〜さとりの妹〜
気づいたらボロい家の中にいた。
家の中は木で出来てあり、天井はとても高い。・・・高過ぎないか?
このまま寝ていても仕方ないか。
俺は体を起こそうとして その異変に気付いた。
体が動かないだと!? 心なしか体軽いし! あれか!? 俺のアパートが爆発事故に巻き込まれたんだけどもう俺はもう助からない的なやつか!? あー、ありがとう。 次の人生はもっとゆったりしたかったぜ・・・。
そうして俺は目を閉じた。
目を覚ますとそこには女と男がいた。 女の方はピンク色の髪でロングの胸がかなりでかい女性。 目がたれ目で可愛い感じだ。男の方は青色の髪で短髪。 イケメン。
クソ! 何かむかつく! 髪染めてる人でこんな派手な色が似合ってる人始めて見たわ。 というかだれ!? しかも身長でかいし! 身長10メートルくらいか? しかもどっちとも美人だし! 羨ましい!! おっと、大人が情けないな。 にしてもでかいな。 巨人族っていたんだね! 勉強になったよ!
俺が興味津々に2人を観察していると女の方が俺に近づいてきた。 ジロジロ見られるのは誰でも嫌かと今更なことを考えながらお礼を言ってみた。
「だあだぁばぶべ、ばあべぼ」(助けていただき、ありがとうございます。)
絶望した。
命の恩人にまともに喋ることができないなんて・・・。
自分の情けなさに絶望していると女が近づいてきて俺を抱っこした。
え!? この年で抱っこ!?恥ずかしいんだけど。というかどういう状況なわけ?あ、やっぱり俺は死んだんだな。で、この二人は神様なんだな。なんで気づかなかったんだろう。巨人族なんているわけないじゃん。
「あらあら〜どうしたの?ママでちゅよ〜」
ん?ママ?お母さん?いやいや、俺の母さんもっと老けてるし、いくら神様と言っても馬鹿にし過ぎじゃない?
「まだ赤ちゃんなんだからそんなことわからないに決まってるだろ〜。」
イケメンがなんか言ってる。
「もう、パパったら夢がないのね。愛があればどうにかなるのよ!」
理解した。
この女馬鹿だな。というか、二人が夫婦なのは分かった。俺が子供というジョークを信じさせたいらしい。何のメリットがあるのか。理解できないな。女は俺に顔を近づけてくる。そして、ご機嫌なのか嬉しそうに俺を抱っこする。あれ?待てよ。 俺の身長とか考えるとおかしくない? 俺は自分の体を確かようとする。・・・あ、俺赤ちゃんになってる。 ついに俺の頭がおかしくなったのか。それとも現実か。
「ふふ、可愛いわね。顔はどっちに似るのかしらね?」
パパと呼ばれてる男はフッとにやけながら言う。
「俺だな。間違いない」
「なんでかしら?やっぱり髪の色?」
「それもあるが、さとりはお前に似ているから次は俺と考えてもいいだろ?」
「それもそうね〜、まぁ〜将来が楽しみね〜。」
勝手に話が進んでいく。 全く話についていけない。 俺がこの夫婦の子供としたら、さとりという兄が姉がいるというのは分かった。 たぶん姉だな。
「この子の名前は、どうする〜?」
俺の名前決まってないのか・・・。
「俺はことりでいいと思う。」
「ふふ、決まりね。あなたは、
古明地 ことりよ〜。」
こうして俺の名が決まった。
ん? 俺ってまさか女なのか?