機動艦隊コレクション 彗星の軌跡   作:天地魔闘

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ごめんなさい、まだ戦闘ではないんだ。


-10-出撃の鐘

2025年3月24日13:28アルトリア合衆国アゾノリア州海軍警戒基地

 

 

 

海軍警戒基地。ここは深海棲艦の接近をいち早く探知し、アメリカ全土へ発信する場所。飛行機や船が使えれば遠くまで見回りができるが空も海も深海棲艦に占拠されている為、陸近くの海域からでしか深海棲艦の接近を観測できないでいた。警戒基地はいち早く深海棲艦を発見する為、そして深海棲艦の侵略を食い止める為海に面している州に建設されているされている。

 

 

アゾノリア州第1警戒基地。アゾノリア州海岸線西部に建てられたこの基地は、2018年深海棲艦の攻撃により破壊された海軍基地を修復し使用している。2018年の攻撃から大規模な侵攻は見られないが、小規模な攻撃は多くある為基地の人員は毎日警戒を緩めず行っていた。

 

「最近深海棲艦の攻撃がありませんね。」

「ああ。新兵器開発もしてるって話だし、当分このままならいいんだがな。」

 

警戒基地内、レーダー監視オペレーターの2人はそんな話をしていた。実際、深海棲艦が出現すると周辺地域に避難警報を出し、避難が完了した後自分達も撤退するしかない。こちらの攻撃は一切効かない為、国のために戦うはずの軍人である自分達も敵の攻撃がやむまで逃げるしかないという歯がゆい思いをしていた。

 

「はは、そんなことを言っていると今までにないくらいの攻撃が来ますよ。」

「ははは、そいつは勘弁願いたいな。」

 

瞬間、レーダーに探知反応があり2人は確認を行う。見ると赤い反応が4つ、レーダーの端に確認できた。

 

「ちっ、噂をすればかよ。」

「避難警報を発令しました。」

「おう。今回は4機か・・・・・・・・いや、ちょっとまて。」

 

最初、4つしか見えなかった反応が少しづつ北上するにつれ赤点が増えていく。8、16、24、次々と増えていく。そして、最後にひときわ大きな赤点が出現したときには数は300を超える数になっていた。

 

「じゅ、准尉・・・これは・・・・・・」

「急いで連絡するぞ。これは・・・7年前の再来だ。」

 

 

 

2025年3月24日13:35アルトリア合衆国ミーリズ州軍所有地

 

 

 

「アンジェロ、訓練のほうはどうかね。」

MA(マニューバーアーマー)操縦は問題ありません。それぞれ個人用の調整も行いましたし、隊ごとの演習も行いあとは実戦を待つのみとなっていますね。」

 

新兵器開発施設執務室ではフロンタルとアンジェロが現段階における機動部隊の状況を確認していた。装着者の人員が来てから20日ほどしかたっていないが、操縦者が現役の軍人であり、MAの操作がわかりやすく、さらに1機づつに人工知能のオペレーターを備えている為現段階で十分実戦に出られるだけの体制を整えることができていた。

 

「しかし人工知能か。こんなものまで作っているとは。リュウガ君のスペックにはいまだに驚かされるな。」

「まったくです。操作方法の説明を悩まなくて済みました。人工知能・・・〔アリア〕との名前だそうですが、その指示に従うだけで動かせるようになりましたからね。」

「我々が行ったことは戦闘訓練だけだったからな。あまり変化はなかったな。」

「確かに。」

 

書類をかたずけ休憩を取りながら、最近の出来事を話し合う。今現在執務室には2人しかいない。リュウガはMAの調整と新しいMAの設計で研究所にこもり、シンは近接部隊の人員と格闘訓練、マリーダは遠距離部隊と射撃訓練を行っている。結局MAの操縦があまりにも簡単だった為、MAを装着する以外は特に変化のない日常を送る事には苦笑を隠せなかったが。

 

「3日前中央に実戦出撃可能の許可も取った。あとは試すだけだ。」

「ここまでやって効果なしは勘弁願いたいですね。」

「感だがね、私は勝てると思っているよ。」

 

アンジェロは不思議そうにフロンタルへ顔を向ける。核でさえ聞かなかった深海棲艦、MAなら効果があると説明はされたが実際は不安が大きかった。そんな中なぜフロンタルは自信があるように言えるのかわからなかった。

 

「勝てるでしょうか?」

「勝てるさ。その為に我々がいるのだ。」

 

                   バン!

 

突然、ドアが勢いよく開かれる。2人が顔を向けるとそこには息を切らせ、厳しい顔つきをしたシンが一枚の書類を持って立っていた。

 

「フロンタル大佐大変です!今中央司令部より連絡が来ました!」

「中央司令部から?」

「シン、指令書を見せてくれ。」

 

フロンタルがそう言うとシンは手に持った書類をフロンタルに手渡し、フロンタルは書類に目を通す。

 

「・・・・・ついに来たか。」

「大佐、書類にはなんと書かれているのです?」

「アゾノリア州海軍警戒基地から連絡があり、総数324の深海棲艦を確認したとの事だ。」

「さ?!324ですか?!」

「ああ、しかもその中の1体は20メートル級の大物だそうだ。」

「っ!」

 

324。今までにない大群、さらには20メートル級という化け物まで出てきた。このままではアゾノリアだけではなくアルトリア合衆国南部は壊滅する可能性まである。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーそう、今まではーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「アンジェロ、シン。緊急出動だ。」

「「!は!」」

「アンジェロ、全部隊に指示を出し移送車両で発進してくれ。連絡は私がやっておく。アンジェロを中心にシンは近接部隊、マリーダは遠距離部隊をそれぞれ率いてくれ。私も連絡が完了次第向かう。」

「「了解!」」

 

アンジェロ、シンはすぐに部屋を出て準備に向かう。フロンタルは通信機に手を付ける。

 

「ついに・・・か。ここからだ。ここから、我々の反撃が始まる。」

 

 

3分後、大型のトラックのようなものが5台、新兵器開発施設より高速で飛び立った。




深海棲艦

牙邪級:約5mほどの大きさ。最も多く確認されている。全体的に黒いサメのような姿に砲台や機銃等がくっついているような姿をしている。攻撃は砲撃のみではなく体当たり、噛み付きとうも行い、短時間3メートルほどの高さまでだが浮遊することも可能。

砲邪級:約5mから7mほど。人のような上半身に砲台、機銃が無造作に張り付いているような姿。人型部分は人の姿のように見えるだけで、真っ白い肉の塊のようなものでできている。攻撃は砲撃のほかに腕を使った攻撃も行う。

空邪級:約5mから7mほど。黒と白のマーブル上の色をした海老、蟹、貝のような姿をしている。機銃のみ体についているが体に空いた穴より艦載機級と言われる飛行物体により攻撃する。

姫、鬼級:姫型は全体的に白く、鬼型は全体的に黒い衣装をしているが人に酷似した姿をしている。大きさも様々だが確認されている限り1mから1.8mほどの大きさをしており肌は全て白い色をしている。腰部分から金属的な部品が伸びており、その先には大型の砲台等や駆逐級のような化け物がくっついていたりと様々の種類が確認されている。出現初期、会話を試みたがすべて失敗しており会話が可能かどうか確認はとれていない。人型の深海棲艦は全てこれに分類される。

艦載機級:約1mほど。黒い物と白い物と2種類確認されている。黒いほうは爆弾のようなものを積んでおり、爆撃機のように上空より落として攻撃する。白いほうは小型の機銃のようなもので攻撃する。空邪、姫、鬼級から発艦される。

潜邪級:約5mほど。白いエイのような姿をしている。攻撃方法は魚雷状の物体を発射する。魚雷状のものはまっすぐ飛ぶのではなく魚のように障害物等をよけて接近し、接触と同時に爆発を起こす。魚雷状のものは白い肉片のようなものでできている。

巨邪級:10m以上。姿形は様々だが10mを超える巨体に禍々しい姿をしている。過去見られたもので一番大きいものは50mクラスで、その一体だけでかつて世界最大規模を誇るソバルト海軍を壊滅させた。


一応こんな感じでフ( 0w0)
修正する可能性ありです。
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