2025年3月1日10:00アルトリア合衆国ミーリズ州
本日より新しい兵器開発施設が稼働する為、多くの陸軍の車両が走っている。その車両内には陸軍より選抜された者たちが乗っていた。
先頭車両:6名(内1名運転手)ダック・ヒューリー軍曹、バイド・レグンス少尉、メリア・アレニー伍長、トーマス・ダラダック伍長、アルフレッド・グルフィット上等兵
トー「一か月前は何もない空き地だのですが、本当にあるのでしょうか?」
メリ「軍上層部より直々の命令書ですよ。嘘なはずがありませんし、誤報という事もないでしょう。・・・信じられないという意味では同感ですが。」
ダッ「だよなー。資料でもその土地縦横3キロあるんだろ?こんな短時間でできるもんかねー。」
メリ「軍曹、レグンス少尉もいるのですから言葉遣いを。」
バイ「いや、気にしなくていいよ。これから一緒に行動する仲間だし僕もそのほうが気楽でいいよ。」
ダッ「お!少尉殿は話せますな。だからお前らも気にしない、気にしない。」
メリ「・・・少尉殿がそうおっしゃるなら。」
トー「あはは・・・」
アル「い、いいんでしょうか・・・」
バイ「・・・しかし新しい配属先の情報が全くないというのも不安だな。」
トー「新しい兵器開発施設とのことでしたが、なぜ私たちなのでしょうか?」
ダッ「前の部隊の奴らとも話したが、なんでだろうなー。今回選ばれた奴らに技術者っていたか?」
メリ「いえ、一人もいないと思います。なので我々とは別で技術者がいると思います。」
トー「となると、俺たちは作られた兵器を扱うほうだろうな。」
アル「実験部隊ってことですか。」
車の中が暗い空気になる。彼らは国を守るために軍人になった者達だ。だが兵器実験部隊は新兵器のテストのみを行う為、実践に出ることはない。新しく配属する兵器開発施設にいる限り、彼らは国を守るために戦う事はないという考えが頭をよぎる。
ダッ「まあ、上の命令じゃ仕方ねえ。それにずっとそこにいるわけでもないしな。」
バイ「そうだな。俺達は俺達のできる事をしよう。」
メリ「・・・そうですね。」
トー「ええ、その通りです。」
アル「ぜ、全力で頑張ります。」
ダッ「まあ、行ってもまだできてなかったりしてな。」
トー「ちょ?!不安になるようなこと言わないでくださいよ!」
バイ「あははは。」
そんな話をしながら車は進んでいった。
2025年3月1日10:30アルトリア合衆国ミーリズ州軍所有地
目的地に到着した40名は唖然としていた。一ヵ月前までは何もなかった土地だった。だが、今目の前には今まで見たことないような様々な建物、整備された道、整えられた植物、白衣や作業着を着た人々、転がりまわる玉というまるでSF映画の中のような光景があった。
トー「・・・え?あれ??」
メリ「・・・・・夢でも見てるのかしら。」
アル「現実だと思いますけど・・・」
ダッ「なんだこりゃ・・・映画の撮影かなんかか?」
バイ「ここは軍所有地だよ。それは流石にないかな。」
そんなことを話していると一人の人物が近づいてきた。海軍の軍服を着た彼に案内され生活する隊舎へ案内される。隊舎も高級マンションのような状態で困惑はさらに加速する。その後ここの責任者であるフロンタル大佐の元へ案内されることになった。
ダッ「(なあ、俺たちほんとにここに住み込みなのか?間違いじゃないのか?)」
アル「(さ、流石にそれはないと思いますが・・・)」
メリ「(ドッキリです、って言われたほうがしっくりきますが)」
そんなことを小声で話しながら案内役の後ろについていく。中央の建物内に入り奥へ向かう。エレベーターに乗り地下一階へ降りると窓がある部屋に出る。そしてそこに4人の人物がいた。
案内「フロンタル大佐!陸軍より派遣された50名、全員到着いたしました!」
フル「ご苦労。下がってくれ。」
案内「は!」
フル「ここまでの移動、ご苦労だったね。私がここの責任者、フル・フロンタル大佐だ。これからよろしく頼む。」
バイ「は!よろしくお願いします!」
それぞれ敬礼するが、目の前にいる英雄に対し皆緊張をしていた。それを見たフロンタルは苦笑をする。
フル「そんなに緊張しないでくれ。私は確かに上官だが君たちと同じ仲間ではあるからね。」
バイ「は!恐縮であります!」
フル「まあ、すぐに慣れろとは言わないさ。・・・さて君たちがここに呼ばれた理由を説明せねばな。」
メリ「・・・やはり兵器の試験員ですか。」
トー「メリア伍長、今は」
メリ「だけど・・・」
フル「確かにその通りだが、何か不満そうだね。」
ダッ「申し訳ありません。ですがここにいる全員、前線で戦う事を希望していた為不満に思っている者も多いのです。」
フル「?前線には出る予定ではあるが。」
ダッ「そうですよね・・・・・・・・・・・・・・え?」
アル「・・・兵器試験は前線に出ないのでは?」
フル「通常はそうだね。だが、ここの兵器は前線に出なければ性能試験ができないのでね。ちょうどいい、皆こちらに来てくれ。」
フロンタルの指示に従い、支持された窓へ近づき驚愕する。そこにあったのは工場のような作業用の機械、そして整備されている鎧のような機械が並んでいた。
バイ「こ・・・これは?!」
フル「これが新兵器
ダッ「すっげえ。しかし重そうですね。」
フル「機械駆動するから重さはあまり感じないよ。どちらかと言えば力が上がる為体が軽く感じるほどだ。」
メリ「これで・・・深海棲艦と戦えるのですか?」
フル「まだ不明だ。だからこそ。」
フロンタルがバイド達に顔を向ける。
フル「私達が証明しようじゃないか。そして初の勝利をつかみ取る。」
今度はもっと早く書きたいなー( 0w0)