前回、虚が妹に
生徒会一番の戦力が機能停止したせい仕事が溜まるわ溜まる。
お陰でここ暫く椅子に座りっぱなしでケツも痛い。
流石にこの状況はマズイ。
という事で全ての仕事を楯無に“お願い”し、丸一日かけて慰めて漸く再起動してくれた。
ナニをしたのかは聞くな。
生徒会一の戦力が復活してくれたお陰で、見る見るうちに書類の山が消えていき―――
「これで最後です。お疲れ様です会長」
たった今、最後の書類にサインをした。
よ、漸く終わった。
今回は流石にヤバかったな…
「すみません、忙しい時期だというのに私情で仕事を離れてしまい…」
ああ、いいっていいって
一番悪いのは仕事を押し付ける学園側だ。
あのクソジジィ、タヒねばいいのに…
「もう、ダメですよそんなこと言っては……せめて永久脱毛すればいいのにくらいがよろしいかと」
…お前、口悪くなったよな。
「フフ、誰かさんに影響されたのかもしれませんね」
うっせ…
「お嬢様もお疲れ様です」
「いやぁ、優しく、しないでぇ……」
「お、お嬢様? 何をしたんですか会長」
別に……ただ、“すっごく優しく丁寧にお願いした”だけだが?
「鬼ですか貴方は…」
ただの外道です。
にしても今年の忙しさは異常だろ。
「活動履歴を読んだかぎりですと、私たちが入学したとき以上みたいですね」
だろうな…。
「新しい男性操縦士が見つかっただけでなく、それが初代ブリュンヒルデの…織斑先生の御姉弟ときてますから、話題も呼ぶかと…」
ふ~ん、ブリュンヒルデ、ね…。
赴任したての頃の残念な姿を知ってるからどうもピンっと来ないんだよな。
「クスッ、あの頃はあの頃で凄かったですよね。会長が織斑先生を誑かせたとか、独占してるという噂が流れて…」
片っ端から喧嘩を買ってたら気付けば会長職。
ホント、姉弟揃って勘違いで被害をくれるよな…
「切っ掛けは本当に勘違いでしたからね…」
ハァ…勘弁してほしいよ。
そういや、もう直ぐ学年別トーナメントだっけ?
「ええ、例の無人機襲撃の件を考慮し、今回はタッグマッチ形式で行うようにと通達が届いてます」
ハイ、面倒な仕事増えた!!
もう、ホント頭が痛いよ。
「アハハ…頑張ってください会長」
あ、そうだ。今日の分はもうお終いだろ?
久々に一緒に飯でも食わないか? 勿論、二人で
「っはい、喜んd――」
まさに虚から返事が返ってきたときだった。
《緊急速報、緊急速報。第二アリーナのシールドバリアーが一部破壊されました!!》
……は?
《バリアーを破壊したのは1年男子。なお、専用機持ち同士の無許可の私闘が行われている模様!!》
…Jesus 余計な仕事増やしやがって…
虚、織斑先生に全額請求させるようにしとけ。
「了解です。ボーナスすら無くなるよう手引きしてみせます」
楯無、俺が馬鹿共を沈めてる間に一連の騒動について裏付けを取ってこい。
「ワン!」
この後、全員で請求が織斑千冬に行くよう裏工作に励みました。