IS~雪月花の世界~   作:在原昴

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デートと災厄の足音

ある日の朝、真也は朝早くからダンスと日本舞踊の稽古のために起きようとしていた

だが、何か違和感を感じた

真也は恐る恐る毛布をまくると、ラウラが裸で寝ていた

真也は猛烈に冷や汗を掻いた、そして、毛布でラウラを包み、担いでラウラの寮部屋の前に置いてからそっと逃げた

その後は予定通り、舞とダンスの稽古をして、シャルロットと遭遇した後、食堂で食事をした

シャルロットはラウラが外で寝ていたのを見て、少し寝相が悪いのかなと思ったらしい

真也は苦笑いするしかなかった

 

そして、今、二人はレゾナンスに来ていた

理由はシャルロットの水着の購入と、真也とのデートだ

シャルロットは嬉しそうにしていた

そして、水着売り場に来て、真也は苦笑いしていた

 

真也「何この置かれた感…でも、せめて海辺用のパーカーぐらい用意したっていいじゃないか…」

真也はそう言っておもむろにトランクスタイプの水着を手に取ろうとしたとき、店員がやって来た

 

店員「ちょっと貴方!!何やっているんですか!?」

真也「あ、水着を買おうと…」

店員「何で男性用の水着を取っているんですか!?」

真也「あ、いや、僕は男ですし…」

シャル「真也、水着を試着したいんだけど…良いかな?」

 

シャルロットがやって来て、真也はシャルロットに助けを求めた

 

真也「あ、シャル、お願い、この人に女性ものを進められて着せられる!!男なのに!!」

シャル「あの、その人男性の方です」

店員「え!?どう見たって女性にしか…」

真也「男です…僕は正真正銘、男です!!」

 

店員はなぜか真也の胸板を触ったあと、謝罪した

その後、真也はシャルが着替えるのを待ちながらぶつぶつと不満を言っていた

 

真也「失礼しちゃうなぁ…ちゃんとした男なのに…」

シャル「真也、見てくれるかな…?」

真也「あ、わかった…って!?シャル!?なんで!?」

 

真也はいきなり更衣室に引き込まれた

中に入ると、黄色でセパレートとワンピースの中間のような水着だった

 

真也「よく似合ってるよ、シャル!」

シャル「ありがとう、真也!」

 

シャルはこの水着で決定し、会計を済ませるためにレジに並んだ

その時、真也は背中からの気配を感じ、扇を出した後、それを気配のほうに投げた

それは見事に当たり、スーツ姿の女性にあたった

 

真也「ストーカーは感心しないなぁ…そういう人はだれにも好意を寄せられないよ?」

女性「貴様、尾神か!?」

真也「そうだけど?」

女性「貴様らの家のせいで織斑一夏を抹殺する計画が失敗した!!どうしてくれる!!」

シャル「ひどい…」

真也「知らないよ…まったく、面倒事は嫌いだからね…」

 

真也はどこからともなくもう一つの扇を取り出した

女性は拳銃を突きつけようとしたとき、真也は五円玉を手裏剣のように投げ、女性の手にあたると、拳銃を落とし、真也は顔面に蹴りを入れた

 

真也「まったく…こんなところでドンパチやりたいのならもう少しは心を強くしてからね…」

 

真也は落ちた拳銃に五円玉を投げ、遠くに飛ばした

 

シャル「すごいね、真也」

真也「扇とか飛ばしているからね…いつの間にかできていたんだよね…」

 

真也はそう言ってその人が来ていたスーツを剥いでそれを二つに引き裂き、両手両足を拘束した

 

真也「ここで大人しくしてもらおうかな?」

 

真也はその場を後にして、シャルロットと共に出て行った

 

 

その日の夜、誰もいないアリーナで箒は誰かと連絡しようとしていた

 

箒「…もしもし…姉さん?」

 

電話の相手は彼女の姉、束だ

 

束「はいは~い、箒ちゃん、どうかしたの?」

箒「私の専用機を作って…」

束「やだ」

 

束は即答で断った

箒は声を荒げて聞いた

 

箒「なぜですか!?」

束「…箒ちゃんは何でほしいの?」

箒「一夏を正しい道に戻すためです、そのためには力がいる…それも、尾神雪花を叩き潰すだけの力が…!!」

束「…箒ちゃん…いっ君には婚約者がいて、道だって自分で選んだんだよ?」

箒「一夏は間違っている!!あの尾神雪花にたぶらかされて、私から離れて行った…一夏は私と共にあるべきなのです!!」

 

それを聞いた束は呆れかえり、こう告げた

 

束「…もう少し、考えて…後であったとき、答えを聞かせてよ…それ次第では…あげると思うから…それと、私からの課題、箒ちゃんに足りないものは何?」

 

束はそれだけ言うと、電話を切った

箒は目が濁っていた

 

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