あれから一週間がたち、転入生のうわさで持ちきりだった
そして、千冬と真耶が到着した
真耶「今日から転入生を紹介します、なんと、四人です!」
その言葉とともに入ってきたのはスカート丈を短くしてところどころに雪の結晶を散りばめた制服を着た氷菓と黒く染めた制服を着たメルトリリエ、そして、金髪の中性的な顔の少年と銀髪で小柄な眼帯を付けた少女だった
メル「メルトリリエ・ヴァルペリアだ。戸籍は一応イギリス、趣味はフルート演奏、嫌いなものは人の不幸を飯にする奴だ…」
氷菓「社木氷菓です、趣味はフルート演奏と音楽鑑賞、嫌いなものはパパラッチとか噂に流される奴です」
?「シャルル・デュノアです、不慣れなこともありますが…よろしくお願いします」
シャルルと名乗った少年を見た真也は何か違和感を感じたのか少し睨んでいた
だが、それとは裏腹に…
生徒1「お、男の子?」
シャル「ここにボクと同じ境遇の人がいると聞いて…」
その時黄色い歓声が上がった
もちろん、真也は大音量で気絶してしまった
生徒2「生まれてきてよかったぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
生徒3「黒髪の子はクール!!」
生徒4「金髪の子は守ってあげたくなっちゃう!!」
千冬「黙らんか!!まだ一人いるぞ、ほら、挨拶しろ」
?「はい、教官!!」
千冬「ここでは織斑先生だ…」
銀髪の少女は前に出た
?「ラウラ・ボーデヴィッヒだ」
少女、ラウラはそれだけ言った
真耶「えっと…以上でしょうか…?」
ラウラ「以上だ」
ラウラはそう言って、席に向かおうとした際に一夏を見た途端、一夏に近づいてきた
ラウラ「貴様が…!!」
ラウラは一夏に平手打ちをしようとしたが、すぐに何かの気配を後ろから感じた
一夏は目の前にいない、ならどこに
答えは明白、後ろだ
たった一瞬でラウラの後ろに回り込んでいた
それだけではない、一夏はラウラを柔道の要領で地面に叩きつけた
ラウラ「カハッ!?」
一夏「悪いな、いきなり攻撃されたらどういうわけか咄嗟にこんなことをしちまうんだ」
ラウラ「認めない!!お前が教官の弟だと言うことを!!」
一夏「ふぅん…認めたくなければそうしてろ」
一夏はそのまま席に座った
一夏「あ、織斑先生、すみません邪魔してしまって」
千冬「いや、大丈夫だ、今のは軍人として恥ずべきことだ、責めはしないが…もう少しスマートに行かんのか?尾神婿」
一夏「すみません、咄嗟だったので…」
一夏は苦笑いしていた
千冬「ふむ…次は二組と合同実践訓練だ…第一アリーナに集合だ」
千冬はそれだけ言うと出て行った
それを合図に一夏と真也はISスーツ(真也の場合道着だが)を持って歩き出した
シャル「あ、君だね、噂の男性パイロットって?」
シロ『あぁ?だとしたら何だってんだぁ?』
シャル「あれ!?人形が!?」
シロ『もたもたすんな~、早くしねぇと…』
その時、女子生徒の一人がシャルルを指さし、それを合図に女子たちが集まって来ていた
それを見た真也はシャルルの手を握って走り出した
シャル「何で走っているの?」
真也「(理由ならわかると思うけど…それにこの感触…やっぱり…)」
シロ『俺等は男だろ!?』
シャル「?」
シロ『男に飢えてんだよ!!分かるだろ!?』
シャル「…あ、うん、そうだった」
真也「(やっぱり、この子は…)」
そのまま走りきり、女子たちを撒いた
アリーナはもちろん遅刻ギリギリ、男子たちはゲッソリしていた
主にシャルルが
真也「全く…シャルル、僕は男なんだから…ね?」
シャル「はい…以後気を付けます…」
真也「全く…」
シャル「それにしても、何でさっきまで人形が喋ってたけど…」
真也「ああ、あれ?腹話術」
真也ははっきりと言った
その時、真也に出席簿ではなく、なぜかチョークが飛んできた
千冬「私語厳禁だ」
真也「いてて…はい…」
千冬「さて、オルコット、鳳、お前等専用機を展開しろ」
セシリア「えっと、尾神さんたちではありませんの?」
千冬「あの三人はいろいろと規格外だ、それと鈴城の機体はまだ未完成、それを今まで使っているらしいからな…」
千冬はあっさりと言い捨てると、二人は専用機を展開して纏った
セシリア「それで、お相手は誰ですの?鈴さんでも構いませんが?」
千冬「いや、お前等の相手は…」
千冬が空を見上げると何かが急接近していた
それはラファール・リヴァイブを纏った真耶だった
スピードがあり、このままでは地面に激突してしまう
雪花は
雪花「大丈夫ですか?山田先生」
真耶「あはは…すみません、雪花さん、ありがとうございます」
千冬は溜息をついた後、再び生徒達を見た
千冬「真耶は元日本代表候補生だ、大丈夫だ、お前等ならすぐに負ける」
それを聞いたセシリアと鈴音はムッとして空に飛んだ
そして、戦闘が始まったのだが、連携が取れていなかった
戦っている間にシャルルがラファール・リヴァイブについて解説し始めた
解説が終わるとともに戦闘が終わった
結果は二人の負けである
連携がとれていれば結果は変わっていただろう
そして、二人は喧嘩中である
その喧嘩を千冬が止めた
千冬「馬鹿者、お前らが連携を取ろうとしないからだろ? では、専用機持ち達は訓練機を使う者に教えてやれ」
その瞬間、女子たちは男子のもとに来たが、千冬の鶴の一声で出席番号順で並び、操作を教わっていた
その過程で箒は本音と言う少女と交代させられていた
そして、昼休み、真也達はシャルルと共に食事していた
だが、真也の目がずっとシャルルを疑っている目だった
不思議に思った一夏は真也に尋ねた
一夏「どうしたんだ?真也」
真也「わかんない…でも、あの子、なにか違和感があるんだ…違和感の正体は分かったんだ…後はその理由が分かんないんだ…」
一夏「そうなのか…」
真也「これは僕の役目…手出し無用…」
真也はそう言い終えると、頼んでいたキツネ蕎麦を食べ終え、先に下げて何処かに向かった
シャル「あれ?真也もう行っちゃうの?」
雪花「マヤはいつもこんな感じ、いつもどこかでストリートダンスの練習とかをしているみたい…」
シャル「マヤ?真也じゃなくて?」
春馬「マヤってのは真也の仇名だ、あいつの前でその名で呼ばないようにな…」
シャルルは苦笑いしていた
そして、シャルルは気になったことを聞いた
シャル「そう言えば、真也って白髪で赤い目だけど…あれって本物?」
雪花「そうよ…」
シャル「へぇ、すっごく綺麗だね!」
シャルルの意外な言葉に雪花は驚いた顔をしていた
雪花「あなた、マヤの髪を見て怖いと思わないの!?普通の人だったら言っていると思うんだけど…」
シャル「そうかなぁ? すごく綺麗だし、脱色もしないであれってすごいよ!赤い目も自前だとすると、ラウラはどうなるのかな?ラウラも同じだし」
雪花「そうなの…あなた、真也を受け入れるだなんて…変わってるわね…」
雪花はクスリと笑った
一夏は内心ドキッとした
この二人、婚約者だと言うのに、未だにこう言ったことが多いから困る(by春馬
放課後、シャルルは真也がいると思われる屋上に来ていた
真也は一人、ダンスを踊っていた
J-POPの音楽を流しながら舞を取り入れて踊り、髪を靡かせていた
その髪が陽の光を浴び、キラキラと光っていた
シャルルはそれに見とれていた
そうして一日が過ぎる
因みに真也と春馬は別室となり、今はシャルルと真也は同室らしい
さて、大体の物語の流れは書きました
これからどうなるのでしょうね?