座。
いったいオルコットに何があった!?
「昨日までの私はどうかしておりました。一代表候補生でありながら他国を侮辱する発言をするなどあってはならないことです。もしこのことが切っ掛けで日本とイギリスで戦争が起きてしまったかと思うとゾッとします」
いや、流石にそこまではって千冬姉たちが頷いているってことは十分ありえるかもしれないってことか
「いや、オルコットさんがその…反省してるならもういいんじゃないか? な、皆!」
「え、う、うん」
「そうよね…」
「いえ、日本国民の方々への度重なるご無礼、到底許されるものではありませんわ!!」
まさか、腹を切るとか言わないよな?
「あの、オルコットs――」
「ですから、どうか」
「私を踏んでくださいまし!!!」
クラスの空気が凍りつく音が聞こえた気がした。
「さぁ、早く!!」
いつの間にか仰向けに寝転がり服従のポーズを取っているオルコット
ホント、昨日のうちに何があった!?
―――
――
―
「じゃまするゼ~」
「ダリル。入る時はノックをしてくださいと言ってるでしょう?」
「あ~、やだよめんどくセェ…」
「もう…、それでご用件はなんです?」
「ああ、これを持って来たんダ」
ホレ、と差し出された紙束を受け取り一通り目を通すと、これは自分では処理できないと今度は書類の山に囲まれている青年へとそれを渡した。
「会長、これの採決もお願いします」
「あ? また増えるのかよ…勘弁してくれって」
「頑張ってください」
「へいへい……あ、これの記入よろしく」
そう言うとある程度積み重ねた紙の束を床へと放り投げる。
すると―
「はい! わかりました!!」
水色の髪をした少女の元気な声が返ってきた。
「……あの、お嬢様。一応、重要書類なので床では無く机で―」
「何を言ってるの虚ちゃん!! 私は時雨会長の椅子なのよ!!!」
「……ソレ、何とかなりませんか?」
「寧ろ、コレ何とかしてくれないか?」
主の痴態に頭が痛いと手を額に当てる少女―布仏虚―がそう聞き、四つん這いになった少女の上に座る青年―言峰時雨―が嫌そうにそう聞き返した。
「まぁ、
「なんだダリル。手伝うならそこの山をプレゼントしてやるぞ」
「全力で断ル。昨日の件で2年のサラ・ウェルスキンから手紙を預かってきタ」
手渡された封筒を切って中から手紙を取り出す。
『昨日は後輩のセシリア・オルコットが大変ご迷惑をお掛けました。
彼女の先輩候補生として謝罪させて頂きます。
本当に申し訳ありませんでした。
今後、この様な事が無いようしっかりと言いつけますのでどうかお許しください。
P.S
マゾに堕ちた少女の治し方をご伝授してください。
いや、ホント、昔を知ってる分見てて辛いんです。
よろしくお願いします』
――と、書かれていた。
追伸部分に切実な願いが籠ってる感が凄く高い。
「……だからさ、寧ろ俺らが知りたいくらいなんだが?」
知ってたら楯無はこうはなって無い
筈?
「昨日の試合観てたけどサ~。奪った銃を鈍器として扱うなら兎も角、掴んだBT兵器で殴るのは流石にどうかと思うゾ?」
「…メンテナンス中で武装を持ってなかったから仕方ないだろう」
「だからって普通はやらなイ。試合の最中プライドがズタズタにされた顔してたゾ」
「んなもん知るか。忙しいってのに喧嘩売ってきやがって」
「はいはい、お口はチャックして手を動かしてください会長。ダリルも用がすんだら帰ってください」
「ヘイヘイ、悪かったナ。二人の邪魔をしちまっテ」
「なっ!? べ、別にそんなんじゃ///」
「おう、邪魔だ邪魔。さっさと愛の巣から出てけ」
「し、時雨君っ!!!///」
「んじゃ、ごゆっくり~お二人さん」
「も、もう二人ともっ!!!///」
顔を朱くして抗議する少女を見ながら思う。
―――ああ、楽しいな―――
まるで
「あら? ナチュラルに私外されてる? でも、悪くないわ///」
………色々台無しだ。
というわけで、時雨が2年早くISを起動し初の男性操縦者としてIS学園に入学という話でした。
無人機襲撃は(まだ)起きてませんが、候補生に喧嘩を売られたり、勘違いが広まったりと本編と似たような事は起きてます。
時雨はプレハブ小屋(ローン返済済み)で生活してます。
襲撃が起きてないので学年別トーナメントはシングル戦で、虚がまだ整備科生じゃないので当初はトリケロス等ありません。
時雨≠一夏と勘違いされてません。
何故似ているくらいにしか思われてません。
といった感じです。
前回同様、次話が更新され次第、番外編の所に移動させます。
ホント、時間がかかってしまいすみません。
【人物設定】
◆言峰時雨
夏休み明け位に女尊男卑に染まった前生徒会長に何の偶然か勝ってしまい、それ以降、「男がトップに居るのが許せない!!」と連戦連勝を繰り返すうちにメキメキと実力を着け歴代最強の生徒会長となってしまった。
ある程度立つと認められてきたが、それでもやはり日に十数人が挑んでくる。
◆セシリア・オルコット
男が学園のトップなんて許せない、どうせ大した実力なんて無いと見下して挑んだら精神的にも肉体的にもボコボコにされたあげく、冷たい眼差しで見下ろされ、虐げられること、見下されることに快感を覚えてしまった。
◆更識楯無
十七代目楯無にして2学年最強の実力を持つ。
「私ツエー!!」と若干中二病を患っていたが、学園に入学して暫くし家業として、学園を守るために生徒会長の座を手に入れようと時雨に挑んだら圧倒的な実力の前に敗北。
初めての敗北に屈辱を噛みしめ、幾度も挑んでは負ける度に屈伏されることに快感を覚えてしまった。
庶務として時雨専属の椅子になりながら雑務をこなし、普段はチシャ猫を思わせる悪戯好きな少女を振舞っている。
◆布仏 虚
3学年整備科主席にして生徒会副会長
何でも要領よくこなす才女で苦労人。
◆ダリル・ケイシー
3学年操縦科で学園№2の実力者
時雨とはISでのバトルで殴り合う仲
漢前
語尾がカタカナになる