強すぎた男   作:@T

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今回は少々gdgdしております(今回“も”かな?)
少々、キャラが多かったですね・・・・・・


強すぎた男と期末テスト

 期末テスト、それは学生なら受けなければいけないモノである

 受ける事は義務であり、権利でもある

 

 テスト前には図書館などの静かな所で勉強する

 そんな事を全国の学生はするのではなかろうか?

 

「ん~・・・・・・」

 

 生一もそんな学生の一人である

 静かな所で一人黙々と勉強をするタイプである

 

 親友に誘われて一緒に勉強をした事もあるが、それではやはり効率が悪いらしく

 一人で何時も勉強している

 

 そして、そんな彼が居るのが・・・・・・

 

「学生も大変ですね。まぁ、勉強が学生の仕事とも言いますからしょうがないですが・・・・・・」

「五月蝿いぞニート。俺の勉強の邪魔をするな」

 

 地底図書館。図書館島と呼ばれる麻帆良の図書館の地下に広がる空間である

 そこを見た者は帰ってくることが出来ないと言われているが・・・・・・勿論嘘である。

 

「うぐ、そこまでストレートに言われると流石に私も傷付きますね・・・・・・」

「本当の事を言ったまでだ。それで、何か用か?」

 

 生一が会話しているのはフードを被ったいかにも妖しい人物である

 生一はその人物が何か厄介ごとを持ってきたと分かっていた。

 

「ふぅ。学園長からの伝言です、“そっちに何人か行くかもしれない”との事です」

「・・・・・・は?」

 

 地底図書館は生一が学園長に“静かに勉強できる所を提供してくれ”と頼んだら用意してくれた場所であり

 本々は絶版となっている本を保管しておく場所であった。

 

「それでは、私はこれで」

 

 妖しい人物は伝言を伝えると去ろうとする

 生一は詳細を聞こうと呼び止めようとするが・・・・・・

 

「おい、待てア-----ズドンッ-----!?」

 

 それは上から聞こえた破砕音にかき消された

 

「っち!」

 

 生一はその音の方向に走り出す

 妖しい人物は走る生一の背中に向けて言った。

 

「あ、そうそう。今の私は『クウネル・サンダース』と名乗っていますので生一もそっちで呼んで下さい」

「は? “食う寝るさん”だ? 確かにニートしてる奴にはぴったりの名前だな!」

 

 生一は罵声を吐き捨てるとその場を後にする

 クウネルはそこまで言わなくても・・・・・・と少し凹んでいた。

 

 

ーーー☆ーーー☆ーーー☆ーーー

 

 

-----ズサーッ-----

「ここか!?」

 

 生一が辿り着いたのは滝のある場所

 そこは無駄に水深が深く、上空から落ちても大丈夫な様になっている場所である。

 

-----ヒュ~-----

「ひい、ふう、み、よ・・・・・・って殆ど知り合いじゃん。何やってんだか・・・・・・」

 

 計7人が落ちてきている事を確認すると、生一は落ちたら危険そうな人物を見極める

 

(木乃香ちゃんとあの本の虫そうな女の子は危なそうだな。他の奴は大丈夫そうだが、明日菜ちゃんとネギは一緒に落ちてるから危険。あの子もは気絶してるみたいだから助けとくか)

 

-----パンッ-----

 

 破裂した様な音の後、生一は空中に居た

 

「あらよっと」

 

 そしてさっき考えた二人を担ぐ

 

-----パンッ-----

 

 またも破裂した様な音の後には生一は地面に居た

 そして、二人を降ろすとまた空中に跳ぶ。

 

「あ、お前等は助けないから自力で頑張れ」

 

 ネギと明日菜と少女1人を担いで、落ちてきている二人に生一はそう言う

 反応は・・・・・・あった

 

「な! 酷いアルよ生一!」

「拙者達を見捨てるつもりでござるか!?」

「お前等は助ける必要が無いだろ」

 

 生一は反応した二人にそう言うとまた破裂音を響かせて地面に降りる

 

「ほれ、速くしないと水面に激突するぞ~。死なんとは思うが痛いと思うぞ」

「生一が人でなしアル!」

「殺生でござる、生一殿!」

 

 そして二人は水面に激突した

 

 

ーーー☆ーーー☆ーーー☆ーーー

 

 

「・・・・・・んん」

 

 明日菜が眼を覚ますと地面の上であった

 

(あれ私達、確か水の上に落ちた筈じゃ・・・・・・)

 

 明日菜は疑問に思いながら自分の身体を見る

 所々は濡れていたが、水の中に入ったにしてはそこまで濡れてはいなかった。

 

「どうして・・・・・・」

 

 疑問に思い周りを見渡す

 そこで、自分の横で寝ている木乃香達に気付いた。

 

(誰かが運んでくれたのかしら?)

 

 そう思い立とうすると、後ろから声が聞こえた

 

「てめー等のせいで濡れたじゃねーか!」

「私達のせいじゃないアル! 生一が助けないのが悪いアル!」

「そうでござる! 生一殿が助けてくれていたなら拙者達も濡れなかったでござる」

 

「五月蝿い! 空中ぐらい走れる様になれ!」

「「無理アル(でござる)」」

 

 明日菜が後ろを見ると、ずぶ濡れになっているクラスメイトと生一が喧嘩している光景が見れた

 

「・・・・・・」

 

 明日菜は無視して寝ている木乃香達を起こし始める

 なんとなく、今の生一と話すのは気が引けたからである。

 

 

ーーー☆ーーー☆ーーー☆ーーー

 

 

「・・・・・・それで? なんでこんな所にテスト期間中に来てるんだ?」

「え~っと、それは・・・・・・」

 

 ネギを除いた皆を起こし終わった明日菜がもう一度生一達の方を見ると

 そこには二人大きなたんこぶを作り、生一に引きずられて皆の下に来ている同級生が居た

 

 そして、全員で正座させられて今に至る。

 

「はぁ~。どうせ今回の成績が低かったら小学生からやり直しなんて嘘の噂に流されて魔法の本が在るとか言う眉唾の噂を信じてこんな所まで迷い込んだんだろうが・・・・・・」

「「「「「「へ?」」」」」」

 

 生一の言葉に気絶しているネギ以外の皆が驚きの声をあげる

 

「ちょっと待ってください」

「なんだ? デコの広い少女よ」

 

「・・・・・・デコは広くないです。その噂が嘘だって何処で聞いたんですか?」

「ん? そんなことか? その噂、実は俺の知り合いが遊びで流したやつだからな。本人は本気にする奴なんていないだろうって言ってたが・・・・・・」

 

 まぁ、信じる奴も居るか。と生一は溜め息を吐いた

 

「私達の心配はなんだったのよ・・・・・・」

「良かったな~、明日菜~。これで戻らなくてよさそうやえ~?」

「良かった~。小学生からやり直さなくて良いんだ~」

「まぁ、信じてはいませんでしたが・・・・・・」

「イヤ~良かったアル」

「良かったでござる」

 

 皆がそれぞれで安心している中、ネギは生一に聞く

 

「それで、生一さんは何で此処に居るんですか?」

「そうよ! なんで生一が此処に居るのよ! アンタも魔法の本を探しに来たんじゃないの?!」

 

 明日菜がネギの疑問の言葉に乗っかる様に生一に言う

 明日菜の言葉に生一は溜め息を吐いて返した。

 

「はぁ~・・・・・・ここは俺が勉強したい時に使ってる場所なんだよ。こんな所に来てるって事はお前等も暇なんだろ? だったら、ここで勉強をしたらどうだ?」

 

 魔法の本なんかに頼らずな。と、生一はその場を去っていく

 残った皆は顔を見合わせると、勉強を始めた・・・・・・

 

 

ーーー☆ーーー☆ーーー☆ーーー

 

 

「・・・・・・それで、木乃香ちゃん達は勉強をしなくて良いのか?」

「ウチは大丈夫や~。復習は3日前に終わってるえ~」

「・・・・・・勉強は嫌いです」

 

 本を読んでくつろいでいる少女二人に生一は声を掛けた

 二人の言葉に生一は頭を掻く。

 

「木乃香ちゃんは良いとして、そこのデコ子は大丈夫か? 頭は良さそうだが・・・・・・」

「デコ子じゃないです! 私は夕映って名前があるです!」

 

 そう言いデコの広い娘、『綾瀬(あやせ) 夕映(ゆえ)』は生一に怒鳴る

 

「おっと、すまんな夕映ちゃん。どうも初対面の相手には身体的特徴で呼んじまう癖があってな」

「別に良いですが、その癖は直さないと社会で放逐されるですよ」

 

「おっと、これは手厳しい。今度は気をつけるよ」

「・・・・・・そう言う貴方は勉強しなくて良いんですか?」

 

 生一は夕映の言葉に頷く

 

「問題ないよ。80点取れる位には勉強したしな」

「そうですか・・・・・・のどかはなんでこんな男に惚れたんですかね(ボソッ」

 

 夕映の独り言に気付かず、生一は勉強している5人組みの方を見る

 

「それで、あっちの連中は・・・・・・あまりよろしくないのか?」

「あははは、明日菜達は・・・・・・」

「馬鹿レンジャーズは仕方ないです・・・・・・」

 

 そう二人は苦笑する

 その二人の言葉に生一は首を傾げる。

 

「馬鹿レンジャーズ?」

「明日菜達はそう呼ばれてるんや~。ちなみに、夕映もブラックって呼ばれてるえ~」

「私は問題ないです」

 

 何を根拠にそう言ってるのか、夕映は胸を張ってそう言う

 生一は夕映の根拠の無い自信に苦笑しながら、5人組みの方を向き呟いた

 

「明日菜ちゃん達がね~・・・・・・」

 

 生一は頭を掻いた後、2人を見る

 

「んじゃ、どれだけ酷いか見てくるとするよ」

「あんまり酷くてもあきれないであげてや~」

「いちいち報告しなくて良いです。行くならさっさと行くです」

 

 生一は苦笑しながら5人組みの方に歩いていく

 生一が離れていった後、木乃香は夕映に聞いた。

 

「なんで夕映、生一さんに冷たいん?」

「冷たくしてる訳じゃないです。ただ、のどかを任せて大丈夫か確認していただけです」

 

 そう言い夕映はそっぽを向く

 その夕映の言葉に木乃香は分かったと言った。

 

「夕映は生一さんにのどかを取られたくないんやね~」

「な! 違うです! そんな事は・・・・・・」

 

「そうやね~♪」

「違うです! 誤解です! 笑うなですー!」

 

 木乃香は夕映をからかって遊んでいた

 

 

ーーー☆ーーー☆ーーー☆ーーー

 

 

 時間は進み、テスト前日

 生一から出口を聞いていた皆は焦る事もなく、テスト勉強に精を出していた。

 

「疲れたアル~」

「もう駄目~。頭に入らないよ~」

「げ、限界でござる・・・・・・」

「もう駄目! 休むわ!」

「そ、それじゃあそろそろ休憩を入れましょうか!」

 

 だが、人間が集中できるのは精々一時間程度らしく

 それは馬鹿レンジャーとて同じだった。

 

「水浴びでもしましょ。流石に一日お風呂に入ってないと・・・・・・」

「「「賛成~(アル)(ござる)」」」

 

 明日菜の提案に他の三人も乗る

 年下のネギだけなら気にはしないかもしれないが、此処には生一も居る

 さすがに少女達も体臭を気にするだろう。

 

「・・・・・・ネギ君も来る?」

「い、行きませんよ! 英国紳士が女の人と水浴びなんて・・・・・・」

「英国紳士アルか?」

「しかし、ネギ坊主もまだ子供。気にする必要は・・・・・・」

 

 明日菜を除く三人がネギを誘うが、ネギは恥ずかしいのか逃げてしまった

 他の二人を明日菜が呼んできて皆で水浴びをする事にしたのである。

 

 

ーーー☆ーーー☆ーーー☆ーーー

 

 

「明日菜~」

「ん? どうしたの、木乃香?」

 

「明日菜と生一さんってどんな関係なん?」

「高畑先生に紹介されただけよ。もう4年の付き合いね」

 

「おりゃあアル!」

「負けないでござるよ古菲殿!」

「二人とも頑張れ~」

「あまりはしゃぎ過ぎると勉強に支障が出るですよ」

 

 皆はそれぞれで水浴びを楽しんでいる

 そんな中、明日菜は他の水場はないかと周りを見渡す

 

 そして、少し離れた場所に樹で周りを囲ったような水場を見つけた。

 

(あそこの水場だったら泳ぐ事も出来そうね・・・・・・)

「木乃香。私、あそこでちょっと泳いでくるわね?」

「分かったわ~行ってらっしゃいな~」

 

 木乃香にそう言い明日菜は見つけた水場へと向かう

 だが、そこには先客が居たのであった。

 

(ん? あれ? 生一?)

「・・・・・・」

 

 無言のまま生一は水場の真ん中で立っていた

 水浴びをしていたのか頭から水滴がたれている。

 

「・・・・・・」

 

 生一は無言のまま拳を構える

 そしてそのまま動かなくなった。

 

「・・・・・・」

(何やってんだろアイツ? それにしても、髪を上げているアイツを見るのも珍しいわね)

 

 今の生一は髪が邪魔だったのか髪を上げている状態である

 生一の体系はほっそりとしながら筋肉は十分に付いている

 もし生一を知らない人が見たらモデルか何かと思うのではないだろうか?

 

 今の生一は明日菜がそう思うほどであった

 

(って、私は何を考えてるのよ!?)

 

 明日菜が混乱している中、生一が動き出す

 

-----ビュン-----

 

 それは綺麗な正拳突きであった

 

-----ブンッ-----

 

 少しずつ速度を上げ、音を変えていく

 

-----ヒュンッ-----

 

 気付けばその速度は・・・・・・

 

「・・・・・・」

-----パンッ-----

 

 音を超えていた

 まるでそこに最初からあったかの様に腕が伸びきっている

 

 明日菜の眼には捉えきれない速度がそこにはあった。

 

「・・・・・・ふぅ」

 

 満足したのか生一は後ろを向く

 明日菜は咄嗟に身を隠した。

 

「? ・・・・・・見てたのか明日菜ちゃん」

(なんでばれんのよ!?)

 

 明日菜は生一の言葉に顔だけ出して苦笑する

 

「見たくて見たんじゃないんだけど・・・・・・」

「? ・・・・・・あぁ、此処は水浴びに丁度良い所だからな。明日菜ちゃん達も水浴びを?」

 

「え、ええ・・・・・・達?」

 

 明日菜が後ろを見るとそこには向こうで遊んでいた皆が居た

 

「変な音が聞こえたから来たんや♪」

「イヤ~、生一はいい身体つきしてるアル」

「流石でござる。ニンニン」

「うわ~、男の人って凄い・・・・・・」

「・・・・・・」

 

 皆が生一の身体を見て感想を言う

 生一も遊びでポーズをとっている。

 

「って、何してるのよ!?」

「? ファンサービス?」

「「「「おお!」」」」

 

「なんで疑問系なのよ! あんた達も反応しない!」

 

 明日菜がツコッミを入れてその場を鎮圧させる

 代償に生一の頭にはたんこぶの塔が出来た。

 

「・・・・・・」

 

 ちなみに、夕映は生一を見たら気絶した

 意外と初心である。

 

 

ーーー☆ーーー☆ーーー☆ーーー

 

 

「さて、そろそろ上に上がるぞ」

「「「「「おー!」」」」」

「それで、何処から上がるんですか?」

 

 ネギの言葉に生一は滝の方を指差す

 

「あれの裏に階段がある。普通に歩いて15分程度の所にエレベーターがある」

 

 生一はそう言って滝の裏に行こうとするが

 

-----ヒュー-----

「ん?」

-----ズドンッ-----

「ぬおっ!?」

 

 突然落ちてきた落下物に妨害された

 

【フォフォフォ。逃がすと思っとったのか?】

「あー! 私達を落とした石像!」

「こんな所まで追ってきたの!?」

「しつこいアル!」

「む、だがあそこに・・・・・・」

「魔法の本があるです!」

 

 落ちてきたのは明日菜たちをこの場所まで落としたゴーレムであった

 ゴーレムの肩の場所に明日菜達が目的としていた魔法の本が引っ掛かっていた

 

(あれって・・・・・・)

(もしかして・・・・・・)

 

(学園長だよな?)

(おじいちゃんやね?)

 

 生一と木乃香はゴーレムを操っている人物を看破する

 生一は視覚で、木乃香は声質で判断した

 

「私に任せて!」

【し、しまった!】

 

 リボンを持った少女がリボンを使い肩にある本を取る

 そして、皆は生一の言った場所へと駆け込んだ。

 

(まぁ、学園長の事だし何か理由が・・・・・・なさそうだな)

「ちょっと、生一! この壁何よ!」

「は? 壁?」

 

 生一が皆の後に階段を見る

 そこにはまるで上がるのを邪魔するかの様に壁が存在した。

 

「なんだこりゃ?」

「アンタも知らないの?」

 

「来た時には無かったな・・・・・・ん? 何か書いてあるぞ?」

 

 生一に言われて皆もその場所を見る

 

「黒船で来たペから始まる外国人は誰かだ?」

(なんだ? このいかにもな問題は?)

 

 生一は後ろに居る皆を見る

 馬鹿レンジャーの4人は考え込んでいた。

 

「分かんないよ~」

「そんなの覚えてないわよ!」

「難しいアル」

「分からないでござる・・・・・・」

 

「「「・・・・・・」」」

 

 ネギと木乃香と生一の眼が合う

 

(多分これは明日菜ちゃん達への試験だ)

(これは邪魔しちゃ駄目やね)

(頑張って下さい皆さん)

 

「・・・・・・ペリーです」

-----ピンポーン-----

「「「「へ?」」」」

 

 夕映の答えに正解音が鳴り響き壁が消え上へと進めるようになった

 

「どうやら、正解を言うと壁がなくなるみたいですね」

「なるほど・・・・・・皆いくわよ!」

 

 明日菜の掛け声で馬鹿レンジャー達が階段を上っていく

 

「言うだけの事はあるね夕映ちゃん」

「五月蝿いです。さっさと行くです」

 

生一は苦笑した

 

 

ーーー☆ーーー☆ーーー☆ーーー

 

 

「のぎへん?」

-----ピンポーン-----

 

「42アルか?」

-----ピンポーン-----

 

「黒潮でござる?」

-----ピンポーン-----

 

「融点?」

-----ピンポーン-----

 

 勉強したせいかなのか、それともその手に持っている魔法の本のせいなのか

 馬鹿レンジャー達は次々に問題を正解していく。

 

【待て~待つんじゃ~】

 

 後ろからはゴーレムがプレッシャーをかける様に上がってきていた

 

「ああもう、しつこい!」

「良いから、速く上るです!」

 

【ふぉふぉふぉ。待つんじゃ~】

(学園長、楽しんでるな~・・・・・・)

 

 階段も半分まで上りきった

 しかしそこで夕映を不幸が襲う。

 

「あぅ!」

「綾瀬さん!?」

 

 階段の壁から出ていた樹の根っこに引っ掛かったのだ

 しかも・・・・・・

 

「あ、足を捻ったです・・・・・・」

「おいおい、大丈夫か?」

 

 足を捻ったらしく、立てそうにない

 しかし、無情にも後ろからゴーレムは迫ってくる。

 

「私はもう駄目です。私を置いて先に行くです・・・・・・」

 

 夕映は皆にそう言う

 まるで悲劇のヒロインの様だ

 だが残念な事に

 

「おいおい、何処のヒロインの真似だそりゃ?」

 

 この男に感賞などと言う言葉は無い

 

「な、何するですか!?」

「気にするな」

 

「気にするです!」

 

 生一は夕映の膝裏に腕を入れて抱き上げる

 所謂、お姫様抱っこである。

 

「放すです! 放すです!」

「すまないが、それは聞けない相談だね」

 

 夕映は生一を殴り続けるが、生一は歯牙にもかけない

 

「自己犠牲はもう懲り懲りなんだよ(ボソッ」

「へ?」

 

 生一の呟きは下から来るゴーレムの壁を削る音に掻き消された

 だが、近くの夕映はその呟きが聞こえてしまった

 そして、そう呟く生一の表情を・・・・・・

 

「・・・・・・どうやら、ゴールみたいだ」

「へ?」

 

 上を見ればそこにはエレベーターらしきモノがあった

 それは生一がよく使っているエレベーターだ。

 

「よっと」

 

 言葉一つ、生一がエレベーターに乗り込む

 それを見ると明日菜がボタンを押すが・・・・・・

 

-----ビー-----

「「「「「「「「は?」」」」」」」」

 

 皆が唖然とした声を上げる

 そこには重量オーバーを知らせる音が鳴り、ランプが赤く光っていた。

 

「ちょっとどうするのよ!?」

「どうしよどうしよ!?」

「どうするアルか!?」

「ここは拙者が・・・・・・」

「駄目やで楓ちゃん!」

「どうしようもないです・・・・・・ここはやはり私が」

「何を言ってるんだか・・・・・・」

 

「・・・・・・僕が出ます!」

 

 皆が慌てている中、ネギがエレベーターの外に出る

 

「ちょ、何言ってるのよネギ!」

「駄目だよネギ君!」

「駄目アルよネギ坊主!」

「そこは拙者が・・・・・・」

「駄目やネギ君!」

「駄目ですネギ先生!」

 

 皆がネギを止める様に声を出す

 

「あ・・・・・・」

 

 そんな中、生一は思い出した様に言った

 

「そう言えばここじゃ本を持ってたら出れなかったな・・・・・・」

「「「「「へ?」」」」」

 

 生一の言葉に皆が生一の方を向く

 生一は苦笑いをした

 

「それじゃあ、これ持ってけないじゃない! ああもう! ネギ!」

「へ? わ!」

 

 明日菜が外に居るネギを引っ張って中に入れる

 そして、外に居るゴーレムに向かって持っている魔法の本を投げ捨てた。

 

【のわ~~~】

 

 本が当たったゴーレムが悲鳴を上げながら螺旋階段を落っこちていく

 その瞬間、エレベーターの扉が閉まった。

 

(・・・・・・学園長大丈夫か?)

(まぁ、自業自得やね)

 

 生一達は無事、地上に出る事が出来たのであった

 

 

ーーー☆ーーー☆ーーー☆ーーー

 

 

「そう言えば生一、知ってるか?」

「何がだ?」

 

「中学2年生のテスト結果の学年1位が2-Aだったらしいぞ」

「へ~・・・・・・それがどうかしたのか?」

 

「2-Aって言ったら毎回最下位のクラスだぞ? それが1位! 凄くないか?」

「まぁ、凄いが・・・・・・今回は頑張っただけだろ?」

 

「・・・・・・まぁ、毎回80点を取ってるお前には関係ない事か?」

「・・・・・・さてね」

 

 地下で勉強した明日菜達の点数が全員80点以上だった事を生一は知らない




ハーレムにするに当たって、問題が発生しました
この小説は原作沿いで話が進んでいきますが
本編で皆と生一の出会いが書ききれない事に気付きました
そこで次回から時々外伝で出会い編を入れていこうと思います

そこで、外伝の内容をアンケートで決めたいと思います
選ばれなかったモノは後日にやるつもりなので気軽に感想板に書いてください

A.刹那&真名編(深夜のアルバイトは危険が一杯)
B.シスターシャークティー&しずな先生(先生にモテル?ご冗談を・・・・・・)
C.楓&古菲(サバイバルと武術と時々アイツ)
D.他のハーレムに入れて欲しい人物2人(題名未定)



E.本編進めろ

アンケートDは何時でも待っております
まぁ、私の好きなキャラは自動でハーレム員にしますが・・・・・・
1位さよ、2位木乃香、3位エヴァ
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