新3年生となった僕らは今朝の朝礼をしていた。
先生「それでは朝のホームルームを始めます。日直の方号令を」
渚「起立!気をつけ…礼!
その直後教室中にいっせいに銃声が鳴り響いた。
先生「それでは出欠をとります。磯貝くん」
磯貝「…」
先生「教室がうるさいのでもっと大きな声で返事をしてください。磯貝くん」
磯貝「はい‼︎」
先生「次○○、次○○………次佐々木くん」
神威「はい‼︎」
先生「次潮田くん」
渚「はい‼︎」
先生「素晴らしい。遅刻欠席者ゼロです。明日からも続けていけるよう頑張ってください。」
ああ僕何やってんだろう。そもそもなんでこうなった。僕たちはエンドのE組へきてまずこの目の前にいるたこの化物を暗殺して欲しいとCCGから来たという烏間さんにお願いされた。CCGとは喰種対策局でそんなお偉いさんがくるとは驚いた。なんでも成功報酬は100億らしいそれで皆頑張って暗殺しようとしているが全然ダメだ。なんなってこの化物は月の7割を爆破したらしく来年の3月には地球も爆破するらしい。そしてなぜか椚ヶ丘学園の先生ならしてもいいと言ってきたので僕らが暗殺を頼まれたという事だった。
「全然ダメだね。また別の方法を考えないと」
神威「でも無理かもしれないね暗殺は」
杉野「おいおい諦めんなよ。皆でやれば必ず成功するって」
渚「そうだよ。あんた諦めるの早すぎ。」
神威「ごめん…」
正直僕はあまりこの暗殺に興味がない。やっぱり生き物を殺すのは気がひけるのだ。でも皆ノリノリだしなぁ
。それに最近は体調が優れないし全然気分が乗らない。僕E組に馴染めるかなぁ。心配になってきたよ。そうこう考えているうちに午前の授業は終わってしまった。
寺坂「おい神威!ちょっとツラ貸せよ。」
渚「あんたまた神威にいらないことを…
神威「大丈夫だって渚ちゃんちょっと行ってくるだけだから、ね」
渚「あんたいつもそんなだから舐められるのよ。どうなっても知らないわよ。」
神威「だから大丈夫だって。で寺坂くん話って」
寺坂「だからちょっと来いって。へへへなぁに大したことじゃねえよ。」
校庭
神威「なにかな?もしかして僕悪いことしちゃた?そしたら謝るから暴力やカツアゲだけはやめて、お願い」
寺坂「ちげーよ。今回てめーを呼んだのはあのたこやろー暗殺の計画にお前が必要だからだ。」
神威「え?ぼ、僕が?今までのように殴ったりしないの?」
正直ちょっと以外だった 。寺坂くんは明らかに先生のことを嫌っていたがみんなの暗殺にも関わろうとしてこなかったから全然暗殺には興味ないのだろうと思っていた。
寺坂「今回の作戦がうまくいったらお前にはもう手ぇ出さねえよ。それよりも作戦なんだが…」
でも何か良からぬことを企んでる気がするのは気のせいではない。ここは寺坂くんには悪いけど断っておくのが一番いいだろう。どうせ僕は役になんてたてやしない。むしろ足を引っ張るのが関の山だ。
神威「ちょっと待って、僕暗殺はあんまり気が進まなくて…」
ボコッ
神威「ぐっ…」
寺坂「ぐちぐちうるせえな。てめーは黙って俺たちのいうこと聞いときゃいいんだよ。それともあれか?渚ごとボコられたいのか?」
寺坂くんとは2年生同じクラスだったけどあまりいい思い出がない。いつも殴られては渚ちゃんに助けてもらってる。本当に情けない。でも僕自身渚ちゃんにはできれば関わって欲しくない。
神威「そっ、それだけは。関係ない渚ちゃんだけは巻き込まないでよ。」
寺坂「じゃあ頼まれてくれるな」
神威「わ、わかったよ。」
仕方なく計画を手伝うことにしたのだがやはりその計画はあまりいいものではなかった。ただ僕はその計画を受け入れるしかなかった。
教室内
磯貝「ちょっといいか渚」
渚「磯貝くんどうしたの」
磯貝「いや、ちょっと寺坂たちが神威に目つけてるから大丈夫かなぁと」
片岡「そうよ。何かあったら私たちに言ってよね。2年の時いじめられてたみたいだし。」
渚「ありがとう二人とも。でも大丈夫だよ。何かあったら僕でもなんとかできるし。それに神威も神威だよ。何もしないなんてたまにはやり返せばいいのに…」
磯貝「はは、誰だってそう簡単にはできないさ。まあまた声かけてくれよな。」
渚「うん。わかったよ。」
渚(磯貝くんと片岡さんはまさに委員長って感じで本当に頼れる存在だ。弱い立場の人をほっとけないのだろう。でも今までだってなんとかなってきたので二人に頼る必要はないだろう。でも何か胸騒ぎがするな…)
神威「ただいま。」
渚「おかえり。何かされたわざわざ呼び出すなんて結構なことふっかけられたんでしょ。」
神威「別にそんなことないよ。さ、早く授業の準備しないとね。」
あごを軽く触りながら神威は席に着こうとしていた。
渚(絶対何かあったね。まあいいかまた後で問いただそう)
5時間目 国語
先生「では皆さんには課題をやってもらいましょう。終わったものから帰っていいものとします。」
神威(きたっ!先生を暗殺出来るチャンスが。渚ちゃんによるとこの時間帯は先生の注意が散漫になる頃らしいから今なら大丈夫)
渚ちゃんは先生の弱点をまとめた弱点ノートなるものを持っている。意外にも渚ちゃんは人を観察する才能があるらしく今までの先生の弱点も何かと信用できたのだ。よって渚ちゃんの弱点ノート通りに従えば今の時間帯はチャンス!
神威「先生。課題終わりました。」
先生「早いですね。さすが国語が得意な佐々木くんですね。先生にも見せてください。」
渚(あっ、ナイフを隠してる。暗殺は気分が進まなそうだったのにどうしたのかな…まさか寺坂たちに!)
寺坂(くくく。みてろよたこやろー。100億は俺たちがいただく。)
神威「先生これなんですが…」
その瞬間神威は隠し持っていたナイフを先生にあてにかかった。がもともと運動能力のひくい神威の攻撃は弱々しく簡単にうけとめられてしまった。
先生「ふっふっふ。まだまだ攻撃が甘いですね。発想自体は良かったですがね。」
普通にうけとめられてしまったがこれは想定内。本当の目的はここから先にある。そう、つまりこの作戦は二段構え!
寺坂「今だ神威」
先生が少し油断したすきに神威は先生に抱きついていた。胸元には特製の手榴弾つきで
寺坂「ほらよ‼︎」
寺坂がボタンを押した途端強烈ね爆発が辺りを包み込んだ。
茅野「うっ。何がおきたの?」
渚「神威!寺坂あんた何をあいつにさせたの」
寺坂「簡単だよ。絶対逃げられんようにいた瞬間に神威ごとボカンだ。心配すんなあいつの治療費くらいは払ってやるよ。はっはっはっはっは。」
渚「あんただけは絶対に…
茅野「見て、二人の姿が見当たらないわ!」
渚(そうだ。今は寺坂に構ってられない。早く神威を病院に連れて行かないと)
前原「おい、あれ見てみろよ」
なんと二人とも生きていた先生の切り札の脱皮を使って。ただ明らかに先生の顔はおかしく真っ黒だった。
渚「神威!」
神威「うっ」
茅野「良かった無事みたいね。」
先生「寺坂。お前らが首謀者だな。」
ぞくっとした。誰も動けなかった。今までに先生が本気で怒ったのをみたことがなかったから。このまま地球を破壊しそうな勢いだ。これが本当の先生の姿なのか。
寺坂「そうだよ。何かわりーかよ。邪魔なんだよてめーがよ。だから早く殺そうとしたまでだ。」
寺坂は涙声で必死に先生に反論していたが無理もない、今の先生はそれほど恐ろしくなっていた。
先生「とんでもない。大いに結構です。ただ仲間を大切にしない方法を怒ったまでです。そして佐々木くんあなたもです。自分の命を大切にしない人に暗殺する資格はありません。」
ところが先生は急にいつもの優しい先生に戻ってしまった。それどころか僕にも普通に説教をしてきた。 よくわからない。ただただよくわからない。
神威「はい。すいませんでした。」
先生「それで結構です。さて3月までにあなたがたが私を殺せるか見ものですね。」
怒られちゃったな。でも不思議と心地良い。僕のことを考えて怒ってくれる人なんて渚ちゃん以外だとほとんど居なかったから。
神威「やっぱり殺せないや」
茅野「……あっ。殺せない先生で殺せんせー。」
こうして正式に名前が決まったのである。
帰り道
渚「はいっもう一回。」
神威「もう勝手なことはしませんごめんなさい。」
渚「よし、コンビニでアイス奢ってくれたら許してあげる。」
神威「よ、良かった。」
その後はというと神威は渚から延々と説教を受けた後反省の言葉を何回も言わされていた。
渚「くぅー。やっぱり高いだけあってバーゲンダッツは美味しいね」
神威「自分では買わないのに…」
渚「何か?」
神威「いいえ何もございません。すいませんでした。」
渚「ねぇ神威。」
神威「何?」
渚「いやっ、なんでもないよ。」
渚「よし!スッキリしたしもう一個買おうかな。もちろんあんたの奢りで。」
神威「そっ、そんなもうお金が」
渚「冗談よ。でも次こんなことごあったらもっと食ってやる」
神威「食べ過ぎは女の子にはちょっと…
げしっ
神威「いてっ」
渚「うるさい。あんたの方がよっぽど女の子みたいよ。」
屋根の上
殺せん「ヌルフフフどうやら仲直りしたみたいですね。ただ佐々木神威くんですか…一応注意しておかないと」
運命の歯車が動き始めるのはすぐそこ…
はい全然展開も進まずキャラも出せずすいません。読んで頂けばわかったと思いますが佐々木神威は金木研がほぼベースです。次回からは東京喰種のキャラも出る予定です。