戦場のヴァルキュリア ✖️ おひげのホワイトドール ロランとガリアと月の蝶のおとぎ話 作:溶けない氷
ガリア?ガリア戦記?戦場の・・・という連想から始まった今作
どうするかは未定 白ヒゲはあんまり戦闘で活躍させたくないのが本心。
ヒゲだからね。でもとんでも性能は発揮させたい矛盾
ヴァルキュリア側 白ヒゲ側 双方の設定はゲーム・アニメ準拠ですが
前者にアニメ版・後者に小説版まじってます。
・・・・・
刻が未来に進むと 誰が決めたんだ
戦場のヴァルキュリア ✖️ おひげのホワイトドール
昔々、私たちダルクス人はそれはそれは豊かな恵みの溢れる大地「恵みの園」と呼ばれるところに住んでいました。
けれどもある時、神様が絶対に開けてはいけないとおっしゃった宝箱の蓋をダルクス人は開けてしまったのです。
箱には悪霊が封印されていたのです。
そんなもの人の手の届くところに置いとくなよとか、鍵くらいしっかり掛けとけとか突っ込んでも仕方ありません、おとぎ話なのですから。
封印の箱から飛び出た悪霊たちは99日もの間大地を荒らし周り、
美しい恵みの園も森もすっかり荒れ果て焼けてしまいました。
この様を見た神様は大層お怒りになり、天上から蒼の天使ヴァルキュリア達をお遣わしになりました。
99日間も自分の庭を荒らされて気づかなかった神様も大概ですけどね。
悪霊たちと蒼の天使ヴァルキュリア達は地上で大戦争をしました。
文字通り凄い大戦争です、地は裂け 海は干上がり 天空は真っ暗になってしまい雷がそこらじゅうで鳴り響いています。
ところで神様、被害がむしろ拡大してるような気がするんですが。
さて、自分たちが住んでいるところでこんな大戦争をされたらダルクス人はたまったもんじゃありませんよね、いくら自分達の蒔いた種だとはいえあんまりです。
ダルクス人達は神様にこうお願いしました
「私たちを守ってくれる天使様を新しく遣わしてください、ヴァルキュリア達は私たちを気にかけてくださりませんので。
新しい天使様についでに大地を蘇らせていただければもっと良いのですが。」
なんとも虫のいい話です、でもそこらへんは神様なのでダルクス人達のお願いを聞き届けて新しい天使様を遣わしました。
新しい天使様は巨人でした、身の丈がダルクスの男の10倍はあろうかという巨人です。
しかも白い鎧に身を包み、光る蝶の羽を持っておられました。ご丁寧にご立派なお髭までつけています。
ここまでくればもう立派な天使です、疑いの余地はありませんよね。
天使というと鳥の羽を生やしているものだって?でも蝶の羽の方が綺麗ですよね!?(逆ギレ)
さて蝶の羽持つ天使様は大地を荒らしまわる悪霊たちとヴァルキュリア達にこう仰られました。「この地は彼らダルクス人の大地、争う者たちよここより去れ。さもなくば我が光の剣と矢にて汝らを悉く討ち滅ぼさん。」
なんという物々しく神々しい仰られ方、さすがは一人で最後に登場された真打の天使様です。
そんなお方の言葉を耳にして悪霊たちとヴァルキュリア達は恐れをなして退散・・・・はしませんでした。
むしろ「やれるもんならやってみろ。」とばかりに蝶の天使様にも襲いかかってきます。
無茶苦茶です。
悪霊VSヴァルキュリアVS蝶の天使様 のファイナルファイトです、場外乱闘です。
戦いはさらに続き、最後には悪霊たちもヴァルキュリア達もすっかりへとへとになってどこかに身を隠してしまいました。
蝶の天使様もこの戦いで傷つき、その傷を癒すために天へとお帰りになられたのです。
でも去り際にこう仰られました
「哀れなダルクスの子らよ、私は天に帰る。だが汝らとその子らのためにこの荒れ果てた大地を我が月の蝶によって少しなりとも癒そう。」
そしてその大きな大きな蝶の羽をおひろげになって大地を包むと、荒れ果てた大地には緑が蘇り川には清水が流れ始めたのです。
「これにて我が力はすべて尽きた。だがダルクスの子らよ、いつの日にか私は復活する。そして汝らの前に真のダルクスの王と巫女らと共に姿を現し地に平和を人に安らぎをもたらそう。」
こうして蝶の天使様は天上へとお帰りになられたのです。
ですが良いことばかりではありません、地上に残ったヴァルキュリア達はダルクスを責めます
「お前たちの邪な欲望のために地上が焼かれたのだ、報いを受けるが良い!」
被害を拡大させた自分たちの責任は棚に上げてこれです、理不尽といえば理不尽です。
こうして私たちダルクス人は今に至るまでヨーロッパの他の人たちから大地を邪法で焼いた民族として迫害されるようになったのです。
ですが希望はあります。
いつの日にか、蝶の天使様が私たちの前に再びそのお姿を表す日が・・・・
書き込みがある・・・・『『ヴァルキュリア信徒の一般的な伝承からはかけ離れている上にヴァルキュリアにも大地を焼いた責任があるとしているため、この話は決して非ダルクス人には知られてはならない。ダルクス人達への迫害を加速させる恐れが・・・』』
イサラの書庫にあった粗末な紙に印刷された本より