強すぎた男   作:@T

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2か月も放置してしまい申し訳ありません
ハンターや提督をやってて手がつけられませんでした
リクエストの外伝はクリスマスまでには書けると思いますのでご容赦を……

あ、題名で分かると思いますが、ISは時々外伝として投稿する事にしました
興味が無い人は飛ばしてください


IS外伝1 始まりの落ち

 

 とある世界の1つ

 その世界は一つの危機を迎えていた。

 

「ほら、さっさと荷物を運びなさいよ」

「は、はい。ただいま!」

 

「まったく、これだから男は……」

「……すみません」

 

 それは“女尊男卑”

 だが、それだけでは世界は危機おちない

 問題はその風潮を起こしたモノ。

 

 そう、“インフィニット・ストラトス”

 通称“IS”。

 

 それはその世界の許容を超えたオーバーテクノロジー

 普通ではありえないそれは世界そのものの許容範囲を超えていたのだ。

 

 他の世界ではその様なモノも許容できたかもしれない

 しかし、その世界ではその様なモノが出てくる“筈がなかった”。

 

 それはまさに世界そのものを破壊する可能性があったのだ

 勿論、人間がその様な事を知るはずが無い

 世界は少しずつ崩壊の一途を辿っていたのだ。

 

 だからこそ、世界はある“最終手段”を用いる事にした

 その最終手段とは……

 

 

ーーー☆ーーー☆ーーー☆ーーー

 

 

「はぁはぁ」

 

 とある路地裏の奥、人目につかないその場所に男が一人息を荒上げていた

 男の腕からは普通では空かない筈の風穴があいており、そこから血が垂れ流しになっている。

 

「そろそろ諦めになってはいかがかしら? “総理”」

「!?」

 

 その男を見下す様に女が現れ、男を嘲笑う

 女の後ろにはISを装着した女が待機していた。

 

「これは……そう言う事ですかな。“副総理”」

「えぇ。男の貴方を総理に置く事が出来なくなったという事です」

 

 副総理と呼ばれる女は総理と呼ばれる男に嗤う

 男は腕を抑えていた手を放して背筋を伸ばし女を見る。

 

「……私の護衛はどうなりましたかな?」

「貴方の予想通りですわ」

 

 そう言って男の前に投げ渡されるブレスレット

 それは男を護衛していた者がよく付けていたモノだった。

 

「……彼女は私唯一の護衛でした」

「えぇ。貴方みたいな男に力を貸す“愚かな女”でした」

 

 男は地面に投げ落とされたブレスレットを拾う

 そして凛とした佇まいで女を睨んだ。

 

「君はこの“日本”をどうするつもりなんだ」

「どうも何も、貴方よりもより良い国を作り上げますわ」

 

 今の日本の政治は腐っている

 男もそれは知っていた。

 

 政治家の殆どは副総理の息の掛かった女性に挿げ替えられ

 法律は平等ではなく女性の有利に働くように改竄

 果てには男を奴隷の様にしようと息巻いている。

 

「このままではこの国は終わりだ。君は男に全員死ねと言うつもりかね!」

 

 男の言葉に女はただ嗤う

 

「ええ。その通りです」

 

 女は本気であった。どこまでも本気であった

 男を撲滅し女だけの国を作る

 それが女の野望、そしてこの国の末路だった。

 

「貴方が消えれば全ては上手くいくんですよ“相川(あいかわ) 生冶(せいや)”」

「!」

 

 男はこの国のブレーキだった

 彼が居たからこそまだ男には最低限の権利が残っている

 彼が居なければこの国の男は奴隷の様に扱われ捨てられていただろう。

 

「それでは、やっちゃってください」

 

 女の後ろで待機していた女が前に出る

 その腕には軽機関銃の様な物が握られていた。

 

「アンタに恨みはない。だが、これも仕事だ恨まないでくれ」

 

 女の言葉に男はフッと笑う

 これから殺されるであろう場面なのに男は自然体で立っていた

 腕からは血が流れ出て足元は血だまりが出来ている

 それでも、男はしっかりと女を見ていた。

 

「アンタは……死が恐くないのか?」

「恐くなくは無い。今にも足が震えそうになるし、心臓は爆発しそうだ」

 

 でも。男は続ける

 その眼は死んではいなかった。

 

「私は“総理”だ。たとえどん時でも国民の見本であれ、それが私の信念だ。無様な姿を見せる事はできない」

 

 この世界が平和な世界であったのなら、男は世界に誇れる者で在っただろう

 しかし、この世界では男は邪魔な存在でしかない。

 

「……アンタとは違う形で会いたかったよ」

 

 女の指がトリガーを引く

 その動きが男にはスローモーションの様に見えた。

 

(ここまでか。すまない妻よ、私はここまでだ。どうかあの子と幸せに……)

 

 響渡る発砲音。打ち出される銃弾

 その弾は男に向かって進んでいく

 男の眼にはそれがゆっくりと見えていた。

 

(ほう、これが走馬灯というものか。なんともゆっくりと進むものだ)

 

 男は呑気にその様な事を思いながら弾丸を見る

 そして思い出されるのは今までの人生の記憶

 友人との馬鹿騒ぎや妻との出会い。下らない事も大事な事も思い出される。

 

(道半ばであったが、なんとも良い人生だったな)

 

 この男はここで死ぬ運命だった

 そして世界は崩壊に向かっていく、その筈“だった”。

 

-----ドッゴーン-----

 

 銃弾は上から飛来した何かに潰される

 代わりに飛来した何かによって路地裏は突風に見舞われた。

 

「な!」

 

 それは誰が上げた声であっただろうか

 副総理の女であっただろうか、撃った女であっただろうか

 だが、男は半ば確信していた

 目の前のモノの飛来理由を……

 

(どうやら、私はまだ死ぬ訳にはいかないらしい)

 

 男の心の言葉に合わせる様に飛来したモノはその姿を見せる

 飛来した際に舞い上がった砂埃が収まるとそこには……

 

「あ~死ぬかと思った……どういう状況だ? これ?」

 

 ラフな格好をした青年がそこには居た

 だが、その立ち姿は普通とは言い難い

 纏う空気が違う。

 

 その青年の纏う空気は人でありながらどこか神々しく

 それでありながら青年らしい笑みを浮かべていた。

 

「あ~……速くもピンチか? 世界め、説明ぐらいしやがれってんだ……」

 

 男は機関銃を持つ女を見てから頭を掻く

 そして後ろに居る男に眼を向けて話しかけた。

 

「アンタ、この状況を三行で説明してくれるか?」

「へ? あ、ああ」

 

 男は戸惑いながらも青年に説明しようとする

 しかし、それは横の銃声により止められた。

 

「貴様、何者だ?」

 

 機関銃を向けながらISを纏った女は青年に問う

 青年は困ったな、と頭を掻きながら空を見上げた。

 

「これは名乗って良いのか? でも名乗っちゃいけないとも聞いてないしな……ま、良いか?」

「おい! 聞いているのか!」

 

 言葉は強く言っているが、ISを纏った女はトリガーを引こうとはしなかった

 イヤ、出来なかった

 それはある程度の力量があるから分かる事だが、彼女が動いた時、青年は動いてしまう。

 

 そう、動いてしまうのだ。自分よりも速く青年は動く

 理屈は分からないが彼女にはそれが分かった

 目の前の存在は普通ではない。

 

「おっと、すまんすまん。でもなんて答えようかね? “英雄”って言ってもこの世界じゃ通用しないし、“魔法世界平和機構の元会長”って言っても通用しないよな……」

 

 青年は唸るように考えて答えを口にした

 

「俺は『相川 生一』。“世界の守護者”って呼ばれてる者だ」

 

 世界の最終手段がこの世界に現れた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 おまけの外伝

 

 一人の男が死んだ

 その男はなによりも強く、なによりも弱い……そんな『人間』だった

 

「おぎゃーー!?(なんじゃこりゃーー!?)」

 

 だからこそ、その男の“魂”は消えなかった

 

「おー元気の良い赤ちゃんですね」

「はい。お腹の中でもよく暴れてましたから」

「ばばぶー!?(ちょ、おま、どうなってんの!?)」

 

 新しく産まれた命

 その魂として彼は生まれた。

 

「名前は決めてるんです……一生。『兵藤 一生』です」

「ばばばぶーー!!(名前が逆だーー!!)」

 

 これは『人間の兵藤一生』の物語である

 

 

 

「デカい龍だな。こりゃ古龍の奴よりもデカいんじゃないか?」

『まさかその歳で俺の所に辿り着くとは……お前、何者だ?』

 

「俺か? 俺は兵藤一生。ただの人間だ」

『ただの人間……か。人間はやはり面白いな』

 

 赤き龍をその身に宿し、彼は生きる

 

「やぱり、平和が一番だな。そう思わないか、『ドライグ』?」

『龍にその様な事を聞くのは一生だけだ』

 

 舞台は彼の通う駒王学園

 その舞台で彼は人外の闘いに巻き込まれ、生き抜く。

 

「何者だ、貴様!」

「兵藤一生。お前等とは違うただの人間だ、ライザー・フェニックス」

 

「人間ふぜいが、悪魔に立ち向かうか!」

「人間舐めんなよ鳥の悪魔が!」

 

 時には悪魔と闘い……

 

「なあ、なんで戦争なんて起こそうとするんだ? 誰も得なんかしないだろ?」

「何故も何も、私がそれを望んでいるんだ。……何が可笑しい?」

 

「ああ、アンタと俺は分かり合えそうにない」

「そうか、なら死ね! 人間!」

 

 時には堕天使と闘い……

 

「さあ、死ね赤龍帝」

「……」

『魔王、お前は選択を間違えた』

 

『俺の名前は……』

『ああ、一生。お前は歴代最強の赤龍帝だ』

 

 そして魔王とも闘う

 時には友の為、時には信念の為、そして時には怒りの為に彼は力を振るう。

 

「ねえ、イッセー。なんで私を助けてくれたの?」

「友達を救うのに理由が必要あるか?」

 

「指示はあるかい、主様」

「その呼び方は止めて、イッセー」

 

 そんな彼に惹かれる者多数

 悪魔も……

 

「イッセーさんは悪魔ではないのですか?」

「俺は何処までも人間だよ。だけど、アーシアとはずっと友達だ」

 

「大丈夫。アーシアは俺が守るよ」

「イッセーさん……」

 

 聖女も……

 

「貴方に何が分かるの!?」

「分からないな。だけど、それが本心じゃないのは分かる」

 

「俺は仲間を守る。それが、悪魔でも堕天使でも関係ない」

「イッセー君……」

 

 ハーフも……

 

「どうして先輩は力を恐れないのですか?」

「力を恐れてちゃいつまで経っても前には進めないだろう?」

 

「私は自分の力が恐いです……この力が誰かを傷つけるんじゃないかって……」

「その時は俺が止めるよ。だれも傷つけさせはしない」

 

 妖怪も……

 

「イッセー! 私の子を産め!」

「待て、ゼノヴィア。そう言うのは過程が大事でな……」

 

「はぁ、はぁ。もう我慢できないぞイッセー!」

「祐斗! 助けてくれ!」

 

 ……聖剣使いも彼に惹かれていく?

 

「イッセー君は私のモノ。イッセー君は私のモノ。イッセークンハワタシノモノ」

「おい、アザゼル。今にもイリナが堕天しそうなんだが?」

「俺に聞くな」

 

 ……笑いあり

 

「今日も平和な一日だな~」

『それは皮肉か? 一生?』

 

「あれ、眼から液体が……」

『お前は何時も平和とは遠い所に居るな』

 

 涙あり

 

「さあ、戦ろうかイッセー!」

「来い、ヴァーリ!」

 

 そんな闘いありの物語である

 

『なあ、一生。お前はどこまで行くんだ?』

「そうだな……大切な奴らを絶対に守れるとこまでかな」

 

 

 

                 -強すぎた赤龍帝-

 

 

 

作者に書く気は無い




自分はアニメでちょっとしかD×Dはみてないんで書けませんし書きません
ですが、龍ってカッコいいですよね?
書くとした場合、生一が一誠として産まれるので一生
身体能力は相川生一、それに加えてドライグの力も入るので普通の悪魔では敵いません
魔王にも本気で対抗できる一誠の出来上がり。

あれ、それって憑依になるんでしょうか?
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