魔法少女リリカルなのは~チートな主人公の頑張り物語~ 作:てりー
前回のあらすじ:なのはに少しだけ説明をしました
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AM7時
朝ご飯を食べている最中、士郎さんと今日の作戦について話し合う
「やっぱり恐いのは相手の10番ですから、そこに潰しやの8番を向かわせて、できるだけ触らせないようにするのがいいかと」
「そうするとチームのシステム上ボランチが一人になるよね」
※ボランチ=守備的MFのことです
「それで大丈夫じゃないですか?GKも上手いですから」
「そうだね……それでいくか」
「そいやぁ、今日なのは達が見にくるんですよね」
「そうみたいだね、そういえばなのはは」
「まだ起きてこないわよ、昨日も遅くまで外に行っていたんでしょ」
確かに昨日は結局帰ってきたのが2時だったしな
別に今日来なくても全然かまわないのに、来るって聞かないんだよ
「そう言えばけん君は今日どのくらいのタイミングで入るんだい?」
俺は、士郎さんがコーチ兼オーナーをしている翠屋JFCのコーチ兼選手をやっている
何故コーチかって?
結構、転生前からサッカーが好きでフットサルクラブに通ったりしてたから、他の人よりは巧いんだよね
それで先発だとつまらない(俺が)から毎回途中出場してるんだけどね
それでもうちのチームは強いんだが
「そうですね、今回は後半あたりから入ろうかなと」
「分かった、よろしく頼むよ」
「「御馳走様でした」」
さて、集合まであと2時間、ゆっくりしますか
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試合前の軽い練習をしていると、なのはとすずかとアリサのいつものメンバーが来た
「おぉ3人とも来たか」
「きてあげたんだから勝ちなさいよね」
「頑張ってね」
「応援してるよ」
三者三様の挨拶
気合いが入りますね
練習を初めて30分ほどたって
「そろそろ試合を始めますか」
「そうですな」
お、そろそろ始まるみたいだな
ピピー
さて、どんな感じかな
相手のフォーメーションは4-5-1か
やっぱり10番から攻撃が始まるな、まぁそこは、こっちの8番が上手く止めてるから恐さはあまりない
こっちは右サイドからのクロスを中心としたいつもの攻め
後ろで回して、中央の6番に渡して、もう一度右SBの4番に戻す、上がってって中に切れ込んで……詰まったな
それを7番に渡して
お!!右サイドの7番からのスルーパス
11番が反応して決まったぁぁ!!
「「「やったー!!!」」」
決めてからは相手のペース、交代で入った13番のでかいやつに合わせて、落とすなりシュートするなりって感じ
さすがに高さではかなわないから苦戦してるなぁ
「「「あぁ~」」」
普通に、クロスから点をとられたか
※クロス=サイドからボールを中に向かって蹴り込むこと
もう少しでハーフタイムだよな、後半の作戦でも士郎さんと話し合いますか
ピッピー
ちょっと疲れた顔をして戻ってくる
「あの13番反則だよ~」
「敵も強いなぁ」
前半の感想もだいたい13番に関して
「皆お疲れ、後半の作戦だけど、守備に関しては9番と15番を入れ替えて、フォーメーションを4-4-2から4-5-1(スリーボランチ)にしよう。そうして13番には2人でマーク。トップ下にはけん君が入ってくれ」
これは守備的に行くというよりかは、あの13番をしっかり抑えようという布陣
「とにかく13番に密着マークをして跳ばさせないように、引っ張ったりとかはしないで、くっつくだけで相手は跳びづらくなるから」
「「「「はい!!」」」」
「次に攻撃だけど、トップ下にけん君が入るから、ボールを集めてそこからの指示はけん君がしてくれるから」
ピッチ外から見ていると相手は右サイドの警戒が強いから左サイドに振ってもいいとは思うけれど……どう攻めようか
「じゃあ後半頑張っておいで」
「「「「はい!!」」」」
ピピー
後半キックオフ
まずは相手の攻めだけど、13番は流石に二人マークを振り切れはしないようだ
っと、ボールがきた
後半開始直前に指示していた形
俺が左サイドにはたいて少し内側に入る
そうして相手DFが警戒しているところでパスをもらいやすい位置に走って戻る、そうすれば俺を追いかけるDFが一人釣られてポッカリと穴があく、そこにFWが走り込んでクロスをいれればフリーでヘディングを打てる
そんな形が一つ、まぁ他にもあるけど、とりあえずこれで
切り返して貰いやすい位置に戻るとものの見事に釣れた
「あげろ!!」
ボールをあげると、これまたドンピシャリのタイミングでボレーシュート
決まったぁぁ!!
「ナイスシュート!!」
「やったー!!」
色んな声が飛び交う
さて、もう1点決めて息の根を止めますか
今度は俺がスルーパスを受けてDF一人とGKしかいない状況
DFをマルセイユルーレットでかわして飛び出してきたGKに対してループシュートで頭を越す
※マルセイユルーレット=左足をボールの上に乗せて、ボールを軸に身体を回して敵をかわすフェイント、フランス最高のMFジダンの得意技
ゴーーーール
3-1とリードして、あの13番にもほとんど仕事をさせず、最後のミドルシュートのピンチもGKのナイスキャッチで試合終了
「勝っっったー」
「「「やったー!!!」」」
試合が終わって挨拶もすんで、毎回恒例の勝利記念翠屋ご馳走イベントで俺は三人娘達と食べる
「それにしても、けん君格好良かった~」
「うんうん、あのクルッて廻ってDFをかわすのとか凄いよね!!」
「ふん、まぁまぁ格好良かったんじゃないの?」
「ありがと、皆」
正直、指示通り動いてくれた皆のおかげだけどね
さて、食事が終わって話をしていたらユーノへの爆弾発言がとびだした
「この子フェレット……だけど、何か違うわよね」
いや……まぁ実際フェレットじゃないしな
それにしても、なのはとユーノのキョドった顔が印象的だな
「確かに、動物病院の先生も変わった子だっていってたよね」
どんな方法で切り抜けるのかな~♪
【ど、どうしようけん君】
念話で助けを求めてきた
応じるわけないでしょ
【頑張れなのは~】
【ひどいよケンーー】
「えっと、ちょっと変わったフェレットってことでユーノ君お手!!」
キュク
パシ
「「うわぁぁぁ!!」」
力技で解決しおった
「可愛い~」
「賢い、賢い~」
二人とも目を輝かせてユーノをなでる
【ご、ごめんねユーノ君】
確かにおもちゃになってるからな
【だ、大丈夫】
「「「「ご馳走様でした~」」」」
皆がでてきて今日は終了となった
何かなのはが変な顔をしてるけど、どうしたんだろう
見ている先はGKとマネージャーのカップル、ああいうのに憧れる年頃なのかな?
そのわりには浮かない顔だが……まぁ疲れているだけかな
気にしすぎてもしょうがない
「はい、なのは」
うわっ、何このぼろ雑巾みたいなユーノ
……ユーノがゴミのようだ……ごめんなさい
【ユーノ、ご愁傷様】
【助けてよ~~】
【アハ、アハハハハ】
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あれから、すずかもアリサも用があるらしいので解散して家に帰った
最近、毎日より遅くまで頑張ってるから疲れてるだろう
「とりあえず、なのはは寝たほうがいいんじゃないか?」
「うん……そうだね、晩ご飯までお休みなさ~い」
俺は庭にでて剣術の鍛錬、最近やっと技を教えて貰えるようになってきたのでその反復練習、木を打って内部から破壊させる『徹』の練習
20分くらいやっていると
ドクン
!?あの慣れた感覚がきた
すぐに念話で話せるようにしておく
【ユーノ、なのは】
【気づいた?】
【あぁ、どこだ?】
ユーノに軽い探索をお願いするとユーノの声の調子が変わった
【ちょっと待って、何この広さ??】
どうやら今回はものすごく広範囲らしい
願いが反映されて一番力がでるのは人間だって言ってたな……ってことは今回は人間が発動させたのか?
まぁ、どっちにしても止める事には変わりないけどな
ドタドタドタ
「おぉなのは、お父さんと一緒にお風呂に入るか~?」
入るか!!
こんな状況でなにのんきなことを
「ごめん、また今度~」
すごい、キレ~にふられたな
よし、行くか
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「何だ……こりゃ」
予想していたものの斜め上をいく風景
むちゃくちゃ大きい木が何本も生えていて、地面やビルに枝や根が張り、車を破壊する
「……ひどい……私のせいで……」
なのはのせい?どういうことだ?
「私、見かけていたのに、あの子が持っていたのを」
要するに違うだろうと思って、そのままにしていたんだろうな
だが、今はすべき事が他にあるはずだろ
「今それを言っている場合か?
ユーノ、この場合どうやって封印すればいいんだ?」
「これだけ大きければ、どこかに核があるはずなんだ
それを見つけて封印すれば……」
問題はどこに核があるかって話だな
……しょうがない、地道に探すしかないか
まさか『エクスカリバー約束された勝利の剣』で焼き払うってわけにもいかないしな
「よし、俺が探してくるから「ちょっと待って」なのは?」
他に良い手があるのか?
「ユーノ君、何かそういうものを探す魔法ってないの」
そういうことか、魔法で探せるのなら簡単だな
俺はそっち系の魔術は出来ないし
「えっと、ワイドエリアサーチ一応WASっていうのがあるけど」
「レイジングハートできる?」
〔Yes,my master〕
「じゃあ頑張ろうレイジングハート、リリカルマジカル、探して災厄の根元を!!」
俺空気~、つ~まん~ない
なのはは意識を集中させて探している
【ケン、僕の寂しさ分かった?】
【あぁ、分かったぜ!!】
何か友情が深まった気がした
「見つけた!!」
「どこだ(本当)!?」
「……ここから封印する」
本気か?こんな遠くから封印だと?
……いや、目がマジだ
こういう時のなのはは言っても聞かない
なら、俺はサポートするだけだ
「無茶だよなのは」
「落ち着けユーノ、なのは……出来るんだな」
ゆっくりとしっかりと見据える
「……出来る」
いい目だ、出来るって確信している
「よし、もし何かあったら俺がその全てを取り除いてやる。だからなのはは安心してぶっ放せ」
「うん!! いくよレイジングハート」
〔shooting mode setup〕
杖が、今度は、さすまたみたいになった
「いって、捕まえて!!」
ドガァァン
何これ……砲撃?
ものすごい光の奔流が空を統べる
これ、死なないのかな……あぁ非殺傷設定だから大丈夫か
「リリカルマジカル、ジュエルシードシリアルⅩ封印!!」
おぉ、一気に木が消えた
……残骸がひでぇな
「いろんな人に迷惑かけちゃったね……」
迷惑か、間違っちゃいないな
「もう、かけてしまったものはしょうがない、まぁ反省しなきゃ駄目だけどな
一番大事なのは、これからどうするかだぞ」
ぶっちゃけ今回のミスはでかい、結構な人が怪我をしているだろう
それでも、なのはが成長するのに必要な犠牲だった
「そうだよなのは、元気だして」
「二人とも……ありがと」
ちょっとはにかんで、なのはが答えた
「はいはい、湿っぽいのは終わり、帰るよ」
そうして俺らは家に帰った
少しの反省と、少しの収穫を持って