クトゥルフ神話〜〜小説〜〜   作:不憫な死神

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今回は番外編で今自分が使ってるキャラクターである緋色カク(リメイク)のお話です。
と言っても視点は別キャラだけですが。


番外編
番外 病室の探偵助手


看護婦side

【現在時刻22:30】

私はある病院で働く新人看護婦。

看護婦と言っても雑用が多い。

書類仕事、廊下の掃除そして薬品を薬品室への運搬(何故看護婦がそういう事を新人は必ずするのだろうか?)

それから何故か分からないが私がトイレに入っている最中水をかけられたりする。それでその事を先輩方に聞いたら何だこいつっと言うような目で見られた。...うん何でだろ?

(*いじめに気づかない看護婦by作者)

そんな私は現在見回りをしている。

夜の10時30分、少し怖いが頑張れ私っと考えていると...

 

___...?...!

 

っと何か音が聞こえてきた。何だろうか?っと言う疑問と夜と言うことでお化けが出そうなという恐怖が私の精神を襲う。

そんな私は何かが出てくるのではないかという恐怖を抑えながら音が鳴るところまで向かう。

 

___...〜?.〜..!

 

近づくにつれ音は大きくなる微かに聞こえる音は笛だろうか?

そしてその音が聞こえる場所はA棟の病練だ

(補足:この看護婦はA棟にある病室A201近くを見回りをしていたため微かな音が聞こえた。極端に言えば聞き耳成功ちなみにA棟の他にB棟とC棟がある)

(更に補足:A棟を例にして言うと一つの棟に病室は60室ある)

この病院は患者達の部屋が若干防音になっている。大声を出せば普通にこのA棟にある受付まで聞こえてくるのだ。

 

【現在時刻22:32】

 

___〜〜♪〜♫

 

音の発生場所である所に着いた。どうやら何かを吹いているようだ。

A260

A棟の病練でも奥にあり人気が無い場所。

昼でも薄暗い場所だ。

そんな奥の病室に入っている患者は緋色カクと言う名の少年(?)だ。

私も一度見かけた事はある。

赤い髪に赤い目と言う異質な外見に小学6年と同じ身長。それでいて中性的な顔。(外見だけを見ると)まるで人形のような子だ。先輩看護婦達は彼を人形のように抱きしめたいと思っているらしい。そして余り重たいものは持てないようだ。良くて教科書の教材3冊とノート2冊しか持てないらしい。...非力だ。そんな彼が何故入院しているのかと言うとどうやら槍のようなもので、刺されたらしい。何故刺されたのかは謎でその槍も見つからない。襲った者も見つからないと言うのだ。不思議過ぎる。

 

___〜♪...?...〜〜♫

 

音は途中で途切れたりする。

その音色は落ち着いているが「今日初めて吹きました」っと言う感が凄くする。下手だ。

そう考えながら私はノックをする。

...応答は無いどうやら集中している余り聞こえないようだ。

 

「失礼しま〜す」

 

私は病室に入る。

だが入ってきた人の存在にベッドの上にいる少年__緋色カクは気づかない。

改めて見ると本当に人形のようだ...っと私は考えていた。

 

「〜〜♫...?〜♪」

 

音はどうやら笛らしい笛と言っても石で出来ている奇妙な形をしている笛だ。いつの間に持ち込んだのか?っと考えていると謎が解けた。お見舞いに来た人達がお見舞いに持ってくる物を置く台の上にあるコートに入っていたようだ。

 

「〜♬〜〜♩...?」

 

吹いている曲は恐らくドビュッシーの【月の光】だろう。

途切れたり、音が変だったりするが少しは合っているようだ。

そして笛を吹いているカクは窓から差し込む【月の光】で様になっている。

 

「...?ダメだなやっぱり」

 

彼はそう呟く。

どうやら音の高さなどがわからないようだ。

 

「今日はもうやめるか...」

 

そんな事を呟きながら彼は笛をコートの中に仕舞う。

緋色カクは一人でこの病室を使っている。

入院してきたのは5日前。

退院するのは明日だと聞く。

そんな事を考えていると笛をコートの中に仕舞っていた彼は私に気づいた。

 

「...いつの間に」

___カク君が気づく3分前かな?

そう呟く彼に私はそう答える。

現在時刻は夜の10時35分

 

「声ぐらい掛けて欲しかった...それ以前にノックをして欲しかった」

___したわよ。ただカク君が気づかなかっただけだよ?

 

彼の問いに私はそう返す。

彼は俯くと少し考え、気づかなかった自分の落ち度か...っと呟く。

そして私の方に顔を向け

 

「それで何の用で?」

 

っと聞いてきた。

 

___消灯時間よ寝なさい。

 

私はそう返す。

すると彼はそうかっと呟くと

 

「そういうお前は見回り...かご苦労な事で」

 

っと言ってきた。

お前とは何だ、年上に敬語が出来ないのだろうか?

そう考え私は彼に年上には敬語を使うという事を教えた。

 

「知ってる、だが俺のように育った環境は(・・・・・・・・・・・・・・・・)普通に自然と敬語は使えなくなるからな(・・・・・・・・・・・)

 

どういう事だろうか?

自然と敬語が使えなくなる?

イジメだろうか?

そんな事を私は思っている。

 

「それでそういうお前はどうなんだ?」

___はい?

 

私はそう答える。

そういうお前はどうなんだ?

どういう事だろう?

 

「...水掛けられたりしてるだろ」

 

何故知っているのだろうか?もしやストーカーか!?

 

「何か失礼な事を考えてるな...言っとくが俺はトイレから水に濡れて出てくるお前を2回は見たぞ」

 

...あれ?それってつまり私の下着とか見られてた?確か周りに人はいなかったと言うのに

 

___この変態ッ!

「誰が変態だ、後叩くな痛い」

___だからって人の下着姿を見るなんて...!どうせベッドの上で...モゴモゴ///

「はぁ不可抗力だこの話題はもう良い。後ベッドの上で...何?俺はベッドの上で読書してたんだけど?」

 

私が考えてる事とは違う応答が来た。え?普通男って異性の裸とか見たらベッドの上とかで...その...何かをするのではないのか?

 

「...?何かとは何なのかしらんが、今はどうでも良いか」

___あ、うん...それで読書って何読んでるの?

「小説」

___へー...タイトルは?

「...王宮の奥に眠る白痴の神という小説」

___白痴の...神...?カク君は神話系の小説が好きなのかな?

「いや、この小説を書いてる奴の作品が好きなだけだ。」

___えーっと...ペンネーム...吠神月(ほえかみらいと)?変なペンネームだね

「...だが、作品は良い」

___ふーん...白痴の神ってどういう小説なのかな?

「主人公が別世界に転移して其処で剣を使って敵を倒していって最後に世界を支配してる奴を倒すと言うものだ」

___...何処が白痴の神?

「...世界を支配してる奴を倒した主人公は目を覚ますと元の世界に戻っていた」

___何処が白痴の神なの〜?

「白痴の神は奥で眠る。そしてその世界は白痴の神の夢でしかない。」

___あぁ...そういう事ね。

 

っと私は納得していると彼は唐突に呟く

 

 

「"例え脇役でも生きているのならその生き物は生きてる限り自分自身の物語の主人公"」

___え?

「...いや気にするな、ただ俺がこの作品の作者が書いているのを読んで感じた事だ。」

___あ、うん

 

"例え脇役でも生きているならその生き物は生きている限り自分自身の物語の主人公"

彼が呟いた言葉は意味が分かりやすく、そして奥が深かった。

自我や意識があっても無くてもその生き物が生きているのならその物語はその生きている物の物語と言うものだ。

良く噛ませにされる人物でも、悪役でも、殺人鬼でも、奴隷でも、果てには人外でも、生きているならその生き物は自分自身の物語の主人公という事だ。

 

「...それじゃあ俺はもう寝る。早めに退室をお休み」

【現在時刻22:55】

___え?あ、うんお休みなさい

 

っと私は考えてる最中に彼に退室をする事を言われ私は早々に退室する。

それから私の頭には、その言葉がずっと残っていた。

絶対にこの言葉は忘れないだろう。

 

 

 

END




っと言うわけで病室の探偵助手でした。

ちなみに看護婦さんの年齢は25でAPPは15ぐらいあります。
それでは感想などお待ちしております
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