魔法少女リリカルなのは~チートな主人公の頑張り物語~   作:てりー

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第十五話

前回のあらすじ:管理局待遇の魔導師になりました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

SIDEプレシア

 

終わりが近い

 

この身体はもう限界

 

せめて、せめてフェイトに教えたい

 

フェイト個人として、どうやって生きていくかを

 

でも、私が出来る方法は限られている

 

なら、私がやれる道で精一杯作っていこう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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チョポチョポチョポチョポ……コーン

 

やはりいい音だ

 

俺は、また艦長室でお茶を飲んでいる

 

リンディさんに自分の力を話すために

 

先になのはとユーノが話したが、リンディさんは熱心に聞いていたものの、どこか投げやりな感じがした

 

さて、リンディさんと話す前になのは達との会話から、リンディさん達がどこまで知っているかを確認しておこう

 

まず、木の化け物との戦いのことを最初に話していたから、あの戦いのことは知っている

 

ということは『転輪する勝利の剣

エクスカリバー・ガラティーン

』のことは知っているだろう

 

 

そして、それ以前についてあまり突っ込んでこなかったから、あの戦いしか知らないのだろう

 

ということは、『複製』の魔術は知られていないわけだし、とにかくガラティーンを誤魔化せば話しが収まると考えられるな

 

 

「じゃあ、次は剣介さんね

 

まず、あの爆発した剣は何だったのですか?」

 

 

早速その質問か

 

 

「はい、あれは俺個人が保有しているデバイスですね」

 

 

【け……けん君、嘘は駄目だよ】

 

 

なのはから念話がくるけど気にしない

 

リンディさんの表情は変わらないから何を考えているか分からないが、魔術を知らない以上押し切れるはず

 

 

「では、何故待機状態で近くに置いておかず、背後の何かから取り出したのでしょうか?」

 

 

ふむ、これも想定内

 

 

「俺は転移魔法ができるので近くに置いておいてなくしてしまうより、そこから取り出したほうが効率がいいと考えているからです

 

背後から取り出したように見えるのは……俗に言うモーションですかね」

 

 

こういえば、効果的な質問はえきなくなるは……ず

 

何故、余裕の表情をしているんだ?

 

 

「剣介さん……茶番はやめにしましょう」

 

 

……どういうことだ?

 

 

「剣介さんの使った道具は、宝具と呼ばれるものでしょう」

 

 

なんで……なんで宝具がばれているんだ!?

 

 

「あの剣を取り出す行為も魔法ではなく魔術なのでしょう?」

 

 

落ち着け、まず相手は魔術を知っている

 

これはありえるのか?

 

この世界に魔術は無いはずでは……ない

 

これは俺が勝手に思いこんでいただけで、本当はあるのかもしれない

 

裏の世界なんてなのはが知っている訳もないし

 

士郎さん達だって系統が違うから知らないだけなのかもしれない

 

でも、ならば何故最初から、魔法ではなく魔術ではないのかと聞かなかった?

 

もしかしたら、確証がとれていなかったからかもしれない

 

しかし……

 

とりあえず何故魔術をしっているのかを聞いてみよう

 

 

「何故、魔術を知っているんですか?」

 

 

「それは、肯定の合図ですよね」

 

 

あぁ、そうだよ

 

 

「そうです

 

ですが、まずはそちらの話を聞いてからでもよろしいですか?」

 

 

向こうとしても話してはいけない理由があるわけではないのだろう

 

あっさりと話してくれた

 

 

「いいでしょう

 

まずは、この時空管理局の黎明期まで話が飛びます」

 

 

約65年前、伝説の三提督と呼ばれる人達がいたらしい

 

その人達が管理局をまとめ上げた張本人なのだが、更にもう一人

 

 

黄金の鎧を身にまとい

 

空間を穿つ短剣で、無限の光弾を放つ

 

流れる銀の髪を後ろに束ねた、伝説の提督がいたらしい

 

 

その名も

 

『ホセ・マヌエル』

 

初代魔術研究室室長

 

現在、この研究室は無くなってしまったが

 

今でも、この研究所に在籍していた多くの人は、魔術の特異性を生かしてそれなりの地位に着いている人が多いらしい

 

 

これを聞いてゼル爺の宝石剣を思い出したが

 

原作でも物になる弟子がいなかったと言っていたのを思い出し、その考えを否定する

 

 

リンディさんは、魔術回路が無かったため研究室に入ることはなかったが

 

個人的には親しくしていたらしい

 

今はどこにいるのか聞いてみたが

 

リンディさんが17歳になった次の日

 

机の上に辞表を置いて、何処かに失踪してしまったらしい(非常に残念なことだ)

 

そして、その人が話していた事の一つに宝具があったらしい

 

リンディさんは、俺が戦っていて、真名解放をした瞬間に魔力値が跳ね上がり、莫大な力になった

 

そういうところから、宝具に違いないと確信したという

 

 

さて、ここまで話をしてくれたのならば、俺も話さなければならないと思うので

 

宝具と魔術について話そう

 

 

「まず、先ほどの戦いで俺が使ったこの光る剣、これが地球にあるアーサー王伝説に登場する忠義の騎士、『ガウェイン卿』が使っていた『転輪する勝利の剣

エクスカリバー・ガラティーン

』です」

 

 

俺がバビロンから取り出すと、皆は食い入るように剣を見ていた

 

言葉を失うほど綺麗な剣

 

やはり、伝説にもなっている英雄の宝具は人を惹きつける何かを

 

反英雄の宝具は人に畏怖を感じさせる何かを持っている

 

 

「これは……凄いな

 

内包されている魔力も相当なものだ」

 

 

クロノの評価、自分で使っていて気づかなかったがそうらしい

 

 

「いつみても思うけど、けん君の持っている武器って大半が綺麗だよね」

 

 

まぁ、さっきも思ったけど、英雄の宝具だからな

 

 

「で、次に魔術についてです

 

俺の使える魔術は『癒』と『偽』の二つです」

 

 

そう、俺は五大元素なんか使えない

 

色々な魔術の末端にある魔術属性だ

 

言うならば、士郎の『剣』と同じようなもの

 

素晴らしく応用が効くような属性ではないが、物になれば五大元素よりも、場合によっては強くなる

 

 

「その魔術は聞いたことがありませんね……

 

どのような魔術なのですか?」

 

 

魔術の属性は、それこそ星の数ほどあるからな

 

 

「そうですね

 

『偽』は、複製です

 

その名の通り物を複製する魔術です

 

あくまで複製するだけなので、形だけ同じ物が出来ますね」

 

 

「例えば、デバイスを複製しても……レイジングハートさんを複製しても丸い宝石にしかならない、ということなのかしら?」

 

 

さすがは魔術を知っているだけある

 

理解が早くて深い

 

 

「そういうことです

 

次に『癒』ですが、これも名前の通り治療の魔術です

 

まぁ、何もしなければ切り傷を治せる程度ですが……」

 

 

自分の血を使えばたとえ骨折していようが治せるが、これを教えて皆に無茶をさせたくない

 

俺も辛いから

 

 

「そうですか

 

ありがとうございます

 

一つお願いなのですが、この艦に魔術回路を持つ者がいるかどうか調べてくれませんか?」

 

 

……あれ?マヌエルさんとやらは、やり方を教えなかったのか?

 

俺も副産物?のようなものだから、魔術回路調査のやり方は知らん

 

 

それを伝えると、もの凄くガッカリしていた

 

何でも、マヌエルさんもやり方を教えず失踪したらしい

 

 

「そうだわ、一つ忘れていました

 

クロノ執務官と戦ってください」

 

 

……はい?

 

なんで?

 

 

「そこのフェレットもどきとなのはに関しては、魔法だからどの程度強いのかしっかり分かったんだが……

 

君は魔術とやらを使っていたから分からなかったんだ

 

だからよろしく頼む」

 

 

そういう事ね

 

OKです

 

俺は、訓練室に向かった

 

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