魔法少女リリカルなのは~チートな主人公の頑張り物語~   作:てりー

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第三十一話

前回のあらすじ:シグナムに助けられました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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俺は闇の書対策会議にでている、実際は闇の書というよりかは仮面の男についてだが

 

 

「で、なのはちゃんのいた星から転移して、剣介君のいた星に現れたということです

そのことを連絡しようとしたときには通信回線がダウンされちゃって……私の責任です」

 

 

あの仮面は管理局の通信システムを一時的にダウンさせたらしい、その影響でリンディさんやクロノに連絡が出来なかったとか

 

管理局の通信システムはサイバーテロの可能性を考慮して、最高峰のセキュリティーを持っているらしい

 

これも仮面の仕業だとすると、仮面は

 

①達人並みの体術を使う

②なのはのディバインバスターをデバイスなしで防ぎ、遠距離からバインドを決める

③最高峰のセキュリティーを誇る通信システムをダウンさせられる

 

これだけの力を持っていることになる、それになのはのいた星から転移するのに費やした時間も普通では考えられない速度だったらしい

 

こう考えると仮面はチートといっても過言ではない

 

 

「あ、あの、少し思ったんですけど」

 

 

なのはか、どうしたんだろう

 

 

「もしかしたら、仮面の人って何人かいるんじゃないんでしょうか」

 

 

ほぉ、複数犯か、仮面なんていくらでも調達できるし、外見なんて変身魔法を使えば簡単に変えられる

 

 

「う~ん、それは考えにくいんじゃないかな」

 

 

会議に参加してくれているリーゼアリアさんだ

 

 

「えっとね、まず、なのはちゃんクラスの砲撃をデバイスなしで受け止めることが出来る人なんて、局員でもほとんどいないのよ、それに加えて剣介君を体術で圧倒する仲間や、管理局のセキュリティーを突破できるほどのハッカーがいる犯罪組織なんてあったら、もっと大規模な事件を起こすと思う」

 

 

それもそうか、ただ、単独犯でないという視点は面白いと思う

 

なら、次は対策をどうするかだ、現状前線に出張る人で蒐集されていないのは俺とクロノにアルフとユーノだ、俺の場合はリンカーコアがあることすら気づかれていないようなので除外する

 

ここで考えるのは、もし俺が仮面ならどうするか、不意打ちだろう

 

夜、夜道を一人で歩いているときなどに後ろから攻撃を加えるのが一番安全だし手軽だ

 

これの回避方法としては、四六時中誰かと一緒にいることだ、ユーノに関しては無限書庫でリーゼ姉妹のどちらかが常にいるし、アルフも基本的にフェイトと一緒にいるから大丈夫だろう、問題はクロノだ、単独で色々と捜査しているので一番危ないかもしれない、とはいっても俺たちが操作を手伝えるわけではないので、せいぜい注意してくれというしかないが

 

 

「アースラも戻ったことだし、拠点はアースラに移しますね」

 

 

まぁ、それは当然なんだけどフェイトはどうなのだろう、ほとんど蒐集されていないとはいえ、リンカーコアがダメージを負ったことは確かだ、今も気を失っているし

 

 

「フェイトさんなら大丈夫ですよ、私たちが責任を持って看病しますからね」

 

 

それなら大丈夫だろう、なにせお義母さん予定の人だからな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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SIDEクロノ

 

無限書庫に入ってから少し日数がたっている、ユーノは何か手がかりを見つけたようなので報告をしたいと言ってきた、やはりスクライアの一族はスゴい、年単位で捜索するところを数えるほどの日時でみつけてしまうんだから

 

 

「まず、闇の書っていうのは本来の名前じゃない、正式名称は夜天の魔導書」

 

 

まず、名前からして違ったのか

 

 

「本来の使用目的は、各地の魔法を蒐集するためのもの、力を持ったのは誰かがプログラムを改変したからだと思うそして、その改変のせいで機能が暴走しているんだ」

 

 

なら、転生と無限再生はそれが原因なんだろうか

 

 

「それは十分にありえるね

一番酷いのは、主への攻撃だ、一定時間蒐集がないと、主の身体を蝕み、集めたら速効で殺される」

 

 

あぁそうだ、暴走して死んでいる

 

停止や封印方法についての資料はどうなっているのだろうか、それさえあれば対策が立てられる

 

 

「それは今調べているよ、でも、完成前の停止は難しいかな。

管理者権限という物があってね。書本体に認められなければそれが使えないんだ」

 

 

厄介だな、これが闇の書の永久封印が不可能と言われている要 因か

僕の父、クライド・ハラオウンは闇の書の事件で殉職した、因縁めいた事は感じるけど、だからどうだってことではない、僕は正義の味方を目指す者として、闇の……夜天の魔導書を含めて皆を助けたいだけだ、そのためなら何でもしよう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「なのは、ケンスケ!!」

 

「フェイトちゃん!!」

 

 

久しぶり……というほどでもないけど数日振りだ、これまでは療養も兼ねて本局の方にいたからな、俺らも会いに行きたかったけど、士郎さん相手に嘘を突き通せる自信がなかったからやめた

 

 

「あの……ケンスケが助けてくれたんだよね、ありがとう

その、すごく嬉しい」

 

 

助けたといっても最初の部分だけだけどな、後は魔術のリバウンドでふらふらしてたから仮面の男にやられたが

 

あの戦いはシグナムにお礼を言うべきだよ

 

 

「フェイトちゃん、もう身体は平気なの?」

 

 

見た限りでは健康そうだ、髪のつやもいいしスッキリとした顔をしている鼻は……濡れてないな犬じゃあるまいし

 

 

「うん、ケンスケのおかげで魔法も問題なく使えるよ」

 

 

そりゃよかった、それならば成功というわけだ、もう狙われることもないから安心して勝負に臨めるし、俺としても仮面に的を絞れる

 

 

 

 

 

 

そんな感じで学校に着くと、すずかが勢いよく俺たちのところにきた

 

 

「どうしたのよ、すずか」

 

「あのね、けん君が前にあって、話もした八神はやてちゃんが入院しちゃったらしいの」

 

 

はやてが入院か、病状が悪化でもしたのかな

 

 

「それでね、放課後にお見舞いに行かない?」

 

 

今日は、俺の修行もなのはの修行もないな

 

アリサも平気みたいだし、フェイトも行きたがっている、なら皆で行こう

 

 

 

 

 

 

真っ白な壁で囲まれた病院は気が滅入る、しかも小児科病棟だからうるさいことこの上ないしな

 

 

「えっと……あ、ここだよ」

 

 

病室についたようだ、確かに八神はやてと書いてある、小児科病棟で個室って凄いことなんじゃなかろうか

 

トントンとノックをすると、中からどうぞの声が聞こえてきたので皆で一斉に入った

 

知らなかったのかよっぽど嬉しかったのか、はやては満面の笑みだ、女の子はやっぱり笑顔が一番似合うよ

 

 

「すずかちゃん、けん君、皆ホンマにありがとうな」

 

 

うん、俺の中で少し心配だったフェイトも問題なく話せている……これは……視線?

 

後ろの方向からきているということは家族の人か担当医の人だろうか、いや、これは受けたことがある視線だ、だれだっけな、確か最近にも受けた記憶があるんだが……思い出せねぇなぁ、まぁ危害を加えるつもりがないのなら俺もどうでもいいけど

 

 

「ねぇねぇ、はやてちゃんって甘いお菓子好きかな」

 

「うん大好きや」

 

 

初対面にも関わらず盛り上がってるな、なのはがフレンドリーなのか二人ともフレンドリーなのか、後者だろうな

 

う~ん、やっぱり視線が気になるぞ、ちょっと調べてみるか

 

 

お手洗いといって病室を抜け出した、そうすると不自然なサングラス姿で不自然に去っていこうとする亜麻色の髪をした女の人、こいつだな

 

 

「ちょっと屋上まで来い」

 

 

後ろにピッタリと張り付いて小さな声で脅しをかけた、相手の女性は一瞬びくりと身体を震わせた後しっかりと屋上に行ってくれた

 

 

今日は風が強い、シーツが飛ばされないか心配になるほどだよ

 

 

「で、私に何のようですか?」

 

 

いやいや、今更それかよ、さすがに俺も正体がわかっているんだが

 

 

「ふ~、こんにちは……シャマルさん……で合ってましたっけ」

 

 

そういうと、観念したようにサングラスを取った、そこから現れたのは美人のお姉さん

 

 

「そうです、確か石神君ですよね」

 

 

あぁ、あってるね、そんなことはどうでもいいんだけどな

 

 

「単刀直入に聞きます、あなたたちの主は八神はやてですね」

 

「……だったら、どうするんですか?」

 

「特には何も」

「え!? あの、何もって……管理局とかにも」

 

 

まぁ、そりゃ驚くか、俺としては管理局はもちろん、なのはにも言うつもりはサラサラない

 

 

「あの、大変嬉しいのですが……何ででしょうか?」

 

「簡単ですよ、シグナムに伝えておいてください

俺は嘘もつくし約束も平気で破る、だけど、借りだけは絶対に忘れないってね

だから、ここで俺と会ったことは忘れてください、俺もあなたたちの主がはやてだってことは忘れて、今まで通り何も知らない敵になりますので」

 

 

シグナムは借りを返さなくていい、というか借りだと思わなくていいと言っていたが、俺はそんなことは無理だ、だから偶然見つけてしまった今回だけど、このことは忘れるということで貸し借り無しということにしたかったのだ

 

 

「えっと……あの、こんなこと聞くのは失礼なんでしょうけど、本当に大丈夫なんでしょうか……いえあの、信用してないという事では無いのですが……万一ということがありますので」

 

 

そりゃ心配だろうけど、強制するようなものが何も無い以上、信用してもらうほかない

 

 

「……では、あなたを信用します、ありがとうございました石神君」

 

「俺たちには何もなかった、そういうことでよろしくお願いします」

 

 

それだけいって、強風が吹く屋上を後にした、さてさてなのは達になんて言い訳しようかな~

 

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