HSDD×艦これ(仮)   作:伊丹

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ここ最近、艦これの二次小説を読み漁り、勢いで書いてみました。

なにぶん勢いのため、出来が良いかは不安です。


第一話 俺、殺されかけたけど返り討ちにしました。

「ごめんなさい兵藤くん。いきなりこんな場所に呼び出して」

 

「気にすんなよ。それで天野さん、話って何?」

 

夕暮れの公園、俺"兵藤一誠"は学園から帰ろうとした時、天野夕麻って子に"話があるか公園まで一緒に来て欲しいと"言われ今ここに居る。

 

「えっと・・・・その・・・わ、私・・・」

 

もじもじとしている天野さんのその仕草は、傍から見れば告白しようとしている風に見えるな。だが・・・・

 

「悪いけど、これから君が言おうとしてる事に俺は答えられない」

 

その一言に、天野さんの顔がまるでこの世の終わりかと思うぐらいに凍りつく。白々しい・・・・

 

「ど・・・どうして!?どうしてそんなこと言うの!?」

 

「どうしてって・・・そんな魔力と殺気がだだ漏れでバレバレだぜ・・・・"堕天使さん"?」

 

堕天使と言われた瞬間、天野さんがつまらなそうな表情をする。

 

「な~んだバレてたのね・・・・・・じゃあ死んで」

 

そう呟く瞬間、天野さんの背中から黒い翼が生えると、いつの間にか手にした光の槍を俺めがけて投げてくる。

 

「そらぁ!」

 

俺は、その槍をキックで叩き落す。

 

「なっ!?人間如きに私の槍が!?」

 

「生憎だったな、こちとら人外相手には慣れているんでね・・・赤龍帝の篭手!(ブーステッド・ギア!)」

 

天野さん・・・否、堕天使が驚いている隙に自分の神器"赤龍帝の篭手"を展開する。

 

『相棒、さっさと片付けるぞ!』

 

俺に宿る相棒"ドライグ"もやる気満々のようだ。

 

「おう!頼むぜ!」

 

 

『Boost!』

 

 

ドライグの能力で倍加した俺は、堕天使に肉薄しボディーブローを叩き込む。

 

「ぐはぁぁ!?」

 

堕天使をぶっ飛ばしたものの、飛び上がって体勢を立て直す。

 

「貴様!よくも至高の堕天使たる"レイナーレ"に傷を!!」

 

口から血を吐きながら、レイナーレは喚く。

 

「何が至高のだ、笑わせんなよ。アンタはせいぜい"烏もどき"がお似合いだな」

 

「か、烏だと!?この人間ごときがあぁぁぁ!!!」

 

『・・・・見るに耐えんな。相棒、終わらせるぞ』

 

 

『Boost!Boost!Boost!』

 

 

三回発動した倍加の力を左腕の篭手に集め、俺は地面を蹴ってジャンプしてレイナーレに迫る。レイナーレは近づけさせまいと光の槍を投げつけるが、俺はその槍を踏み台にしてさらに高く跳びレイナーレに再び肉薄して左腕を突き出す。

 

「ドラゴン・インパクト!!」

 

篭手に溜まったエネルギーを開放、その衝撃でレイナーレを吹き飛し、そのまま地面に叩きつけた。

 

俺は着地してレイナーレの様子を確認する。死んではいないが気絶しており、片方の翼が消し飛んでた。

 

『止めは刺さないのか?』

 

「ああ、これ以上はしない。ここから先は向こうに任せるさ」

 

俺は携帯を取り出してある所へ電話を掛ける。手短に要件を話して電話を切り、少し待っていると鎧姿の堕天使二人がやってきた。

 

「一誠殿。お待たせいたしました」

 

「ああ、ご苦労さん」

 

挨拶もそこそこに、二人は気絶しているレイナーレを拘束する。

 

「それでは一誠殿。我々はこれで失礼します」

 

そう言って二人は、レイナーレを連れて飛び去った。

 

「まったく、最近この町も物騒になったもんだな」

 

俺は二人を見送りながらそんな愚痴をこぼしていると・・・

 

「イッセー」

 

突如、自分の名前が呼ばれたので声がしたほうを見ると、俺ん家で居候している無限の龍神(ウロボロス・ドラゴン)の"オーフィス"がクイっクイっとズボンを引っ張っていた。

 

「オーフィス、どうしてここに?」

 

「イッセーの帰りが遅いから・・・我、迎えに来た」

 

「そっか。ありがとオーフィス」

 

俺はオーフィスの頭を撫でる。よほど気持ちいいようで、オーフィスはうっとりした表情で目を瞑っている。

 

「イッセー。早く帰らないと、"金剛達"が今にも飛び出しそう」

 

・・・一頻り撫でた後、オーフィスのこの一言でほのぼのとした雰囲気がぶち壊しになり、顔から汗が流れる。

 

『・・・・相棒、早く帰らないとヤバいぞ』

 

「ああ。でないと・・・」

 

俺は言いかけようとしたが、そこから先は言えなかった。考えただけでも恐ろしい・・・

 

「よし、帰ろうかオーフィス」

 

そう言うとオーフィスは俺の身体をよじ登り肩の上に乗る。

 

「肩の上、好きだよなお前」

 

「ここ、我のお気に入り」

 

「そうか。じゃあ落ちないよう捕まってろよ」

 

俺はオーフィスを肩に乗せたままダッシュで公園を出た。

 

 

 

この時、公園での一部始終を見ていた蝙蝠の存在に俺は気付かなかった・・・・

 

 

 

公園から出て十数分後。小学生の頃に両親を事故で亡くして以来、"最近まで"一人で暮らしてきた我が家に着いた。

 

玄関前でオーフィスを肩から降ろして、一呼吸置いてから俺は意を決してドアノブに手を掛ける。

 

「ただいm・・・」

 

「Hey!提督ゥー!お帰りなサーイ!からのBurning Love!!」

 

玄関を開けて瞬間、金剛が疾風の如くの速さで俺に抱きついてくる。

 

「グホッ!!?」

 

抱きつきと言うよりほぼタックルだ。抱きついた瞬間"ゴスッ"って音すんだからな・・・・。でも俺にとっては慣れた事だから何とか踏み止まる。

 

「・・・金剛よ、頼むから帰って来てのそれはやめてくれって何回も言ってるだろ・・・・」

 

いくら慣れているとはいえ、その衝撃は凄まじく体の芯に堪える。俺以外だったら下手すれば死ぬぞ・・・

 

「Sorry。でも、提督も悪いのデース。帰りが遅いからワタシ心配だったヨ。けど、提督の声が聞こえたから居ても立ってもいられなかったデース♪」

 

そう屈託ない笑顔で微笑む金剛。・・・・その顔を見せられたら、怒れないよなぁ・・・

 

「悪かったよ金剛。心配掛けて」

 

「わかってくれれば良いのデス♪」

 

金剛は俺の胸に顔を埋め、すりすりと頬擦りする。そこへ・・・

 

「提督、お帰りなs・・・・金剛、あなた何してるのかしら?」

 

「あっ加賀、ただいま・・・っておい!?加賀、矢を番えるの止めろ!?」

 

玄関から出迎えにきた加賀が、金剛が俺に抱きついているのを見て、無表情で矢を番えようとしている。

 

「Oh!加賀!ワタシと提督のハグを邪魔しないでくだサーイ」

 

金剛は俺から離れ、加賀と睨み合う。その際、二人の間から火花が見える・・・

 

『今日も修羅場だな、相棒』

 

・・・言うな。胃が痛くなる・・・

 

「ところで提督、どうして今日帰りが遅かったのですか?」

 

「そうデスネ。提督、何で今日遅かったデスカ?」

 

さっきまで睨み合っていた両者が唐突に質問してくる。・・・えっ?このタイミングで?

 

「もしかして・・・他の女性と逢引していたとか?」

 

「Really?提督ゥ~ワタシたちというものがありながらそれはNoデ~ス」

 

そう言って俺に迫る二人。顔を見ると瞳のハイライトが消えている・・・ヤバい。これヤバい!

 

「さあ提督、中でじっくりとお話いただきますよ」

 

「逃げようとしても無駄デス」

 

加賀と金剛は俺の腕をがっちりと掴む。

 

「お、オーフィス!?お前からなんか言ってくれ!」

 

俺はオーフィスに助けを求めるも・・・

 

「我、イッセーから何も聞かされていない。我も聞きたい」

 

俺の脚を掴み、上目遣いにそう言った。

 

『・・・詰んだな』

 

ドライグの言う通り、完全に詰んだよ・・・

 

そして俺はそのまま二人に引っ張られて、家の中に入った。

 

その後どうなったかは・・・聞かないでくれ。

 

 





如何だったでしょうか。



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