そして、内容にごめんなさい(土下座)
では、本編どぞ↓
私の名前は『
麻帆良学園中等部の2-Aに所属している中学2年生。
好きなものは人の世話をすること
なりたい職業は保育士。
嫌いなものは孤独と年齢に関わる事を聞かれる事
私は休日や放課後などの余った時間に保育園などにボランティアに行ったりする
このお話はその保育園に時々現れる彼と私のお話
千鶴side
ある日曜。私は寮の近くにある保育園にボランティアとして来ていた
保育園の園長さんとはもう数年近い付き合いです。
「千鶴先生~」
「あらあら」
子供達は私を先生と呼んでくれて慕ってくれます
まだ保育士の資格も持っていないけれど、そう呼ばれると何時か取りたいと思うほど私は子供が好きです。
「千鶴先生~。今日はお兄ちゃんこないの?」
「お兄ちゃん来ないの?」
「ん~どうだろう?」
子供達が言う“お兄ちゃん”とは時々ここに現れる不思議な人
何時もお面をかぶっているけれど、子供達を楽しませてくれる面白い人。
「今日は来るかしら?」
「兄ちゃんの事だから呼べば来るよ!」
「そうだ! 呼んでみよう!」
数人の子供達が門の傍に駆けていって門の傍で叫ぶ
「「「「「生一お兄ちゃん!!」」」」」
普通ならそれでおしまい
そんなに都合良く人は現れない。
「呼んだか~?」
だけど・・・・・・都合良く彼は現れる
「今日は何処から?!」
「この前は屋根の上だったよね?!」
「今度こそ園の中から来るよ!」
「横から来るぞ気をつけろ!」
「残念、下からだ」
何処から出てくるかと思ったら砂場からだった
「すげー!」
「何時から入ってたの!?」
「はっはっは! 実は1時間前からだ。早めに来ていた子達に手伝ってもらってな! 危うく窒息死するかと思った」
皆は真似しちゃいけないぞ。と彼は笑いながら言う
そんな彼に私は笑顔でこう言います。
「子供達が真似するので変な事しないで下さい」
「お、千鶴ちゃん。今日も歳相応には見えないオーラを出してるね」
咄嗟に手が出た私は悪くない
「ひでぶっ!」
「生一兄ちゃんが飛んだ!?」
「スゲー! 5回転半も回ってる!」
「世界一!」
「ギネスだギネス!」
・・・・・・何処でそんな言葉を覚えたのでしょうか?
「今のビデオにとったか!?」
「そんなの持ってないよお兄ちゃん」
「畜生! 証拠がないとギネスには認定されないんだよ!」
「「「「「え~」」」」」
「千鶴ちゃん、もう一回!」
「嫌です」
ーーー☆ーーー☆ーーー☆ーーー
「ライヴは言った“皆の為に俺はお前を殴る”」
「「「「「おぉぉぉぉ」」」」」
今、生一さんは皆に紙芝居を見せています
主人公は“ライヴ”と言う少年
普通の子供だった彼は突然悪魔の力を手に入れ、トラブルに巻き込まれていくというお話らしい
最初は街の小さなトラブルから始まり、最後には世界をかけた闘いをするらしい
現在、56話の最終話で世界を手に入れようとする魔王との闘いらしい。
「魔王の魔弾がライヴを貫く。彼はその一撃で地面に倒れ伏した」
「「「「「ああ!」」」」」
このお話はとても良く出来ていました
主人公の心情から世界の状勢まで細かく
子供には分からないかもしれないけれど、“作り話”とは思えないほど精巧に・・・・・・
「魔王は言った“諦めろライヴ。今ならお前には世界の半分をくれてやる”。彼は倒れ伏せながら思った“もう良いかな、諦めても”」
「「「「「・・・・・・」」」」」
「・・・・・・」
気付けば話もクライマックスに差し掛かっていました
私も固唾を飲んで見守ります。
「だが、彼の身体は諦めてはいなかった。その身体は意思とは反対に立ち上がる。立ち上がったとき、彼の心は決まった“闘おう”と」
「魔王は眼を見開き彼に言う“何故諦めん。その身体でまだ闘おうと言うのか!?”彼は不敵に笑ってこう言った“ライヴの最後にDを付けて逆から読んでみろよ。それが俺だぜ”」
ちなみに、今の台詞は主人公の決め言葉だそうです
子供には難しいとは思いますが、子供達は良く遊びでこの台詞を言ってます。
「“死ねライヴ!”魔王の渾身の一撃がライヴに迫る。満身創痍な彼はそれを避ける事が出来ない」
「頑張れライヴ! 負けるな!」
「諦めんなよ!」
「いけるいける絶対いける諦めんなよ御米食べろ!」
「おい今、棒火ロイドが居たぞ」
子供達が声を上げて次の展開を待ちわびていますが、私はこの後の展開が少し読めてしまいました
だって・・・・・・
「そんな彼の背中が誰かに押される。姿は見えない、けれど確かに彼を押す手が存在した。動かない身体がその一瞬だけ動いた。“うおおぉぉぉぉぉ!!”雄叫びを上げ彼はその手を振りぬく」
「一瞬のぶつかり合い。彼の拳と魔王の一撃が交差し拮抗した。そして、周りに暴風が巻き起こる」
「「「「「おおお!!」」」」」
「その瞬間、彼は魔王の下に走り出した。姿勢を崩しながらの全力の跳躍、何処に向かってるのかも分からない視界の中、彼は顔を上げ目の前を見る。・・・・・・そして、そこには魔王が居た」
「「「「「イッケーーー!!」」」」」
紙芝居の絵も気合が入った作りになる
魔王の焦った表情、彼の必死な気持ちが私にも伝わってくる様に感じる。
「彼の拳は魔王の腹部を貫いた」
ーーー☆ーーー☆ーーー☆ーーー
「それで、魔王を倒した彼はどうなったんですか?」
話が終わり子供達も昼寝の時間なので部屋にはいない
仮面を着けた彼に私は話しかけました。
「ん? ・・・・・・まぁ、良くある話で囚われの姫を助けてハッピーエンドさ」
「・・・・・・それなのに紙芝居は魔王を倒してそこで終わりなんですね」
私の言葉に彼は少し困った様に言う
子供達も煮え切らない顔をして彼をみていました。
「・・・・・・ほら、最後は皆さんの想像にお任せしますって言うだろ?」
「最後まで語った方が物語としてキチンとしてますよ?」
仮面を着けていて表情は分からないけれど、彼が困っているのが私には分かった
何時も人を困らせる罰です。
「・・・・・・」
「本当のところ、彼はどうなったんですか?」
彼は少し頭を掻くと呟く様に言った
「・・・・・・満足はしてないけど、幸せに生きているって感じかな。どこまでやっても満足はしないと思うけどね」
「・・・・・・そうですか」
それ以上語らない彼に私はそう返す
彼は紙芝居を持ってきた鞄に入れようとする
その時、何かの拍子に彼が最後まで持っていた紙が床にヒラリと落ちました。
「「・・・・・・ぁ」」
私と彼が同時にその紙に手を伸ばします
その時、私は最後の紙に書かれた絵が見えました。
先ほどまでとは違い上手いとは言えないけれど、それでも幸せにそうに手を繋ぐ二人の子供の絵
「!」
彼は咄嗟にその絵を手に取ると鞄に一目散にしまいました
そして私の方を見て、今のを見たか?と言う視線を送ってきます。
私はその視線に笑うと鞄に手を伸ばしました
「やっぱり、物語はハッピーエンドが一番ですよね」
「・・・・・・まぁ、そうだね」
「恥ずかしがらなくても良いですよ? 生一さんの紙芝居は生一さんが書いていないのは知ってますから」
「へ、なんで知ってんの? まさか慶一の奴・・・・・・あ」
カマをかけられたと知って彼は頭を抱えてうずくまります
その隙をついて私は最後のページを見ました。
少年少女の絵の左端に小さく書かれた“ハッピーエンド”
それを見て私は悶えている生一さんに笑いかけました。
どうだったでしょうか(滝汗)
イヤ、はい。内容が薄いですよね?分かってます(ガクブル)
千鶴好きな方には本当に申し訳ありませんでした
実は、最初は5千文字はあったんですが、途中で納得いかないからと削って削って、気付いたら……(汗)
で、ですが、千鶴編は2本あります!
次回の千鶴編は似非紳士悪魔の後に書こうと思います!
ですので、千鶴好きの方は御容赦を……m(_ _;)m
二人の心象は
生一→歳不相応な雰囲気を持っているが、まだ少女だね
千鶴→面白い人。子供の様で目を離せない
あ、今回はあまり見直してないので大量の誤字、脱字があるかもしれません
見つけたら報告お願いします(゚◇゚)ゞ