転生先チートなキャプテン・クロウからのワンピース 作:ワンピース救いたい人、多すぎ問題
それに伴い少し表現を変えました。
意見感想どしどし、どうぞです。
「うわっ、クロウさん。まだ起きていたんですね…大丈夫なんですか?」
もう船員が出てくる時間か、空が白み始めてきたからそろそろとは思っていた。
雇い主と話したあと部屋には帰らずずっと甲板に出ていたが、驚かせてしまったようだ。
ここまで長い間を部屋にも戻らずにいたのだ、流石にもう諦めがついているだろう。
「あぁ、この程度で疲れはしない。だが邪魔になっても悪い、私もそろそろ戻ることにしよう」
さて部屋に着いた。
中で寝ていた時のため一応は気配も完全に絶ってきたが、多分寝ているかもう部屋に居ないかだろう…なに!?
「弟子の件、考えていただけたでしょうか?」
私がこの部屋を出てから半日程度は経っているのだぞ、もしかしてずっと土下座していたのか!?
「しっ知らん」
私としたことが、なぜ部屋を出たのだ。
ええい、まさか起き続けていたのではあるまいな…いやしかし私の接近に気づき起きたというのはありえん。
だとしたら……
…結局また甲板に出てきてしまった、私もこういうことにかけては意気地のない。
どうやれば断ることができるのか、昨晩と同じように甲板から水平線を見つめながら考えるがいい考えは一つも浮かばない。こうしてもうどれくらい経っていたのか、気づいた頃には太陽がかなりの高さまで登っている。
「クロウさん、ここにいましたか」
「……何か用だろうか」
雇い主がほんの少し困り顔で話しかけてきた。
「いえ、あの少女のことなのですがやはり我々で海軍に対処してもらいましょうか?」
「う゛っ、それは困る」
「ならどうにかあれをやめさせてくださいませんか、船内の雰囲気も乱れます」
「しかしだな、私もどうしたものか考えてはいるのだが…」
「あくまでも弟子にする気はないのですよね?」
「その通りだ」
「でしたらどうでしょう、子供を引き取ってもらえそうなところには心当たりがあります。
ですのでそこに着くまで、それまで面倒を見るというのはどうです?
人というのは困窮している時の妥協案に弱いもの、それにこれならあなたの旅に同伴所が増える心配もありませんよ」
「一時的に稽古をつけてやるということか…うむ、この船に乗っている間は何か起こらない限りやることもない。それくらいなら…良い案だな、やってみるか。助かったぞ。」
「そうですか、それなら幸いです」
雇い主と別れて船室に戻る、中に入るとやはり少女はそのままの格好でいた。
「はぁ~、いつまでそうしているつもりだ」
「……」
「周りの迷惑というのを考えないのか」
「……」
「…よし、お前の強いその気持ちはわかった」
「そっそれじゃあ!」
「とりあえずその体制をどうにかしろ、人と真面目な話をするときは目を見て話すものだ」
「す、すいません」
少女がやっとその上体を起こす、それでも未だに綺麗な正座を保っているというのは…
「まず最初に言っておく、私に弟子を取る気は一切ない」
「そんな…」
「だが、だがだ。この船にいる間だけ…お前をどこかへ預けるまでは稽古をつけてやろう。
決めるなら早くするのだな、私の気は変わり易いぞ」
「っ!…分かりました、お願いします」
さてこれでこの少女に稽古をつけることが決まった、しかしいまさらだが稽古とはどうすればよいのだ…?
・・・・・・・・・・・・・・・
「どうしたっ!体が前に出すぎているぞ!」
やや、おお振りの袈裟斬りを打ち払う。
「!!」
「刀に入れる力がまだまだ大きすぎる、それでは振り回せすらしていない。振り回されているだけだ!さぁこいっ、もう一度だ」
「せぇいっ!」
軽く駆けてきながらの横薙ぎを下に流す、握りが甘かったのか刀は少女の手から離れた。
「刀の握りを弱くしろと言った覚えはないぞ!……よし、一旦休憩」
結局のところ稽古といってもほとんど実戦式だ、私の剣技は多くの戦いで養われたもの、流派独特の型なんていうのは存在しない。よって私にできるのは実戦の中で悪いところを直させていくことぐらいだ、怪我をしても死ななければ治せるということもある。まぁほかにも素振りぐらいは見ているが。
「まだ、こんなのじゃ…」
「その刀はまだ重いだろう、体が刀を扱えるレベルまで成長しきれてないのだからとりあえず慣れるだけで良い」
少女の使う武器は刀らしいので、少女には私の持ち物である"斬鉄丸"を貸している。いきなり上級すぎる業物だが、私が持つまともな刀はこれくらいしかない。斬夜の太刀はでかすぎて使えんだろうしな、ついでに私の装備はいつもと変わらず"銀のだんびら"である。
装備レベル?この世界にレベルなんて存在しないから知らん!
「安心しろ稽古を始めた四日前に比べれば、幾分もマシになっている」
「本当…?」
「実感できないか、私とお前では差がありすぎる。それも仕方ないことだな」
だが明らかに動きのキレは増している、稽古をつける前からこの年齢にしては良い腕を持っており、凡人の成人剣士なら軽くあしらえる程度の実力があったが、今はそれ二人をあしらえるほどになった。
特技については教えるつもりはない、そもそもMPがこの世界の人に存在しているのかすら不明だ。
その後も休憩を挟みつつ、何度も打ち合いを続けていった。
いろいろ変えてたらストックがなくなってしまった……次も少し短いと思います。
私は一回、二千字がちょうど良いようです。