魔法少女リリカルなのは~チートな主人公の頑張り物語~   作:てりー

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第三十話

前回のあらすじ:闇の書は要するに危険物だってことがわかりました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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SIDEシグナム

 

最近、蒐集が忙しくて主と一緒にいられる事が少ない

 

昨日だって、テスタロッサ達との想定外の戦いにより、結 局 、 主は ご友人のところでご飯を食べた

 

冷蔵庫を見ると、鍋物の用意が出来ている

 

皆で食べようと準備していてくれたのだろう、落胆する主の姿を思うと胸が張り裂けそうになる

 

 

「どうしたんだ、シグナム」

 

狼形態になったザフィーラが話しかけてきた

 

ザフィーラも本当によくやってくれている、本人は知らないが シャマルとヴィータそして私の中で、彼は副官のようなものとして認識されている

 

いつでも冷静で思慮深い、ともすれば特攻しがちなヴィータと私、緊張しやすいシャマルを抑えて、その場で最適なことを教えてくれる

 

 

「いや、なんでもない」

 

 

今日は曇っているな、あの日を思い出す

 

 

主と出会った日を

 

 

 

 

あれは半年ほど前の話だったか

 

 

いつものように闇の書が起動して、いつものように新しい主を見つけた

 

だが、それからは違っていたな

 

まさか気絶してしまうとは思わなかった、ただの気絶だからシャマルの魔法でも治すことはできない

 

それに加えて、今回の主は足が動かないようで心配になり、テーブルの上にあった地図に従って、かかりつけと思われる医者の所へ向かったのだったな

 

そこで待っていたのは、奇異の視線だった

 

今考えると当たり前だ、私たちは全員、黒のタイツ姿であったし、ザフィーラに至っては犬耳を生やした姿だったからだ

 

担当医と思われる医者に主との関係性を尋ねられたが、主の願いをかなえるヴォルケンリッターとしか言えなかったな、そのせいで変な人たち(本当に変な人たちだったが)と勘違いされたりもした、主の機転で助かりはしたが

 

私達が一番驚いたのは、その後のことだった

 

魔法の事を話すと、これまでの主であれば、驚き、錯乱してしまう方もいた

 

しかし主は、随所で驚きはしながらも終始冷静に話を聞いて、すぐに納得したのだった、また、いきなりメジャーを取り出すと、私達の身体をはかり始めたのだ

 

これまでの主は私達を、自分の欲望を叶えるためだけに存在するプログラムとして使う人がほとんどだった(中には慰み者として使う方もいたが)それだけに、なぜメジャーで身長や胸囲をはかるのかわからなかったが、全てが終わった後に服を買ってくると主は言った

 

複雑な気持ちだった、嬉しいのだが私達はあくまでプログラムにしかすぎない存在、そこに人としての扱いを求めてはいなかった、だから牢屋のような場所で暮らすのにも、恥辱の限りを尽くされた事にも何も感じなかった

 

だからこそ、私は本当の願いを聞き出さなければいけなかった

 

闇の書のページを完成させれば、主に大いなる力を与えられる、そうすれば足は治るだろうし、他にも世界を支配する事だって可能だ

 

そんな万能の力を秘めている闇の書に、願いをもっていない人間などいない

 

そう思って主に願いを聞いてみると、自分の幸福のために他人を不幸には出来ないという意外な答えが返ってきた

 

意外だけど納得した、実に主らしい言葉、これで私達を人間として扱うのにも得心がいく

 

そして私は騎士の誓いをした、必ずこの暮らしを守りきると、もう蒐集はしないと

 

しかし、そんな平穏な生活は唐突に終わりを告げた、主が倒れたのだった

 

すぐに病院に運んで検査をしてもらい事なきを得たが、そこで主の主治医から聞かされたのは主の病気についてだ

 

主の病気は原因不明の病で、麻痺が足から始まって徐々に上にあがっていく病だ

 

それは産まれてからの病気ではあるが、ここ数ヶ月で極度に進行が早まっているらしい

 

そして、このままのスピードで進行していくならば、遠くない未来のうちに麻痺は心臓に達して最悪の結末を迎える

 

私たちは悟った、この病気と私たちは無関係ではないことを

 

この病気は闇の書の病だ

 

闇の書は、主が産まれた時から共にある、そしてその呪いは長い時を経て主のリンカーコアと強く結びつき、ゆっくりとだが確実に身体を蝕んでいった、また、私たちを造りだした覚醒によって、その速度は一気にあがっていったのだ

 

それに、私たちは自分の魔力を使って戦闘を行うが、存在するために少しだけ主の魔力を使ってしまう、無関係とは言えない

 

私たちは考えたな、主をどうやって救えばいいのか、どうすれば進行が止まるのか、考えて考えて考え抜いた、だが出てきた結論は一つだけだ、それは主に対する背信行為だ、騎士としての誇りに自ら泥をぬる行為だ

 

だが、主を救うにはこの方法しかなかった、少なくとも私たちが想像しうるなかで出てきた唯一の方法だった

 

それは、闇の書の蒐集

 

ページをすべて埋めれば主は莫大な力を得ることができる、そうすれば足の呪いなど簡単になくせるはずだ

 

ならば、この方法をとるしかないだろう

 

こうして、闇の書の蒐集は始まったのだ

 

温かい家庭をもう一度取り戻すために

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

SIDEOUT

 

 

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「……どれがいいんだろう」

 

 

学校でカタログを見て唸っているフェイト、リンディさんが皆との連絡and通信用に携帯を買ってくれるらしい、それで何がいいのか迷っているというわけだ

 

 

「やっぱり外見が可愛いのがいいわよね」

 

「えー、操作性も大事だよー」

 

 

どんな機種がいいのか話してるけど、もはやフェイトを混乱に陥れているように見えるのは俺だけだろうか、特にすずか、肝心の携帯が決まってないのに外部メモリの話はしなくていいだろう

 

 

「あの……剣介はどれがいいと思うのかな」

 

 

俺自身はスマートフォンだけれど、他の人に勧めるかと聞かれればNOだ、小学生が持つには早すぎる機能が盛り沢山だし扱いきれない、それに普通のに比べて電池が消費されやすいのだ、小学生ならお子様携帯で十分だと俺は思っている……けど納得しないだろうなぁ

 

 

「う~ん、フェイトが気に入ったやつにすればいいと思うぞ」

 

 

当たり障りのないコメントでお茶を濁したけど、本当にそうだと思う、自分の好きなやつを買えばいいんだ、それが一番愛着がわくし大切にする

 

そして結局、フェイトが選んだのは普通の大人用携帯、ただ使い勝手は良さそうだし重くもない、初めてでも使いやすい代物だろう

 

 

「どんな電話番号にしたの~」

 

「えっとね……」

 

「わぁ、いい番号だね」

 

 

番号にいいも悪いもないとは思うけど、喜んでいるようだしそっとしておくか

 

 

 

 

 

 

その日の夕飯はリンディさんの家でごちそうしてもらうことになった、とは言っても家主のリンディさんとクロノはアースラの試験航行とやらでいないけど

 

 

「今日は何を作るんですか?」

 

 

これまで何度かご馳走になっているのでエイミィさんが料理を出来ることは知っている、桃子さんに比べると劣るが、一般家庭レベルなのは間違いない

 

 

「今日は野菜スープかな」

 

 

そういえば、リンディさんとクロノがいないので現在の現場指揮官はエイミィさんらしい、本人は基本的に介入なんてないんだから平気だよと言っていたが、こういうときに限って嫌なことがあるんだよな

 

 

《エマージェンシー、エマージェンシー》

 

 

はぁ、やっぱりか、嫌な予感は当たるっていうもんだな

 

状況としては、管理外世界の砂漠で交戦中のシグナムとザフィーラが発見された、個人で転移できる全世界をサーチ対象としていたのが功をそうしたな

 

戦っている敵はムカデの化け物、相手が強そうなので方針としては、消耗しているところを捕縛する、まぁ当然の選択なんだが、フェイトが守るかっていうと微妙だな

 

【エイミィさん、フェイトが行った後に俺を転送してください】

 

フェイトにも聞こえないように念話で話す、敵を騙すにはまず味方からだ、たぶんだけど仮面の男は現れる、その時に俺は不意打ちができるように準備をしよう

 

 

「じゃあ、私は行ってくるね」

 

「気をつけてね、フェイトちゃん、アルフさん」

 

 

そう言ってフェイトとアルフは出撃していった、俺も準備しなくちゃいけない、仮面の男に気づかれないようにかつ直ぐにフェイトを助け出せるように、それに加えて、もしなのはが出撃しなければいけない場面が出来て、そちらがわに仮面が来たらまずいので、バビロンからリズとセラを出した

 

 

「なのは、もしも出撃することになったらこいつらを連れていけ

空中戦は出来ないけど、地上戦なら負けることは無いと思う」

 

「う、うん、よろしくお願いします」

 

 

ペコリと頭を下げるなのはにイリヤの姿を見つけたのだろうか、リズもセラも顔がほころんでいる

 

 

ドゴオォォォン!!

 

 

画面の中では、フェイトがムカデの化け物に捕らえられていたシグナムを助けていた、やっぱりフェイトやなのはは消耗させるなんてことは出来ないのだろう

 

エイミィさんは、何で助けちゃうのよ~って言ってるけど、少しフェイトの性格を考えれば分かると思う

 

 

「じゃあ、俺もそろそろ出撃しますかね、エイミィさん、俺をフェイトのいるところから3km離れたところに転送してください」

 

「何か考えがあるんだよね「当然です」なら了解、フェイトちゃんをよろしくね」

 

「じゃあ、なのは行ってくる」

 

「うん、いってらっしゃい」

 

 

俺は出撃した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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SIDEなのは

 

けん君が読んだとおりに、もう一つの管理外世界に今度はヴィータちゃんが現れた、今度は私が行く番だね

 

 

「えっと、リズさんにセラさんですよね、手伝ってもらえますか?」

 

 

時の庭園で一回会ったことあるけど、あの時はお話出来るような状況じゃなかったから、何も二人のことは知らないけど、けん君のお友達さんなら大丈夫、信頼できる

 

 

「わかった……なのは?」

 

「御主人様の御友人を呼び捨てにしない!!

なのは様、私たちは御主人様よりあなたを守れと命じられております、あなたを手伝うのは当たり前ですよ」

 

 

えっと、そうじゃなくて、命じるとかじゃなくて手伝ってほしいんだけど……

 

 

「……えぇ、わかりました、ではあなたを私たちの意志でお助けします」

 

「……セラ、嬉しそう」

 

「黙りなさいリズ!!」

 

 

ちょっと笑っちゃった、そうだよね、しっかりと話せば分かってくれるんだ、だからヴィータちゃんともしっかりとお話しよう

 

 

「エイミィさん、よろしくお願いします」

 

「気をつけてね」

 

「はい!!」

 

 

そうして、私も飛び出した

 

 

 

 

 

周りには森林が広がっている、エイミィさんにはヴィータちゃんの進路の少し先に転送してもらったから上空に上がって待っていればいい

 

 

「では、お気をつけて、何かあればすぐに私たちの下へいらしてください」

 

「いってらっしゃい」

 

 

二人の言葉を受けて飛び立つと前からは飛んでくるヴィータちゃんがいた

 

 

「……またお前かよ、た……た……田中!!」

「田中じゃないよ!?」

 

まだ覚えてくれてないの私の名前、もしかして覚えにくい名前なのでは……ってそんなことしてる場合じゃなくて、お話を聞かせてもらわなくちゃ

 

 

「ヴィータちゃん、お話聞かせて。私は手伝えるなら手伝うよ」

 

 

少し、ヴィータちゃんの表情が変わった

 

 

「管理局員の言葉なんか信用できねぇよ」

 

 

私とけん君は、管理局の人間じゃないよ、民間協力者だから手伝えるかもしれないよ、そんな気持ちで両腕を広げるけど、ヴィータちゃんの表情は険しいまま、やっぱりこれまでが悪すぎたのかな、ううん、諦めちゃだめフェイトちゃんの時だって諦めなかったから友達になれたんだもん

 

 

「ヴィータちゃん」

 

 

一歩前にでる、警戒を解いてくれることを信じて

 

 

「っは。てめぇは今度相手してやるよ」

 

 

ヴィータちゃんが鉄球をだしたけど、いつものような誘導弾とはまた違う

 

それをヴィータちゃんがハンマーで叩いて……きゃあ!!

 

鉄球が炸裂して、辺りを閃光と轟音が支配した

 

思わず目をつぶって耳を塞ぐ、バリアジャケットの上からこんなにうるさいんだもん、セラさん達は大丈夫かな、それにヴィータちゃんは……遠くにいっちゃった

 

〔マスター、まだ大丈夫です〕

 

レイジングハートの声に頷く、大丈夫、私とレイジングハートなら届く位置だ

 

私が自信の持てる事、それは長距離砲撃、これに関してはフェイトちゃんにもクロノ君にも負けない、けん君は……分からないかな

 

レイジングハートを砲撃モードにする、杖だった形状が先が二つにわかれた砲撃専用のモードになる

 

 

「久しぶりの長距離砲撃」

 

〔カートリッジロード〕

 

 

普通なら届かない距離でも、私とレイジングハートなら

 

 

「ディバイーンーー」

 

 

届く!!

 

 

「ーーバスター!!」

 

 

物凄い音が響いた

 

〔直撃ですね〕

 

ちょっとやりすぎちゃったのかな

 

そうして煙りが晴れると、そこには仮面の男の人がいました

 

そんな、私のバスターが無傷で……しかもデバイスも持たずに防がれるなんて

 

とにかく、セラさんとリズさんのところに行かなくちゃ

 

降下しようとすると、青色の輪が私を締め上げた

 

バインド!? あんな距離から!?

 

それを解くと同時に、ヴィータちゃんと仮面の男の人はいなくなってしまいました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

SIDEOUT

 

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現在、砂漠で交戦しているのはフェイトとシグナムにアルフとザフィーラ、俺は近くにあった岩陰で休んでいる

 

エイミィさんからは、なのはも出撃したっていう念話が来た

 

しかし、フェイトも強くなった、見ていると分かるのだが、シグナムについていけるようになっている、武器が良くなったからもあるが、あの時と比べてあきらかに動きがよくなっている、技術やパワーはシグナムが上だが、フェイトはフェイトでスピードを生かしてヒット&アウェイの戦法だ、これならば相手よりスピードが速いほうが有利になる

 

シグナムもシグナムで、相手の有利な土俵で戦いながらも自分はどっしりと構えて互角の戦いをしている

 

どちらが先に仕掛けるのか分からないけど、一度主導権を握ったほうが勝ちそうだな

 

しかし、シグナムの動きは独創的というか……凄いな、剣と鞘の二刀流で戦っている、今もフェイトのフォトンランサーを打ち消した

 

 

アルフとザフィーラはというと、やっぱり肉弾戦か、二人ともパワーもスピードも互角だから勝負はつきづらいだろう、勝負がつくとしたら体力切れだけど、その前にフェイト達のほうが早く終わるだろうな

 

お、フェイトとシグナムが佳境に入ったな、二人とも血を流してにらみ合っている、この攻撃で何かしら結果がでるだろう

 

二人が動き出して決着が……つかなかった

 

フェイトの身体からは手が生えている、そこにいたのは仮面の男

 

まだ待て、あともう少し待て、飛び出したくなる衝動を何とか抑える

 

バビロンから弓と矢をだしてつがえる、相手との距離は3km、この程度なら蠅の目玉だって打ち抜ける

 

フェイトのリンカーコアが露出して、闇の書が蒐集を開始する……今だ!!

 

相手がフェイトと離れなければ回避不能な場所、すなわちフェイトの身体を貫いている腕を狙って放った、結果なんて見なくて十分、フェイトの蒐集を中断できたのならば、後は仮面を捕まえるだけ

 

 

「構造把握」

 

 

自分が出来る最速のスピードで自分の身体を把握する

 

 

「現世展開」

 

 

フェイトの目の前に薄っぺらい何かを創り出した

 

 

「位置変移」

 

 

意識が一瞬飛んで、目の前が白く光った後、見えたのは気を失って倒れかけているフェイトと矢を避けるために腕を抜いた直後の仮面の男だった

 

フェイトのリンカーコアはもう戻っている、作戦は成功だ、だが、重要な事が残っている、仮面を捕まえることだ

 

無茶な魔術の代償で身体の中はめちゃくちゃだが、ここで治療なんか使えない、バビロンから使い慣れた二振りの剣を取り出して仮面を斬りつける

 

だが、無茶をしているので動きがいつもより若干遅い、仮面はいきなり現れた俺を相手に驚きもせずに対処してくる

 

干将・莫耶の攻撃を受け流して、腹を蹴られた

 

いつもなら何ともない蹴りでも、今の俺相手には十分すぎるほどの威力だ、のたうち回りはしないけれど、血を吐きながらうずくまるしかない

 

近づいてくる仮面、切り札を使うしかないのか

 

 

「少し、寝ていろ」

 

 

仮面が放った蹴りは、意外な人物に止められた

 

その人物は、桃色の髪をしており美しき甲冑を身にまとった騎士

 

 

「これ以上、騎士の誇りを傷つけることは許さん」

 

「シグ……ナム」

 

 

なぜシグナムが味方をしてくれるんだ、これだから騎士の考えていることは分からない、けど、ありがとう、助かった

 

 

「なぜ、お前が邪魔をする?」

 

「これ以上、騎士の誇りを傷つけるような暴挙は見逃しておけん、それにテスタロッサのリンカーコアからは蒐集できない」

 

 

そう、それこそが俺の狙い、一度蒐集した者からは二度と蒐集できないのならば、ほんの少しだけ蒐集させて、それを中断させればもう蒐集出来なくなるのではないかという考え、当たっていたみたいだな、これならフェイトが魔力を失うことはない

 

 

「石神、お前は休んでいろ、ここはヴォルケンリッター烈火の将シグナムが引き受けた」

 

 

あぁ、そうさせてもらうよシグナム

 

 

「そういうことならば、退散するとしよう」

 

 

そう言って、仮面は姿を消した

 

 

「大丈夫か、石神」

 

 

手を差しのべてくるシグナム、本当に高潔な人間だな

 

 

「ありがとうシグナム、一つでかい貸しが出来たな」

 

 

そう言うと、フッと微笑んだ

 

 

「これは、私が独断でやった事にすぎん

貸しなどは気にするな、次会ったときには容赦なく斬らせてもらうぞ」

 

 

「フェイト!!」

「シグナム、平気か」

 

 

両方とも迎えが来たようだな

 

 

「ではな石神、また会おう」

 

 

シグナムは去っていった

 

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