勘違いの番外物語   作:壬生咲夜

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本編の方が行き詰まってしまったのでこちらを更新します!
タイトルの通り、勘違いが始まります

まぁ最初の方はちょっと原作を消化するのにダラダラとしてますが…


勘違いが始まる話

<中国からの転校生>

 

あれから結局、虐げられる事に快感を覚えた(マゾに堕ちた)セシリアでは任せる事は出来ないという事で、俺がクラス代表に就任した。

まぁ、そうだよな。俺が箒に木刀で殴られそうになったら進んで盾になったり、大丈夫かと声をかけたら「大丈夫ですわ。寧ろもっと強く…」や「優しくしないでくださいまし」と怒られたり、ある日は鎖のついた首輪をつけて誰かを探してたりとそんな人をトップに立たせるのは流石にちょっとな…。

 

それから暫くすると隣のクラスに中国に帰ってしまった二人目の幼馴染、“凰鈴音(ファン リンイン)”が転校してきた。

本当だったら入学式から居る筈だったけど、色々手間取って遅れてしまったらしい。

 

 

<クラス対抗戦にむけて>

 

対抗戦に向けての訓練。

意外な事にISでの戦闘ではセシリアはまともに相手をしてくれる。

ただ、斬りつける瞬間に嬉しそうな顔をするのだけは止めてほしい。

いや、ホント。箒が気味悪がって逃げるくらいだもん。

 

それでその……練習をしてたときになんだけど、リンと喧嘩をしてしまったんだ。

最初は些細なことだったと思うんだけど、その言い争ううちにリンのとある部分のことを悪く言ってしまったせいで大激怒。

部分展開した腕で思いっきり壁を殴りつけた。

 

筈だったんだけど…。

壁と拳との間にセシリアが入り込んでダメージを全て吸収。

勿論、セシリアは高揚な顔を浮かべてたさ。

 

あ、止めとけリン。

そんな汚物を見るような眼をしたら余計に喜ぶから…

 

その場は一旦有耶無耶になってクラス対抗戦で今回の件に蹴りをつけることになったんだ。

よし、頑張ってリンが言ってた“昔の約束”をちゃんと聞き出してやる!!

 

 

<無人機襲撃>

 

クラス対抗戦は中止になった。

一回戦…俺とリンとの試合の最中に無人機が現れたからだ。

その無人機は俺とリン、セシリアの三人で何とか倒した……そう思っていた。

 

「一夏、そいつまだ動いてる!!」

 

向けられた砲門には既にエネルギーが溜まっていて、今には発射しそうだ。

 

やられる!?

 

そう思って眼を瞑っていたけれど、いっこうにビームが飛んでこない。

まさか、セシリアが盾に?

恐る恐る眼を開けると、そこには細い剣の様なモノで串刺しにされた無人機があった。

 

いったい誰が?

 

ハイパーセンサーをフル稼働にして探索するとアリーナの出入口に紫色のISを纏った銀髪の人の後ろ姿があった。

慌てて声をかけようとしたけど、もうそこにあの人はいなくなっていた。

 

 

<探し人は…>

 

あれから数週間がたったけど未だにあの人とは会えていない。

あの人は誰なんだろう。千冬姉に聞いたけど、「やつは忙しい」と取り合ってくれない。

会いたい。会って直接お礼を言いたい。

どうして千冬姉は会わせてくれないんだろう……。

 

「一夏!!」

 

お、おおう。どうしたシャルル。そんな大きな声出して

 

「何回も呼んでるのに返事しないからだよ」

 

そ、そうだったのか。悪いな

 

「もう…」

 

こいつはついこの間、俺たちのクラスに転校してきたシャルル・デュノア。

フランスの代表候補生で新しい俺の相部屋の相手だ。

中性的な顔立ちで優しい性格をから女子の間で大人気とクラスの誰かが言ってた。

 

もう一人、シャルルと一緒に転校してきたのが居て、名前はラウラ・ボーデヴィッヒ。

ドイツの代表候補生で現役の軍人らしい。

そして「お前が教官の弟など私は認めない」とビンタされた。

理由はたぶん……

 

「一夏、始まるみたいだよ」

 

おっと、いけねえ。

また考えに没頭してたよ。

 

あ、言い忘れてたけど、今俺たちがいるのは体育館で全校生徒が集まっている。

500人以上の女子が集まってるから結構香水の匂いがキツイのはここだけの内緒な。

 

「これより、生徒会からのお知らせを始めます。生徒会長、よろしくお願いします」

 

………

……

あの、生徒会長出てこないんですけど

 

「会長?」

 

聞こえなかったのかと眼鏡をかけた綺麗な女性がもう一度呼ぶけど出てこない。

 

「時雨会長!」

 

あ、会長さんは時雨って言うんだ。

でも名前と名字どっち?

 

「………起きろバ会長!!!!!!!」

 

「「「「「(えぇぇぇえええええ!!!!!????」」」」」

 

マ、マイクを投げた!?

 

「っ~何すんだよ。副会長」

「マイクパスです」

 

「「「「「(マイクパス!!!!????)」」」」」

 

「なら仕方がない」

 

「「「「「(いいんだ!!!!????)」」」」」

 

ようやく始まるのかと檀上にあがった人物をみて固まった。

 

俺と……同じ、顔?

 

箒やリン、シャルルやクラスメイトの皆も驚いて俺の方を見ては檀上にいる男性を見比べる。

ヒソヒソと話しているみたいだけれども、正直みんなの声も読み上げられる知らせも全く耳に入ってこない。

それくらい混乱していた。

あの人は一体誰なんだ? 銀髪ってことはもしかしてあの人がこの間助けてくれた人なのか? というか俺以外にも男子生徒がいたんだ。

でもどうして俺と同じ顔? いや、あっちの方が少し大人っぽいから全く同じとは言わないけど、俺があと数年したらあんな顔立ちになるのか?

 

 

……ん?

 

 

 

<俺は悪くない!!>

 

ふぁ~………ねむっ…

 

「しっかりしてください会長」

 

だってな~徹夜明けだぜ? 生徒に仕事振り過ぎだろこの学園。

嫌がらせか? 嫌がらせだろ。嫌がらせに決まっている。嫌がらせじゃなきゃおかしい。嫌がらせだと言え。

 

「…あなたも3年生ですけど、かといってヤンデレ五段活用で言わないでください。周りが恐がってます」

 

もうやだ。戻ったら寝る。絶対に寝る。

ということで膝枕を所望する。胸枕でも可。

 

「な、何をバカな事を言ってるんですか!!///」

 

ちぇ~残念

 

「あ、あの!!」

 

………誰、こいつ?

 

「はぁ……、例の新しい男性適合者の“織斑一夏”君です会長」

 

んあ~~……………あったなそんな資料。

確か織斑先生の弟さんだっけ?

重要事項だから忘れるなって言われてもな~。

あ~はいはい、俺が悪うございましたからジト眼で視ないの。

 

で、その弟さんが俺に何のy――

 

「兄さん!!」

 

……は?

 

「兄さんなんだろう!!」

 

…何言ってんのこいつ?

 

「私に聞かれても解りませんよ」

 

だよな~。

 

「隠さなくたっていい。もう解ってるから」

 

いや、解ってねぇよ。

 

「最近千冬姉が全然帰ってこないのも生き別れの兄さんを見つけて長い間離れ離れになった絆を埋めるのと男性適合者で色んな国から狙われてるから偽名使って身分を隠しているからなんだろう?」

 

………。

 

「髪がそんなに真っ白になるくらい苦労してきたんだろう? 大丈夫解ってる。千冬姉が兄さんを優先してたからって嫉妬何てしないさ。だって俺たちは兄弟なんだkぼろうぇ!!???」

 

 

殴った俺は悪くない筈だ。

 

 




ということで、一夏が時雨を兄だと勘違いしました!!
今まで一夏が時雨の存在を知らなかったのも、千冬がISに関わらせたくなかたからほかに男性操縦者がいることも知らず、学園では時雨が書類に忙殺されてたので知らなかったということで…。

最後の方少し投げやりでしたかね?
私の中の考えでは2~3話ほど書いたら過去編(時雨らが入学してからの話)を書こうと思ってます。
一応、次回は別の人視点で書く予定です。

【補足】
◆細い剣の様なモノ
黒鍵を投げました

◆紫色のIS
時雨が一夏だと勘違いされてないので他の機体を使ってます。
イメージはまた後ほど…

◆金銀コンビ
千冬が病んでないので原作通りに転校してきました。

◆ヤンデレ五段活用
カオスでヘッドな妄想科学NVLに登場するヒロインが使用



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