魔法少女リリカルなのは~チートな主人公の頑張り物語~   作:てりー

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第二十七話

前回のあらすじ:家の近くにフェイトが引っ越してきました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

「さて、皆さん

急に決まったことなのですが、今日は転校生がきます」

 

 

え~、とか、誰だろう、とか皆が騒いでいる中、俺となのは、すずかにアリサはもう知っているのでどこか勝ち誇った顔をしている(特にアリサ)

 

フェイトが引っ越して来た日に翠屋でお茶をしていたら、アースラ勤務の局員であるモブキャ……人が来て、フェイトに聖祥小学校の服を渡したのだ

 

 

「失礼します

あの……フェイト・テスタロッサといい……ます

よろしくお願いします」

 

 

緊張してるな、まぁでも、ここのクラスというか学校自体がアットホーム的な部分があるから平気だろう、その証拠に拍手で迎えられてるし

 

 

キーンコーンカーンコーン

 

 

「ねぇねぇ、何処に住んでいたの?」

「向こうの学校ってどんな感じ?」

「大相撲の八百長問題について、外国人の視点から見てどう思うのか聞かせていただきたいです」

 

 

もみくちゃにされている、基本人見知りだから大丈夫かな

 

 

「はぁ、もうしょうがないなぁ」

 

 

アリサがフェイトの助けに入ったか、面白そうだから俺も行こう

 

パンパンと手を叩いて注目させた後に、質問は一人一つで順番に、ということを皆に伝えた

 

アリサはリーダータイプだよな

 

 

「はい、じゃあ僕が質問ね

向こうの学校って、どんな感じなの?」

 

「えっと、私は……普通の学校に行ってなかったんだ……家庭教師というか、そんな人に教わっていて」

 

 

へ~、誰だろう、プレシアは教えられそうだけど教えないだろうし、アルフは無理だろうし

 

 

「じゃあ俺な

フェイトさんのスリーサイズを教えてくださ~い」

 

「えぇぇ!?」

 

「ケン、またあんたか!!」

 

 

ドゴッ!!

 

 

「場を和ませるジョークだって」

 

 

首に回し蹴りって、俺が相手じゃなかったら怪我してるぞ

 

あ、あと勘違いするなよ、俺は小さい子供が大好きな人じゃないからな

 

 

「けん君って、ちょっと変態さんだよね」

 

 

いやいやいやいや、あくまでジョークですから

 

え……何その汚物を見るような目は、その目はやめてください

 

 

 

 

 

昼休み

 

お弁当を食べながら、世間話をしていた

 

 

「そういえばさ、フェイトのお弁当ってリンディさんの手作りなの?」

 

 

なんか、タコさんウインナーだとか、ご飯の上にアルフの絵が書いてあるとか、すごい凝ったお弁当だ

 

 

「でもいいなぁ、私もそんな可愛いお弁当が食べたいよ」

 

 

鰆だとか、フグだとかが入っているお弁当に文句をいって欲しくはないけれど、やっぱり女の子は可愛いお弁当が好きなのだろう

 

桃子さんも、例えば今日のウサギのリンゴみたいに色々工夫してくれている

 

ほとんど毎日のように俺より早く起きているもんな、何時間寝ているんだろう

 

 

「あ、フェイトは水筒も持ってきているんだぁ、一口ちょうだい」

 

 

スージーズゥの柄がついている小さめの水筒から出てきた飲み物は白く濁った緑茶だった……まさか

 

 

ぶぅぅぅぅぅ!!

 

 

「なにこの、甘い中にかすかな苦みがあって、緑茶の薫りに牛乳を入れた飲み物は……味の反乱よ!!」

 

 

それは、不味さでということなんだろう

 

フェイトが止めようとしていたのに、飲んでしまったアリサが悪い

 

なのはも微妙そうな顔をしている、前に興味本位で飲んで、偉い目にあわされたからな

 

 

「これは、私のかあ……リンディさんの趣味で……」

 

 

可愛い水筒から出てきた悪魔の飲み物か、笑っている熊が極悪に見えてきたよ

 

 

「そういえばフェイトちゃん、私たちが遊びに行ったときに出迎えてくれた黒い人って誰なの? 同い年くらいだったけど」

 

 

俺となのはとフェイトが一斉に吹き出した、汚いとか言うなよしょうがないだろ、あいつが小さくて童顔なのは認めるけど、中2が小3に間違われるなんて面白すぎる

 

 

「クロノは、私のお兄さんになる予定……の人かな」

 

「お兄ちゃんかぁ、私も欲しいなぁ

その点なのはは良いわよね、恭也さんっていう素敵なお兄ちゃんがいるんだから」

 

 

趣味が盆栽という、大学生にしては渋すぎる趣味を持った人だけどな

 

ま、人格者だし強いしイケメンだから人気があるんだろう、確かに兄らしい兄って感じがする

 

 

「そういう視点で見ると、ケンも人気があるのよね」

「「「え、そうなの?」」」

 

 

まぁ……机にラブレターが入っていたのも一度や二度じゃない

 

 

「先週にも、B組の子に告白されて断りをいれていたわよね」

 

 

どうして知っているんだろうな、バレないようにしていたのに

 

あれか、性格はツンデレ中身は純情『迷探偵アリサ』ってか

 

 

「私はツンデレじゃないし、迷じゃない!!」

 

 

良い案だと思ったんだけどな

 

貰ったラブレターやブラックホワイト(通称告白)に関しては、丁重にお断りしている

 

 

「へ~、けん君ってもてるんだぁ」

 

「なぜ、そうジト目で見る、断るのも辛いんだぞ」

 

 

目の前で大泣きされた時は本当にどうしようかと思った、しょうがないから落ち着くまで一緒にいたけれど

 

 

「別に~、けん君がモテモテだろうと私には関係ないもん」

 

 

これはいわゆる嫉妬というやつなのか

 

プクッと顔を膨らませるなのはをこっちに向かせて

 

 

「俺はお前らが大事なんだから」

 

 

「「「「ーーーーー!!!!!」」」」

 

 

「あんたはストレートすぎなのよ!! ……嬉しくなんてないんだからね」

 

 

鈍感スキルは持ってないと思うから、俺だって恥ずかしかった

 

こんなこと言うつもりなかったけど、流れ的にどうしようもなかったんだよ

 

別にこいつら相手に恋愛感情を持っているわけじゃないしな

 

 

「えっと……そうだ!!

私ね、最近新しいお友達が出来たんだ」

 

 

まだ赤い顔をしながらも、すずかが強引に話題を変えてくれた

 

新しいお友達か、まさかフェイトの事じゃないだろうし、この学校の生徒でもないだろう

 

生徒だったら、俺らと一緒にご飯食べたりしているはずだからな

 

 

「え~、どんな子、どんな子?」

 

「この子だよ、八神はやてちゃんっていうの」

 

 

見せてくれた写真には、すずかと、車椅子にのっている栗色の髪をした女の子がいた

 

 

「可愛い子だね、すずかはどこで出会ったのかな」

 

「えっとね、図書館で本を探していたら、一番上の本を取ろうとしていたはやてちゃんを見つけて、その本を取ってあげてからお話するようになったんだ」

 

 

優しいすずからしい行動だな、まぁ、ここにいるやつらなら皆、同じ行動を取るんだろうけど

 

車椅子か、大変だろうな、元の世界で死んだ祖父さんが車椅子だったけど、お尻の筋肉がなくなって痛いってよく言っていた

 

 

「けん君、今度一緒に図書館に行こうよ

もしかしたら会えるかもしれないよ」

 

 

そうだな、久しぶりに行ってみてもいいかもしれない、その時は、なのはやフェイトにアリサも一緒に行ったほうがいいのだろうけれど

 

 

 

 

 

今日は、家にも遊びに来た

 

男と違って遊びと言っても、やっぱりお茶しながら話すくらい(あとはゲームだけれど、あいにく高町家にゲームはない)

 

そして、高町家の面々を加えたグループ内でも女子が強い、ということで、俺や恭也さんはすぐにイジられる(俺の場合はイジりかえすけど)

 

それを察知したのか、いつのまにか恭也さんがいなくなってしまった、逃げやがったぞ、あの人

 

 

「本当にケンってきめ細やかな肌してるわよね~」

 

 

頬をツンツンとつついてくるアリサ

 

 

「ほんとう、男の子とは思えないよ」

 

 

顔を覗き込むなのはとフェイトとすずか

 

 

「可愛いよね~」

 

 

頬をグニグニとイジる美由希さん

 

俺はおもちゃなんだろうか、今ならユーノと小一時間話せると思う

 

【ケン、頑張って】

 

遠くから、被害に遭わないように見ているユーノからの念話

 

 

「ねぇねぇケンってさ、メイド服とか似合いそうじゃない」

 

 

……よし、逃げよう

 

もう女装するのなんて嫌だ、あんな姿を見せるのは霞義姉さんだけで十二分だ

 

 

「あ!?」

 

 

大声をあげて、皆が何事かと動きを止めたその一瞬で腕をすり抜ける、今の内に……

 

 

「甘いよ」

 

 

なっ!? 神速……だと だけどまだまだ

 

美由希さんが立ちふさがって右腕を掴んだので、そこを軸にして回転、最後に腕を捻って掴みキャンセル

 

後はドアを抜けるだけだ

 

 

「ダメだよケンスケ」

 

 

なんとここでフェイトが立ちふさがってきた

 

美由希さんとの戦闘?の隙をつかれたか、しかも相手はフェイト、多少乱暴でも大丈夫な美由希さんと違って、優しく振り切らなければいけない、かといって少しは実践をこなしているから中途半端では抜くことが出来ない、もしかしたらこの場で一番の強敵かもしれない

 

一つ方法はあるが、これを使ってもいいのだろうか

 

後ろからは美由希さん以下四人が迫ってきているし、やるしか……ないか

 

 

「フェイト!!」

 

 

俺はフェイトの手を取って、そこに口づけをした

 

 

「ふえぇぇぇぇぇ!!」

 

 

皆が動きを止める、ここだ!!

 

 

「アディオス!!」

 

 

勝った、かなり汚い手を使ったけれど勝った

 

俺は自由だーーーーー!!

 

 

 

 

その後、室内

 

 

「お~い、フェイトちゃ~ん」

 

「ケンスケが、ケンスケが私に……キ……キスを……」

 

「聞こえてないみたいね、しかしあいつは、また厄介な事をしてくれちゃって……」

 

「なんでやっかいなのかな、アリサちゃん」

 

「え!? いや、何でもないですよ美由希さん、アハハハハ」

 

「そこについて詳しく聞かせてもらおうかな~」

 

「ヒャアァァァァ!!」

 

 

とってもカオスな光景が広がっていたという

 

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