最深部の誓約者がダンジョンの最深部を目指すのは間違っているだろうか?   作:Faust.

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今回はベルとカナミが会って冒険します。



英雄願望者【ベル・クラネル】

「さて、どうしようか……」

そう、カナミは今絶賛迷子中なのである。

昼前にベートと別れ、夕方まで街を散策していた。

そしてふと宿はどうするかということを思い、辺りを散策していた。

すると、なんということでしょう。

カナミが迷子になってしまいました。

来て数時間しかたっていない街のことなど微塵もわからないカナミは取り敢えず人を見つけ、聞いていくことにした。

すると、近くからいい匂いが鼻腔をくすぐる。

そのニオイの元をたどると、一つの店があった。

今思えば何も食べていない僕は誘われるように店に入る。

そして、食べ物と飲み物を頼む。

金は先程ベートからもらっていた。

「見ない顔ですね」

不意に話しかけられ、声のした方へ向く。

すると耳の尖った金髪のような色の女性が隣に立っていた。

「はい、気付いたらダンジョンにいましたから」

事実だ。

信じてもらおうが信じてもらえまいがこれは不変の事実だ。

「そうですか」

しかし店員は表情ひとつ変えずにぼやく。

「あれ?驚かないんですね?」

「ええ、確かに珍しいというか前例はありませんが、ダンジョンは何が起こるかわかりませんから…」

何かダンジョンを知ってそうな感じがしたのでステータスを見る。

 

「リュー リオンさん」

突然名前を呼ばれて驚いたのか今度は表情を変えてくれた。

「なぜ、私の名を?」

「ステータスにそう書いてあるから」

「何をふざけたことを…どうやってステータスを見たのですか?」

「なんか僕だけ見えるみたいなんですよね、ステータス。

相手のステータスって念じたら僕の目の前に白い文字で書かれたステータスが浮かびました」

「そのことはあまり他言しない方がいい。ヘタをしたら命を狙われる」

「そうですか、ありがとうございます。リオンさん。あ、僕の名前はカナミ=ユーラシアです。」

「リューで結構です。ユーラシアさん。今後ともご贔屓に」

「なら僕もカナミで結構です。あ、あと一つだけ宿屋はとこですか?」

「わかりました、カナミさん。宿屋は前の通路をずっとまっすぐ行けばあるはずです、あと敬語はやめてください」

「わかり…わかったありがとう、リュー、はいこれお金ごちそうさま」

「お気を付けて」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リューと別れたカナミは昼の間に収集した情報を整理していた

 

ダンジョンに入るにはファミリアに入る必要がある。

ここはゲームの世界ではなく現実の実在する街だということ。

他にもあるが優先すべきはこの二つだ。

考えているうちに宿屋につき、一泊する準備を整える。

が、その時、裏で声が聞こえたので見に行った。

 

「僕のファミリアになるかい?」

「え?いいんですか?」

 

1人の小さい女の子と白い髪で赤い目をした少年が宿の裏口で話をしていた。

僕は心臓の鼓動が高鳴っているのを感じた。

そう期待しているのだ。

このまま僕も入れてもらえるのではないだろうか?という期待をしているのだ。

そこで僕は意を決し話しかける。

「すみません、僕も入れてもらえませんか?」

「うわっ!びっくりしたぁ、君もかい?構わないよ、君達2人はこのヘスティアファミリアの一員さ」

「ありがとうございます!神様!」

そう言うと白髪の少年は神に抱きついた。

「おあ、おいきみ!名前は?」

「僕ですか?僕はベル・クラネルです。」

「僕はカナミ、カナミ=ユーラシアです。」

「ベル君!カナミ君!今日から君たちは僕のファミリアだ!」

「「はい!」」

僕らはそのままボロい教会へと足を運び、そこで恩恵を受ける準備をしていた。

ベルは楽しそうだった。

ヘスティアが準備を終えたので僕から先にやることになった。

ベットの上にうつ伏せになり背中を出す。

するとヘスティアが変な声をあげた。

「へにゃ?き、君は前にどこかのファミリアに属していたのかい?」

「いえ?というかまずここに来たのが昨日ですよ?」

いきなりの質問に戸惑ったが、難なく答えれた。

「君にはステータスがもう出ているよ?」

「はい、そうなんですよ。僕も理由は分かっていません。取り敢えず上書きでヘスティアファミリアにしてください」

「分かったよ。それに君は魔法が最初からある。えーとなになにー

「ディメンション」だってさ」

「え?カナミ最初から魔法あるの?」

いいなぁーいいなぁーと羨ましそうに見るベルに僕は苦笑しながら、恩恵授与を続ける。

「よしっ!終わったよ」

「ありがとうございます、ヘスティア」

「いいんだよー、はい次はベル君ね!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてベルの恩恵授与が滞りなく終わり、今はベルと冒険者登録しに来ている。

僕はなぜこんなことを…と思いながら書類にスラスラと必要事項を書き込んでいく。

そして無事登録出来たので帰ろうと思った矢先にベルは言い出した。

「今から行こうよ!ダンジョン!」

僕は拒絶したかったが今日行かないと生活費がないので仕方なく潜ることにした、

ついでに魔法【ディメンション】を試してみたかったのもある。

「いいよ、行こうか」

そして僕はこれから何が起きるかも知らずにダンジョンへ足を運ぶ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うわー、ここがダンジョンかー」

キラキラした目で周りを見るベルがいる。

「よし、取り敢えず魔法【ディメンション】を使ってみるか。」

【ディメンション】

しかし何も起きなかった。

ベルも不思議に思ったのか聞いてくる。

「なにか変化あった?カナミ!」

「いや、何も無い。」

「なーんだ、何なんだろうねその魔法」

「そうだな、なんな、ん?」

今一瞬頭にマップが浮かび上がった。

「どうしたの?カナミ」

「今一瞬頭にマップが浮かんだ。」

「え!?そうなの?なら階段どっち?」

「こっちだ」

頭に浮かぶマップの通りに行くと早くも階段を見つける。

「うわーっ!ほんとだ、その魔法すごいね」

そうか。

ディメンションは和訳で次元、次元ってのは空間のことだ。

なら空間の支配とかもできるんじゃないか?

僕はこう考えた。試してみる価値はありそうだ。

「ベル、ちょっと待ってくれないか、」

「何?カナミ?」

「ちょっと試してみたいことがある」

「分かった」

ベルに承諾をもらうと、意識を集中する。

範囲は狭いがその範囲に多量の魔力を込める。

すると今までとは比べ物にならないほどの情報が入ってきた。

敵の位置、ここにいる人の会話の声、モンスターの動き、

そのどれもが鮮明に頭に浮かぶ。

「ベル、ちょっと俺を殴ってくれ」

「え?何いってんの?」

「いいから!」

「分かった、いくよ!」

おりゃという掛け声と共にベルの拳が飛んでくる。

しかし僕には止まって見えていた。

そして僕はそれをやすやすと躱し、おもう。そして、気づく。

魔力を込めれば込めるほど詳しく対象の情報が入ってくることを。

「おいベル、そこの通路を曲がったところに2体のモンスターだ」

「え?ほんと?」

「ああ、行くぞ」

この一階にディメンションを広げる。

これは索敵に向いているな。

と、僕は思い、ディメンションと区別するため、

ディメンション多重展開(マルチプル)と名付けた。

そしてテンションの上がった僕は叫んだ。

「ディメンション多重展開(マルチプル)!!」

 

 

 

 

 




戦闘は次回に回します。
今回はなかなかいい文章が作れませんたでした。

すいません!
だんまちはアニメ知識なのでおかしなところもあるかもしれませんがそれはオリジナル展開ってことで目を瞑ってください。
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