魔法少女リリカルなのは~チートな主人公の頑張り物語~ 作:てりー
前回のあらすじ:御神流の弟子となりました
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AM5時
「ん……ふぅ」
俺はしっかりと腕をつかんでいるなのはの指を優しくはがして頭をなでる
「うにゅう……けん…君」
なんの夢見てんだかなぁ
布団をかけ直して部屋を出た
静かな廊下を歩いて階段を下ると、桃子さんが起きていた
この2週間毎日恒例なので、もう慣れてるけどね
「おはようございます」
「おはようけん君。相変わらず早いわね」
「いやぁ、もう習慣ですよ」
俺は、前世で日曜を除き、弓道部の朝練で毎朝時に起きていたので、何時に寝ても5時きっかりに起きてしまうという迷惑な特技(?)がある
「そういえば、今日はなのはと一緒に寝ていたのね。ごめんね迷惑かけて」
「いえ、週2回ですし、俺自身結構楽しいですから」
もう自分の部屋はあるのだが、なのはの強い要望より週2日なのはと寝るという約束をしたのだ
「じゃあ俺、外にいますので」
「えぇ、頑張ってね」
俺は庭にでて『ゲート・オブ・バビロン王の財宝から子ギルが使っていただろう黄金の弓と複製した矢を大量にだし(もちろん鏃は潰して、当たっても痛くないようにする)、それを木に打ち込む
トン……トン……トン
朝の静かな住宅街に弓矢の音だけが響く
「……………ふぅ」
一息をいれた瞬間に汗があふれてきた
横にある時計をみると、AM6時
そろそろ恭也さん達が起きてくる時間だ
AM6時
「おはようけん君」
「おはようございます」
まずが士郎さんが出てきてストレッチを始めた
「剣介、おはよう」
「おはよう~」
「二人ともおはようございます」
恭也さんと美由希さんが出てきた
10分ほどストレッチをやって
「さぁ、いこうか」
「「「はい、」」」
あの裏山まで走りで往復するのが日課だ、この程度なら汗もかかずにすむし
さて、30分ほど走って家に帰ってくると次は普通の鍛錬の時間
「ふぅ、今日は実戦演習をしよう。けん君と美由希、構えて」
俺は木刀を構える
「始め!!」
気合いを溜めて……
「ハァ!!!」
SIDEなのは
「……眠いよぉ」
つい先ほどお母さんに起こされました。まだとても眠いです
「……顔あらお」
「ぷはぁ」
顔を洗うとシャキッとしました
服を着替えて髪をツインテールに整えてリビングに行くとお母さんが朝食を作っています
「おはよう、お母さん」
「おはようなのは、お父さん達が道場にいるから連れてきてくれるかしら」
「は~い」
道場に行くとけん君とお姉ちゃんが試合をしているので大きく息を吸って
「みんなおはよ~!!ご飯だよ~!!」
私がけん君とお姉ちゃんにタオルを投げると二人ともキャッチして身体を拭きはじめます
「おはよう、今朝も元気だな」
なんで、けん君に言われると胸がドキドキするんだろ
おかしいな
その後皆で家に戻りました
SIDEOUT
AM7時30分
「「「「いただきまーす」」」」
うん、やっぱり美味しい
「う~ん、いつも桃子の料理は美味いなぁ
特にこの~スクランブルエッグが」
「あら、分かります?今日は隠し味にバジルを入れてみたの」
「みんな幸せだぞ~こんな美味しい料理を作ってくれる優しいお母さんがいて~、分かっているのか?」
……また始まったか、このバカップルめ
毎日のことなので、もう慣れた
「美由希」
今度は恭也さんですかい
「タイが曲がっている貸してみろ」
恭也さんが美由希さんの胸元に手をのばしている、これだけみていたら恋人だと思うだろうな
「けん君!!」
最後はなのはか
「今日確か試験だったよねお守り作ってみたの」
それは小さいピンクのストラップだった『けん君』と入っている
……お守りねぇ、久しぶりに貰ったな
「ありがとなのは、すごい嬉しい」
そう言って頭をなでると気持ちよさそうに目を閉じている、なんか猫みたい
AM9時
「じゃあね、行ってきますけん君。またお昼にね」
「えぇ、いってらっしゃい。またお昼に」
桃子さんを送り出し終わったので家には俺しかいない
何しようかな~
いつもだったら恭也さんがいれば鍛錬だけど今日はいないし、宝具や道具の点検はもう終わったしな……
あぁ、魔術の訓練でもするか
俺は自室に戻りカーテンをしめて『ゲート・オブ・バビロン王の財宝』から『干将・莫耶』を取り出して『偽』の魔術である複製を使う
「『レプリケーション・オン複製開始』」
作って作って作って作って作って……………
それを空中に固定させる
「ふぅ、無事できたな」
これまで失敗していただけに成長出来たな~
じゃあ、次は……………
AM11時30分
「ん?今何時だ……!?」
やっべぇー、熱中しすぎて翠屋行くの忘れるとこだった
さっさと行くか
「こんにちは~」
翠屋は今日も満員だが、俺はカウンターにある指定席に向かう
「あら、けん君。今日は何にする?」
「そうですね……今日はミートソースで」
「はい、分かったわ」
頼み終わったら暇だなー
「そういえばけん君、試験の準備はどう?」
「あ、ばっちりです。でも本当によかったんですか?学校、しかも私立なんて高いところ」
何回も話し合ったことだけど、もう一度聞く
私立なんて高すぎる
「何回も言ってるけど、子供がそんな心配しちゃダメよ。頑張ってね」
「ありがとうございます」
本当に感謝しないとな……
見よりのないガキを拾ってくれたばかりか私立までいれてくれるなんて、どんだけ良い人たちなんだよ高町家は
頑張んなきゃな
PM1時
「では、これより試験を始めます」
さて、どんな問題だ?
半径2cmの円の面積を求めなさい
いや~、小2がやる問題じゃーないだろ、まぁ簡単だけど
2×2×π=4π
……だめじゃん!! 小学生はπなんて使わねぇよ
意外とあなどれないぞ小学生の問題
PM2時30分
「はい、終了」
やーっと終わったか、退屈すぎて死ぬかと思ったわ
ちょうど時間もちょうどいいしなのはと一緒に帰るか
小2のクラスまで来たけど、なのははどこだ……見つけた
もうHRだからすぐ終わるな
「きりーつ、礼!!」
「「「ありがとうございました!」」」
教室から続々と人が出てくる
みんな俺のことを二度見してくるな
先生と一緒に知らない子供がいるんだから、しかたないのか?
「けん君!?」
お、いた
「よぉ、なのは」
「あんた誰」
なんか金髪幼女と紫髪幼女がこっち見てる
「俺の名前は石神剣介、なのはの家に居候してる。そっちは?」
金髪のほうが
「あなたが、なのはのいつも言っている……私はアリサ、アリサ・バニングスよ、こっちは月村すずか」
「月村すずかです
あの、よろしくお願いします」
「あぁ、よろしく
で、いつも言ってるって?」
アリサの目が怪しく光った
「え~とねぇ、いつもかっこよくて優しくて「にゃぁぁぁ!!それ以上ダメーー!!」いいじゃないなのは、それで「だからストップ!!」だそうよ」
ふ~ん、18年生きてるけど……カッコいいは初めて言われたな
しかし、なんでなのはは止めたんだろ
「け、けん君、試験はどうだった?」
「余裕
ありがとなのは」
俺が微笑んだら、アリサとすずかはポカーンと口を開けて、なのはは顔を赤らめた
「よ、よかったの」
「話には聞いてたけど、これは破壊力満点ね」
「アハハ、そうだね」
アリサとすずかも顔が赤い
なんでだ?
「そうだ、一緒に帰ろうなのは、そのために待ってたんだ」
なんと帰りはアリサの車に乗せてもらった……金持ちだなぁ
PM3時
「「ただいま~」」
「あら、お帰りなのは、けん君も一緒だったのね」
「えぇ、偶然会ったので、一緒に帰ってきました」
「試験お疲れさま」
「いえいえ、こちらこそありがとうございました」
「そんな、いいのよ……恭也はもう帰ってきているわよ」
「本当ですか、ありがとうございます」
さ~て、午後の鍛錬の始まりだ
「脇が甘い!!」
ドガッ
「グッ!!」
また、右わき腹か……同じパターンだな
「もう一回お願いします」
「おう」
俺の身体はボロボロだーってなりました
PM9時
ご飯とか風呂とか終わっていつもの就寝時間、寝ないけどね
「よし、やるか」
今からは魔術の訓練、今回は『癒』の属性である壊れたものを直す能力
だって、宝具が修復できなくて『ロー・アイアス熾天覆う七つの円環』が使い捨てとか嫌すぎるもん
ゴミ捨て場から拾ってきた、壊れたものを床において
「『ディメラーリ・リペレイション修復開始』」
一つ一つに直れ直れと気持ちを込める
「ふぅ~」
10個中3個成功
こんなもんかな、よしもう一回
こんな感じで一日がすぎていった
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「ん、ふぅー」
AM5時、いつも通り目が覚める
俺の名前は石神剣介、小学3年生の9歳だ
リリカルな時といま交わる……