◆part1 IS IF①
雨か……
雨にはあまりいい思い出は無い
龍田たちが誘拐された時、世話になった部隊が壊滅した時、阿礼と初めて戦った時、片目を失った時、施設の奴らを利用して復讐した時、初めて人を――大切な人を殺してしまった時もだ。
……そういえば、あの子が死んだ時もこんな雨が降ってたっけ――
「――見つけた」
「っまさかお前」
「許さない…貴方だけは絶対に許さない!!!」
「さぁ、素敵なパーティ始めましょう!」
―平穏を迎えた学園に訪れた新たな牙―
「ハァァァァアアア!!!」
「っちぃ」
「っ何よあの動き!? 速すぎるわ!」
「…あれが、時雨の本気」
―それは過去からの復讐者だった―
「生きて、いたんだな…」
「…時雨、あの子は?」
「……俺がまだ施設に居た頃仲の良かったメンバーの一人だ」
「…そう」
「殺したと思ったんだけどな…」
「…え?」
「いや、何でもない」
―語られる時雨の本音―
「あの子がああなったのは俺のせいだ。俺がアイツを殺したから、皆を護れなかったから」
「ことみ~…」
「あの子にだったら、いやあの施設出身の奴らにだったら殺されてもいい。それだけの事を俺はした」
「言峰君、それは!!」
「わかってるさ。復讐は何も生まないってのは何より一番わかってる。俺にはもう“帰る場所”も”大切なヒト”が居る。だから殺されるわけにも、死ぬわけにもいかない」
「うわ~惚気だよ惚気~」
「あ~あ、コーヒーが欲しくなるわ」
「うっせ……(だからこそ、俺はあの子を…)」
―そして物語は最終局面へ――
「お前が俺の事を憎む気持ちも解る。かつての俺がそうだったからな」
「ガルルルrrr―」
「だから、かかって来いよ。俺がお前を――」
「
「ッポイ!?」
“インフィニット・ストラトス ~復讐者の牙~”
始まる、のか?
◆part2 IS IF②
≪作戦エリアに突入≫
「出撃まで60秒、各員出撃態勢。作戦に従い、速やかに目標を排除する。用意はいいな!!」
「「「了解!!」」」
「フッ…思えば、お前らとの付き合いも随分と経つな」
「おや~、物思いにふけるだなんて余裕ザンスね~クソ外道」
「というか似合いませんね」
「「うんうん」」
「うっせ………父と子と精霊の御名において全員の健闘と再開を祈ろう。Amen」
「「「「「Amen」」」」」
「交戦規定αを開始する!!」
20XX年、突然ヤツは現れた。
ヤツは他の生命に取りついて乗っ取り、他のモノを襲い命が危なくなったら別の生命に取りつきまた襲いかかる。
例え確実に倒したとしても、ヤツはいつの間にか別の生命体を乗っ取って現れた。
ヤツに襲われた者は身体を乗っ取られるか、感染し生きた屍となり人を襲う一種のゾンビへと化す。
いつしか各国ではいかなる犠牲を払おうともヤツの殲滅は絶対だと言う暗黙のルールが出来ていた。
「どうやらヤツは九州に現れたようだな……どうなると思う時雨」
「このままだと良くて焼夷弾の嵐、最悪交戦規定αが発令されるだろうな」
「ちょ、ちょっとまってよ! 私の家族はまだあそこにいるのよ!」
「そうか…それは残念だったな」
「残念? そんなふざけないで!! 人の命を家族をなんだと思ってるの!!」
「ふざけているのはどちらだ? ヤツは生かしておいてはならない。でなければこの国が沈む事になる」
戦乱のきっかけは一人の男のミスだった。
「お、俺がアイツを逃がしたからだ」
「一夏は悪くない。お前はただ乗っ取られた子を助けようとしただけだ」
「でも、それでたくさんの人が―「そうだな、お前のせいだ織斑。お前がつまらない正義感を振りかざしたせいで大勢死んだ」―っ!?」
「言峰、貴様ぁあ!!」
「事実だろう? まぁ、罪の意識に潰されそうだって言うなら慰めてやるよ。ありがとう、お前のお陰で俺たちは大々的にヤツと殺し合うことができる」
「お前ぇぇぇえええええ!!!!」
進化と成長を続けるヤツに対し防戦一方となった人類はその数を減らしていく。
「…日本が墜ちてもう半年」
「帰りたいよかんちゃん。日本に、あの頃に帰りたいよ~」
「…本音。私も帰りたい。帰ってお姉ちゃんに会いたい」
―愛する妹を、生徒を逃がすために散った少女―
「っここまでみたいっぽい…」
「夕立ィ!!!!」
「バイバイ、お兄ちゃん」
―和解した兄妹の別れ―
「クソったれが…」
「時雨君!!」
「イリナ、ゼノヴィア。先輩を頼む……」
「「ええ/任せろ」」
「放して下さい!」
「……約束通り、解釈は頼んだぜフリード」
「へい、ませときなクソ外道。キレイに首をちょんぱしてやるぜ!!」
「……ありがとな」
「っ礼なんて言うなバカ野郎……」
インフィニット・ストラトス 災禍の鎧
人類の終わり
◆part3 リリカル編
「元クラスメートを問答無用で殴って働かせるのってどう思うよ“シスコン剣士”」
「黙って働け、外道神父」
舞台は海鳴市
無事に昇級試験を受かった時雨であったが、帰国して早々元クラスメイト(女)に泣きつかれ、動けないところを別のクラスメイトに殴られ、あろうことか喫茶店で働かされていた。
「そういえば、夜の公園でお前の妹みかけたぞ。魔女っ子のコスプレして“リリかるなちゃら”って杖を振り回してた」
「…なのは、何故そんなことを」
「やっぱ“血”じゃね? 前にお前、“神速”使った後に『お前はもう死んでいる』って遊んだらしいじゃん」
「ギャァァァァア!!!??? なぜ、お前が知っている!!!??」
「え、高町君。そんなことしてたの? (ニヤニヤ」
「安心しろ高町。志郎さんも昔、某時代劇の影響を受けて鋼糸と飛針で仕事人ごっこしてたらしいから」
「うわぁぁぁああああ!!!?? 昔の自分が今の僕を苦しめるぅぅぅううう!!!」
「あらあら、貴方ってば(ニコニコ」
―――
「その宝石を渡して下さい」
「痛い目にあいたくなかったらさっさと渡しな!」
「(うわぁ……夜の道端で水着と犬耳露出のレイヤーとか痛すぎる)」
帰り道で突然現れた二人を痛々しい目で見る時雨。
流石に可愛そうなので適当に話してバックレようと思ったが、お土産のシュークリームを無残な姿にされ、思わず幼女の持ってた杖を奪って叩き折った。
「そ、んな……リニスから貰ったデバイスが…」
「あんたなんてことするんだい!!」
「俺は悪くない」
―――
「あんちゃん、あんちゃん! ウチの持ってた本からスパッツ姿の美人と美女と幼女とおじさんが出てきたんや!!」
「寝言は寝て言え子狸」
「「「「お待ちください主!!」」」」
「あ、もしもし、警察ですか?」
「「「「ちょ、待っ!!!???」」」」
少しだけ早い“闇の書”の眼覚め
「つまり、ウチが主でお母さんってワケやな!!」
「いえ、そのニュアンスはちょっと違うのですが…」
「これは責任持たなアカンな! 先ずはこの子たちの部屋と服を…」
「いえ、それには及びません。我らは騎士です休息も食事もふy――「「ほう、つまり24時間常に働けるうえに衣食住が必要ない労働が4人も!!」」――というわけではなく、やはり我々も人なので休息が欲しいです」
「「「(シグナムェ……)」」」
―――
「さぁ、出来たぞ(コトッ」
「食べたまえ(コトッ」
「アハッ、麻婆だ~♪ 辛い!? 辛くて痛いけど食べたい!! 食べたいの!! もっと、もっと頂戴!!」
「いやぁぁああ!!! ロッテをロッテを元に戻してぇえええ!!」
「「断る」」
外道sに捕まった哀れな子猫たち
―――
「…さて、一応弁明を聞いておこう」
「だが、それが君の最後の言葉になると思え」
「ち、違うんです。てっきりなn―「「あ゛?」」―お、お嬢さんはボクの正体をしってるとばかり…悪いのはボクじゃない。無警戒で目の前で着替えたり、お風呂に連れ込んだなのはが悪い!!」
「……ユーノ君、サイッテー」
変身がバレ、窮地に落されたフェレット
「裁判長、判定は?」
「
「し、死んでたまるかぁぁぁぁああああ!!!」
「「待てやクソイタチ!!!」
「フェレットです!!」
―――
「まさか、お前が立ちはだかるとはな」
「これもまた一つのFATEなのかもしれん」
「ウフッ、かかってくるとイイネ綺礼、時雨」
「勝たせてもらおうか」
「覚悟しろよ魃店長!!」
「「「
ある意味、この世の終わりかもしれない。
外道神父麻婆時雨
今、麻婆が世界を揺るがす
タイトルの通りエイプリールフールネタです。冗談です。こんな話の続きなんて書きませんからね?
一応、簡単に説明をしますと
IS IF①は復讐に囚われた夕立を時雨が救おうとする話。
因みに、作者の中では姉妹全員、アホな長女大好きという設定です。
IS IF②はファフナーとアクセル・ワールドといった幾つかの作品のネタを混ぜたモノです。フェストゥムをディザスターに、感染したモノはゾンビと化します。
IF①の夕立と和解しますが、幾つかのキャラと共に死亡。
一夏のミスの件ですが、大雑把にいうと“乗っ取られた少女を始末しようとした時雨らを邪魔して逃がした”といった感じですkじゃね。
リリカル編ではISとの関係は一切なく、普通に高校を卒業し神父食に就き、帰国したタイミングで無印編がはじまるが、基本的に外道らによって乱闘されるといった感じです。