柊霧生が進む道   作:ダメオ

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EPISODE4 ライミーと埃とオレ

一時限目、『古い電話帳と間違えて捨てました』なイベントは起こらず普通に終了。休み時間に突入だ。

 

ワンサマーは授業が終わるや否や布仏本音の所に行った。屋上でヒロイン宣言してたから口説くんだろうな。あんなヤツの毒牙にかかるのは見てられないけど、アレの全てにおいて劣ってるオレにはどうしようも出来ないから布仏本音がアイツに騙されないよう願うしかない。……我ながら情けないぜクソ。

 

そして、そのワンサマーにクラスの大半の女子もついていった。サンキューワンサマー。助かったよ、流石はイケメン。大量の女を率いる姿がとても似合ってるよ。

 

金魚のクソが引っ付いてる金魚のようだ。

 

 

「……ハァー…………」

 

 

またくだらねぇ戯言を考えてしまった……つくづくオレは牛糞野郎だ。

 

戒めとして机に自分の額を打ち付ける。ああクソ痛い。でも我慢する。

 

 

「柊……大丈夫か?」

 

 

自己嫌悪していたら篠ノ之さんが声をかけてきたので頭を机に預けたまま声の方を向く。

 

こんなクソ野郎の味方になってくれたなんて、大和撫子は一味違うね。

 

 

「嗚呼、篠ノ之さん。大丈夫。只の自己嫌悪だから」

 

「……それは大丈夫なのか?」

 

「大丈夫だって。いつものことだから」

 

「そ、そうか……それならいいが」

 

「ああ、心配をかけたようで申し訳ない」

 

 

さて、頭を上げよう。そして次の授業の準備をしよう。

 

ワンサマーは……布仏本音とトーク中?いや、周りのアマ共がこぞって話しかけて見事に邪魔されてるな。ナイスだアマ共よ。お前等の内誰かがワンサマーと結ばれるのをクソするついでに祈っておこう。

 

 

「ーーーちょっと宜しくて?」

 

 

……NONONONONO!嫌だ!!

アンタの相手は嫌だッ!!ワンサマーの所にでも行ってろ!あのアマ共の海をモーゼの如く割って突っ込んでけよ!

 

……無視すると更に面倒になるから、話すか。

 

 

「はい……なんでしょうか?えぇと……セシリア・オルコットさん」

 

「あら、私のことを御存知で?どうやら極東の黄色猿も最低限の教養は身につけているようですわね」

 

 

彼女はセシリア・オルコット。イギリスの代表『候補生』であるIS操縦者。男を下に見てワンサマーに喧嘩吹っかけたり、男を侮辱することに夢中になり過ぎて日本を侮辱したりするクソッタレである。

 

この世界はオレの知ってるISより女尊男卑が酷い。それ故か目の前のライミーもオレが知ってるセシリア・オルコットより口がかなり悪い。初対面をイエローモンキー呼ばわり……じゃあテメェはホワイトピッグだ。故国のマズメシでも食らってろ。残飯よりかは上等だ。

 

……こんなこと口が裂けても言えない。言ったらとてつもなく面倒になる。

 

隣で何か言いたげにしている篠ノ之さんを手を挙げて制止し、口を開く。

 

 

「それで、かの高名なイギリスの代表候補生であるオルコット様がこの猿めに何用で?」

 

「ええ。世界に二人だけの男性操縦者がどれ程のものかと見に来たのですが……片や女に囲まれていい気になってる節操無しに、礼儀以外は取るに足らない黄色猿。期待外れですわ」

 

 

ですよね。知ってたよ。

なんてったってオレはFUC×IN' NERD(クソヲタク)だ。

挙げ句の果てにISランクはFU×KのFだぜ?自分でもそう思うし、他人にも散々叩かれてきたから屁でもない。むしろ『クソじゃなくてサルと呼んでくれてサンキュー』と言いたいくらいだ。

 

 

「ですが!私は海のように広い心を持っていますし、貴方は猿ながらに礼儀を弁えてますわ。泣いて土下座して教えを乞うならば、この私直々に貴方のことを指導して差し上げましょう」

 

 

ハッハー!ホテルでの一人暮らしで癒えたストレスが再びマックスになっちまいそうだー!!これだからクソアマってヤツァ嫌だね!!

 

ハァ……ここでボロを出すわけにはいかない。COOLになれ。オレは呼吸を整えてからゆっくりと口を開く。

 

 

「……御言葉ですがオルコット様。私はISランクが史上最低のFです。伸び代もたかが知れた物。それに比べて、最初の男性操縦者である織斑一夏。彼は確かに節操無しに見えますが、彼の方が名声的にも実力的にも貴女が指導するに値する人物です。何せ、彼も試験で教官を倒した者ですから」

 

「なっ、なんですってぇ!?私以外に、教官を倒した者が……!!」

 

 

ライミーはワナワナと震えている。

 

こうしてプライドを刺激してやりゃコイツはワンサマーの方に行くだろう。超単純。だからチョロインなんて言われんだよ。

 

 

「し、失礼しますわ!」

 

「御機嫌よう、オルコット様」

 

 

そのままワンサマー側についてこっちに来ないでくれよ。

 

 

「ふぅ……やっと行ってくれた。篠ノ之さん、大丈夫?」

 

「途中何度か口を開きそうになったが、柊が止めてくれたお陰で今は口を開かなくて良かったと思ってる。柊は人の扱いが上手いな」

 

「あの手のヤツには大分苦汁を飲まされてきたからな。その分対処法を学べたけど。さぁ、そろそろ授業が始まる。篠ノ之さんも戻って次の準備した方が良いよ」

 

「そうだな。では、また後で」

 

「ああ、また」

 

 

篠ノ之さんは席に戻る。ワンサマーの方を見ると、そこにはアマ共の海をモーゼの如く割ってワンサマーの方に突撃するライミーの姿が見えた。しかも、ワンサマーはニヤニヤしながらライミーと口論している。

 

恐らくクラス代表決定戦で簡単に落ちると思ってるんだろうなぁ。あんなヒロイン、オレがワンサマーの立場なら願い下げだ。

 

おっと、布仏本音さん。二人が口論中にアマ共の海の隙間をくぐって逃走成功。それに複数の女子も続く。

 

もしやワンサマーの性根に気づいた?オレの祈り届いた?まあアイツガキっぽさ全開だからすぐボロ出しそう。テメェのせいでテメェのハーレム計画失敗とか、アホらしくてお笑いだ。

 

少々気が晴れた時、チャイムが鳴り響く。それを聞いたワンサマー達は急いで席に戻る。すると、それからすぐにやまや先生とブリュンヒルデが入ってきて授業が始まった。

 

それからは特に何も起きなかった。ライミーの意識はすっかりワンサマーの方に向いているし。オレに噛み付くヤツがいなくなって非常に清々した。

 

そして、HRの時間。恐らく、いやほぼ確実に、あのイベントが起きるだろう。

 

 

「再来週に一年のクラス対抗戦がある。なので、今からクラスの代表者を決めたいと思う。自薦他薦は問わない。誰かいないか?」

 

 

そう……クラス代表決めである。もうこれから起こることなんて大体分かる。ワンサマーが他薦されまくり、ライミーがキレて来週バトルって流れになるに決まってる。

 

…………。

 

最初から自薦しろよ!

×UCKIN' LIMEY!!

 

少し考えれば分かることだろ!?自分のクラスに超レアな男性操縦者がいたらどうする!?推薦するだろ!他クラスへの自慢的にも話題的にも!

 

 

「織斑君を立候補します!」

 

「私も織斑君!」

 

「なら、私は柊!」

 

「私は織斑君と柊を立候補します!」

 

 

初日で話してもないのに呼び捨てかよ!このクソ礼儀知らずが!それにオレを推薦した魂胆は分かってんだぜ?何かの偶然でクラス代表になったら他クラスにボロ負けするオレを見て指差して嘲笑って罵倒するんだろ?まあ、オレがクラス代表になるのは恐らく無いがな。あ〜、初日だってのに腹痛くなってきた。

 

 

「織斑と、柊か……他にはいるか?いないのならこの二人の内どちらかに決めーーー」

 

「ーーー待って下さい!そのような選出、認められません!!」

 

 

ブリュンヒルデが喋ってる最中にライミーは立ち上がって机を叩きながら叫ぶ。

 

いよいよおっ始めやがった。クソ面倒臭ぇぞクソッ!FUC×!×UCK!

 

 

「大体、男がクラス代表なんていい恥晒しですわ!実力から行けば私がクラス代表になるのは必然!!私はこのような島国までIS技術の修練に来ているのであってサーカスをする気は毛頭ございませんわ!いいですか!?クラス代表は実力トップがなるべき。そしてそれはイギリスの代表候補生にして入試首席のこの私セシリア・オルコット以外ありえませんわ!!それを物珍しいからという理由で極東の猿を推薦!?この私にそんな屈辱を味わえとおっしゃるのですか!?第一、このような後進的な島国で暮らすこと自体が私には苦痛ですのに!」

 

「…………オルコット」

 

「なんでしょうか、織斑先せーーーひっ!?」

 

 

オルコットの長ったらしい野郎と日本に対する侮辱の後に、ブリュンヒルデはライミーを睨みながら口を開く。その眼光はなんというかその……アレだ。

 

すごく・・・人殺しです・・・。

 

『人を殺す際の人間の眼ってどんな風なの?』とかいうトチ狂った質問が来たら今のブリュンヒルデの顔を見せてやればいい。

 

ライミーはブリュンヒルデのガン飛ばしにすっかり怯えてガタガタ震えている。さっきまでガタガタ抜かしてた姿がウソのようだ。いい気味だ。

 

 

「貴様は一体何者だ?」

 

「わ、私は、イギリスの代表候補生です……」

 

「そう、貴様はイギリスの代表『候補』……代表ではなく、代表になれるやも知れない者の一人。それと同時にイギリスの名を担う者だ。その貴様が日本と男性を侮辱するということは、イギリスが日本と男性を侮辱したことになる」

 

「そ……、それの、何がいけないのですかっ!?」

 

 

あぁ〜あ、言っちゃった。ライミー言っちゃった。言ってはいけないこと言っちゃった。

 

ブリュンヒルデ様の眼光は火に油を注がれたかのように更に恐ろしくなった。最早メンチビーム出せるレベルだぜ。

 

 

「……『何がいけない』か、ですか」

 

 

……おや!?やまや先生の様子が……!

 

 

「なら、教師として、元代表候補生として教えてあげますね。オルコットさん。先程織斑先生も言ったように、代表候補は国の名を担う者です。他国への侮辱及び世界的問題となっている男性差別をしてはいけないと教わりませんでしたか?」

 

「そ、そんな、教育……」

 

「受けていないとは言わせませんよ?国際問題になりかねないことですから教育は織斑先生が現役の頃から徹底されています。差別発言によって代表候補から外された人もいるんですよ?」

 

 

やまや先生の御言葉を聞いてライミーは言葉を発することが出来ない程に狼狽していた。

 

どうやらこの世界のやまや先生はやる時はやるタイプのようだ。ありがたやありがたや。

 

 

 

 

 

「ーーー織斑先生、山田先生。もう手っ取り早く戦って決めませんか?」

 

 

この状況でワンサマーが空気読まずにブチ込んできやがった。

 

この野郎……オルコットと戦って原作のように落とす気か。

 

 

「俺とオルコット、柊の三人で総当たりで戦って勝った奴がクラス代表。これなら手っ取り早いと思いますが。みんなはどうだ?」

 

「そうだね!」

 

「織斑君に賛成!」

 

 

このクソ野郎……取り巻きを使って多数決で押し通す気か!このままいけば戦わずに済んだのに!なんでオレを巻き込む!?他薦されたからか!?

 

というかうるッせぇんだよアマ共ッ!!

 

 

「静かにしろ!…………分かった。来週の月曜放課後にアリーナを借りる。そこでクラス代表を決めよう」

 

 

ブリュンヒルデ……良くも悪くも生徒思いってヤツかクソッ!

 

こうしてオレはクラス代表候補同士の総当たり戦に巻き込まれることが決定してしまい、HRは終了して放課後となった。

 

FU×K!F×CK!×UCK!

 

オレは腹の中でクソと唱えながら席を立つ。

 

ちゃっちゃと帰ろう。さて……来週かぁ。ライミーとワンサマーにボコボコにされるだろうが、どうしたもんか。土下座でもすりゃいいかな?

 

 

「織斑君、柊君、まだ教室にいましたか」

 

 

やまや先生が教室に戻ってきた。

 

これはこれは。嫌な予感するから帰っていいですか?

 

 

「どうしたんですか?山田先生」

 

「今日から織斑君と柊君はIS学園の一年寮に入ることになりました!」

 

 

やまや先生の口からオレにとって死刑宣告の如く言葉が飛び出た。

 

ああ、確かそんな話がオレの知ってるISにあったな。最悪だよ。オレのストレスフリー生活は終わり、今日からストレスフル生活が始まるなんて。

 

最悪だよクソが!!

 

 

「お二人に鍵を渡しておきますね」

 

「ありがとうございます!」

 

「………………どうも」

 

「私物に関しては織斑君のは織斑先生が用意しました。柊君のはホテルにあったものを全て移したので安心してください」

 

「はい!」

 

「…………分かりました」

 

「じゃあ、また明日学園で会いましょう!」

 

 

オレとワンサマーはやまや先生から鍵を受け取り、やまや先生は教室から去っていった。ワンサマーは嬉しそうにしてやがる。

 

……ん?オレの鍵……ワンサマーの鍵と少し違うな。それに部屋番が書かれていない。どういうことだよ?手抜きか?

 

 

「じゃあ、俺はこれで!」

 

 

オレが考え事に耽ってる間にワンサマーは教室を出ていった。廊下から黄色い声が聞こえ、遠ざかっていく。恐らく他クラスの連中が廊下で待っていたんだろう。そして、遠ざかっていくことからオレへの関心はないようで。

 

改めてサンキューワンサマー。お前厄介払いの才能あるよ。

 

オレはワンサマーに感謝しつつ教室の扉を開く。

 

 

「ーーー柊、ここにいたか」

 

「……織斑先生」

 

 

扉を開けたらブリュンヒルデが立っていた。ちょっとビックリしたのは内緒だ。

 

 

「山田先生から二人に鍵を渡したと聞いてお前を探していたんだ。織斑はともかく、柊は部屋の場所が分からないだろうと思ってな」

 

 

やまや先生……やる時はやるようだかやはりどこか抜けてるようだ。

 

 

「部屋が見つかるまで右往左往しようとしてたので丁度良かったです。案内して貰えますか?」

 

「ああ。行こう」

 

 

オレはブリュンヒルデの後をついていく。道中、周りから視線が飛んでくる。その方向をさりげなくチェックすると、オレを睨んでるのが分かる。

 

さしずめアレだろ?オレみたいなクソ野郎がブリュンヒルデと一緒に歩いてるのが気に食わないんだろ?

 

だからどうしたって話だけど。

 

 

「……柊。一つ聞いていいか?」

 

「はい?」

 

 

ブリュンヒルデは歩みを止めずにオレに話しかけてくる。

 

 

「お前から見て、私は教師としてどう見える?」

 

「初日だからまだ分かりませんけど、今日見た限りだと普通の教師ですよ」

 

「そうか……なら、良かった」

 

「何故、そんな質問を?」

 

「私は諸事情で教員免許がないのに教師をしている。他の先生方が通った道を通らずに、生徒に教える立場に立っている」

 

「……不安なんですか?」

 

 

オレの言葉を聞いたブリュンヒルデの足が止まった。どうやら図星のようだ。

 

 

「……ああ。他の先生方に倣い、時に教えられながらやってきて今では言うことなしと言われはしたが……生徒から見た私はどうなのか、今まで聞くことがなかった」

 

「まあ、誰も彼も『千冬様』だの『ブリュンヒルデ』ですしね。まともな意見は得られないかと。多分ですけど、貴女が『馬鹿共』と罵ってもキャーキャー興奮しますよ」

 

 

多分というか、マジで。

 

 

「でも、これだけは言える。織斑先生は立派な教師ですよ」

 

「……初日なのに、根拠はあるのか?」

 

 

ブリュンヒルデは振り向いてオレを見つめながら問いかける。

 

 

「あまりアテにならないオレの勘です」

 

「『アテにならない』と自分で言うのか……」

 

 

ブリュンヒルデは微かに笑みを浮かべる。

 

どうやら微笑出来るくらいには余裕が出来たらしい。たかが知れてるかもしれないが。

 

 

「なら、私はお前の教師としてその勘を当てにさせてもらおう」

 

「それはなによりで」

 

「フッ……さぁ、行くぞ」

 

 

『織斑先生』は再び歩き始め、オレはそれについて行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一年寮の最上階、しかもその廊下の最奥にある部屋。そこには『物置』と書かれていた。

 

……待て、待て、待て。ここはポジティブシンキングにいこう。

 

これは……アレだな。オレが女嫌いだと思っての配慮なんだ。うん、そうだ。うるさいアマといるなら一人の方が気楽だ。ホントに。マジで。

 

 

「済まないな……こんな所しか用意出来なくて」

 

「いいですって。雨風凌げるなら文句無しです。『住めば都』ですよ」

 

 

申し訳なさそうに言う織斑先生に軽く返答し、オレはやまや先生から受け取った鍵で鍵を解き、扉を開く。

 

 

「……フフッ、フフフフッ」

 

 

思わず笑いが出てしまった。

 

埃を被ったあらゆる備品、そして足の踏み場も無い散らかりっぷり。そこにポツンと置かれたオレの私物が詰まったバッグの存在が、『ここは柊霧生の部屋なんだぜ』と物語っている。

 

 

「済まない……本当に済まない……」

 

「いいですって。雨風凌げるなら文句無しです。『地獄も住み処』です」

 

 

更に申し訳なさそうにする織斑先生にそう返し、部屋に入る。

 

今頃ワンサマーは綺麗であらゆる設備の揃った部屋にいるんだろうなぁ……クソッ!!

 

……まずは、掃除だな。

 

 

「織斑先生……頼みがあります」

 

「私に出来ることなら協力しよう」

 

「では……篠ノ之箒さん呼んできてもらっていいですか?彼女なら協力してくれると思うので。それとそのついでに掃除用具と寝袋用意してもらっていいですか?」

 

「分かった」

 

 

織斑先生は走っていった。

 

さて……とりあえず窓開けて、床に転がった備品だけでも片付けておくか。

 

オレは窓を開け、掃除を始めた。

 




メイン人物紹介

織斑千冬

一年一組担任であり一夏の実姉。かつて第一回モンド・グロッソにて優勝した世界一のIS操縦者。霧生のことは自身を一教師として見てくれることから良い印象を持っている。IS学園の教師だが教員免許が無いことに負い目を感じており、同僚達に教えを受けながら教師として精進してきた。平行世界故の思考の違いからか本来(原作)の千冬よりまともであり、良くも悪くも生徒思い。一夏と違って後ろ盾も無く冷遇されている霧生を気にかけている。
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