魔法少女リリカルなのは~チートな主人公の頑張り物語~ 作:てりー
前回のあらすじ:チート能力を貰って町を歩いていたら少女を助けることになりました
そして、泣かれました
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…………どうしよう
泣き始めて5分くらいたったけどまだ泣いてる
お、声が小さくなってきたぞ………って寝た!?
スゥスゥ
「嘘だろーー」
俺の声が閑静な住宅街に響く
とりあえず起こそうかなと思い体を揺すろうとすると、泣き跡の残るあどけない寝顔が見えた
「はー、とりあえず公園でも探すか」
こんな可愛い寝顔みせられちゃー起こす気にはなれんな
ただ、この子がどこに行きたいのか分からないので、起きるまで公園に行くことにした
「よっと……軽いな」
おぶってみると、むちゃくちゃ軽かった
土か日曜日(少女が私服なので)の真っ昼間に寝ている少女をおぶる同年代の少年、シュールだなぁ
とか思いつつ歩いていると公園を発見した
その公園は遊具もなくベンチしかなかったので子供いなかったが逆に好都合だ
俺はベンチに座って膝枕の体勢にして、『ゲート・オブ・バビロン王の財宝』から『マグダラのせいがいふ聖骸布』を取り出して少女にかけてあげる
「やることねぇなぁ」
"暇ならおしゃべりしましょ~よ~"
"うお!! びっくりした、いきなり出てくんなよ"
"すいませ~ん"
"で、何話す?"
"ひぐらしのなく頃にのお話でもしましょうか"
"え!?ひぐらし知ってんの?"
"知ってますよ~"
とオタトークをしていたらいつのまにか1時間くらい経過していた
"いや、あそこは圭一が……とそろそろ起きそうだな"
"ではさよ~なら~"
少女はモゾモゾ動いた後
「んっ、へ!? ふえぇえぇぇ!?」
うるさ!!
耳がキーンとしたぞ
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SIDEなのは
夢を見ていました
その夢のなかでは、私は白い服を着て杖を持って空を飛び、魔物みたいなものを倒していました
地上に降りると
「お帰り、なのは」
そう、それは心が安らぐ大好きな声
私は微笑んで
「ただいま、■■■君」
そこで、目が覚めました
頭がなにか柔らかい物の上に乗っていて、それが気持ちよくて目をあけると……男の子の顔がありました
「んっ、へ!?ふえぇえぇぇ!?」
SIDEOUT
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うお!!叫ばれた
まぁ、あたりまえか
起きてすぐに野郎の顔があったら誰でも驚くわな
「おはよう、気分はどうかな?」
まぁ、そういう問題ではないと思うけど
優しく聞いてみると
「ふぇ!?だ、大丈夫です」
なら、説明しようかな
「驚かせちゃってごめんね。俺の名前は石神剣介
君がトラックに引かれそうなところを助けたんだけど、覚えているかな?
で、その後寝ちゃったからここまで運んできて起きるまで待ってたんだ」
軽い状況説明をすると
「そういえばそんなことがあったような……私の名前は高町なのは「なのは!?」ふぇ!? そ、そうですけど」
これが仕様ってやつか?
「すまん、続けてくれ」
「あ、はい。助けてくださってありがとうございます
それに、なんかご迷惑をかけちゃって」
あぁ、やっぱり気にしていたか
ツインテールもしょんぼりしてるな
「全然かまわないよ、なのは
あぁ、それと同い年くらいだから、タメで構わないよ」
「あ、うん!! よろしくね、けん君」
花が咲いたかのような満面の笑み
うん、やっぱり可愛い女の子には笑顔が似合うな
「それで、なのはは何処に行く予定だったんだ?」
よければそこまで送っていこうかな
「お父さんとお母さんのお店の『翠屋』なに行こうかなと思って
けん君も一緒に来てくれるかな」
その程度、全然いいけど
元から送るつもりだったし
「あぁ、それじゃあ行こうか」
「うん!!」
歩くこと数分、喫茶店が見えてきた
「ここだよけん君」
そう言ってなのはがドアを開けると、中から若い女性がでてきた
「来たわねなのは、遅かったじゃない……あら、そちらの方は?」
なのはのお姉さんか何かか?
「石神剣介です。よろしくお願いいたします。失礼ですが、なのはのお姉さんですか?」
そういうと、女性の顔がほころぶ
うわっ、綺麗だな、元の年齢だったら惚れていたかも
「あら、お上手ね。わたしはなのはの母親で高町桃子といいます
よろしくね」
お母さんだって? 若いな、まぁ、なのはしか子供がいないなら分かるか
すると、奥から男性が出てきた
「おぉ、いらっしゃいなのは……そちらの子供は?」
「石神剣介君というらしいわ。」
「ほぉ、剣介君というのか
私は高町士郎。なのはの父親だよろしく」
「石神剣介です
よろしくお願いいたします」
「して、剣介君
うちのなのはと、どうして知り合ったんだい?」
まぁ、いきなり自分の娘が仕事場に、今まで見たことないやつを連れてきたら気にはなるよな
「けん君はね、トラックに引かれそうになった私を助けてくれたんだよ!!」
なのはが話すと二人ともびっくりして
「「トラックに引かれそうになった!?」」
そりゃ~、実の娘がトラックに引かれそうになったらビビるわな
すると士郎さんがこっちを向いて
「けん君、なのはを助けてくれて本当にありがとう。」
「いえいえ、大したことでは……」
チート能力のおかげだしな
「いや、そういうことは真に勇気のある者にしかできないことだよ。本当にありがとう。それで、感謝の気持ちをこめてお昼ご飯をご馳走したいのだけれどどうかな?」
よかった
少なくとも、今日の食糧問題は解決したよ
「本当ですか!?ありがとうございます!!」
何にしようかなぁ、どれも美味しそうだなぁ♪
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カウンターで高町一家としゃべりながらカルボナーラを食べていると桃子さんが
「ご両親にお礼を言いたいので電話番号を教えてくれない?」
ゲッ!!ヤバいどうしよう……
いい言い訳が考えつかない俺のばかぁーーー
「実は、両親共に死んでしまって……」
嘘つきました
「え!?それは悪いことをしたわね……」
こちらこそ罪悪感でいっぱいです
「いまどこに住んでいるの?」
また、爆弾が……
「実は、野宿をしていまして」
「本当に!?」
嘘です
あぁ、悪いことしたぁー
なのはも泣きそうな顔してるし
あれ? 桃子さんが士郎さんと何か話してる
お、こっち来たぞ
桃子さんが
「けん君」
「はい」
改まった顔をして、どうしたんだろう
「家に居候をしない?」
「はい。ってうえぇぇ!?」
いきなり何をおっしゃりますか!?
「それがいいよけん君!!」
なのはまで……
「迷惑ではないのでしょうか」
「迷惑なもんか、こちらとしてはなのはに寂しい思いをさせなくてすむから大歓迎だ」
こんどは士郎さんに言われる
今まで、あまり使ったことのない脳をフル回転させて考える
そして結論がでた
「では、よろしくお願いいたします。」
「やったーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!」
なのはが抱きついてくる
桃子さんと士郎さんも笑っている
今この時、石神剣介は、高町家の居候となりました。