ネギま 英雄の魂(スーパーヒーロースピリッツ)物語   作:ナハト・リコリス

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第6話 幻想郷からの来訪者と、知らされる真実

エヴァのネギに対しての八百長試合の日でもあり、そして私の考えた作戦の決行日でもある日が来た。

 

 

事前にエヴァに頼んで学園長に私がやろうとしている事に対しての連絡を入れてもらった。

エヴァに言われたのだが、ネギと私のちょっと『兄妹喧嘩』だと言われたのだ。

 

 

まぁ確かにそうだろうと思った。

一応ネギに対しての安全策もいれて行なっているうえに、ネギに気付かれないように色々しているけれど、エヴァの言う通り『兄妹喧嘩』だと思った。

 

どうせ今まで『あいつ』のことだ、私もあいつに関しては調べたくもなかったが、周りの魔法使いサイドの人間があいつを自分達にとって最も使える最高存在的な『立派な魔法使い(マギステル・マギ)』として『育てた』だろう。

 

 

エヴァから聞いたのだが、ネギは結構優秀で、そして父親であるナギの持っている莫大な魔力の運用等で色々と凄いと言っていた。

魔法学校を首席で卒業したらしいが、どうせ魔法使いサイドの人間が英雄の息子と言うことで色々便宜したのだろう。

 

それこそ本来なら魔法使い界でも最高位の犯罪になる可能性が高い行為も黙認し、自分達が考えている『英雄としての立派な魔法使い』としてネギを造り出して存在させる為、他の子とはまったく違う対応をとったのだろう。

 

それこそ、多分一緒にいた存在もネギの行為を叱ったり否定するのではなく、全面的に黙認と好意でいたのだろう。

 

だがしかし、私からすればそんなものはどうでもいい。

どうせあいつは私が今まで受けた『痛み』も『苦しみ』も、何も『知らない』だろう。

ネギと一緒にいた幼少期の時間、私は『魔法』が使えないと言う事だけで周りのほとんど人から『迫害』されていた。

 

迫害をしていなかったのは本当に言って片手で足りるほどの人だけだが、本当に私のことを心配していたのは『スタンお爺ちゃん』だけである

 

ネカネお姉ちゃんに関しては心配はしていたが、それでもスタンお爺ちゃんのとは違った感じなのを、幼い私でも分かった。

誰もが『魔法を使える兄のネギ』を見ていて、『魔法の使えない私』を見てくれる人はいなかった。

 

ネギが父親のナギが来るように、周囲の人々に迷惑をかけたのに、私はネギとは逆に誰にも迷惑をかけず、周りの人に褒められるようにしようとした。

だけど、村の皆が見ていたのは『ネギ』だけで、私はおまけのような感じだった。

 

 

それを感じている私がどんなに惨めで、悲しくて、苦しいのか、あいつは知らないだろう。

 

 

 

 

今の今までのうのうと周りの人間から与えられた『光』だけを与えられて生きて来ただろう兄であるネギ。

 

今もなお、英雄であるナギの血を持つ娘と言うだけで、優しさを利用され、大切な人を殺しかけた『闇』とも言える私と言う存在。

 

 

 

 

だから私はあまりこの世界の人達と長く一緒にいたくないのだ。

この世界は、私にとってはとても残酷で、とても惨めで、きっとあの時助けた魔法使いのように利用するだろう。

私が幻想郷に帰る為に選んだ試練は『石になった村の人間の全て石化解除』だが、試練が終れば私は幻想郷に帰る。

 

あそこには私のことを心配してくれて、私の為に叱ってくれる人達がいて、そして私が心の底から『死ぬまで一緒』にいたいと思う人達と、大切な人々がいる場所でもある『幻想郷』にちゃんと帰ると私は約束したのだ。

 

時間が経てばたつほど変わっていくかもしれないけれど、それでも私が一番帰りたい場所に私は帰ると心から決めているのだから。

 

そして私の持っている能力(ちから)は利用するだけの価値がある。

悪にとっても、正義にとっても魅力的で最高の存在である私の能力は、喉から手が出るほどほしいだろう。

 

私と言う存在の『意思』を奪っても、誰もが得ようとするだろう。

そう思えるほど、私の持っている『二つの能力』はすばらしいと言えるのだから。

 

 

その後私はエヴァに呼ばれ、学園長室まで明日の朝早くから行く事になった。

当初私も不思議に思ったが、エヴァの話では学園長が私の戸籍云々と、この麻帆良学園での生活に必要な物を用意してくれると言われ、その件での最終確認をしなければいけないと言われたからだ。

 

私は魔法関係者のいるこの学園であまりいたいとは思わなかったが、そう言う事なら仕方ないと諦めた。

 

 

 

エヴァと茶々丸さんと一緒に朝早くから私は学園長室に向かって行った。

ちなみに、学園長室があるのが何故か女子中学校にあるので、私としてはその点が一番不思議に思った。

 

もしかしたらなのだが、あのぬらりひょんもどきの学園長はロリコン?系なのかなと思ってしまったほどだ。

 

朝早くなのもあり、学園長室に行くまで誰にも会わなかったが、実際朝早くから色々としている教師に会った場合は事前にエヴァと茶々丸さんとの話し合いで、私がこの麻帆良学園に中途編入する女子生徒とする事が決まっていた。

 

 

私としてはあれだがエヴァがそうする事が一番自然で、他の教師関係を騙すのに一番いいと言われたのだ。

人を騙すのは幻想郷での生活もあって嫌な部分もあるが、この場合は仕方ないと割り切っておいた。

 

 

学園長室に到着した私達は学園長室に入室し、部屋には学園長と高町先生がいたのだが、そこで私は『自分の知っている感じ』を感じたので不思議に思った。

私がそれが不思議で学園長室の周りを見ていたら、学園長が声をかけてきた。

 

「アリアちゃん。少し君の知っている者達がおるんじゃが、呼んでもいいかな?」

 

「私の知っている者達?それは『久しぶりね。アリア』え・・・」

 

声がしたほうに私が振り向くと、そこには見知った顔がいた。

そこにいたのは室内では不用とも言える日傘を持ち、そして緑色の髪をした女性。

幻想郷で最も危険とされている『太陽の畑』にいるある意味最凶の花妖怪である『風見幽香』がそこにいた。

そして彼女と一緒にいたは何と賢神トリンであったのだ。

 

「ふふ。ほんとに久しぶりね、アリア」

 

「久しぶりだな。アリア」

 

「幽香さん。それにトリン。どうして2人がここに?」

 

私が不思議そうに答えるとトリンが持っている雰囲気が変わった。そして私はトリンからとんでもない事を言われた。

 

 

私があの『英雄異変』の元凶とも言える自称正義の魔法使い『ラモン・O(オズムンド)・サドラー』が生きていると言われたのだ。

 

私の持っている雰囲気が変わった事に気がついたエヴァと茶々丸さんが少し驚いていた。

 

「おい。誰だそいつは?」

 

「アリアちゃんがいた場所から追放された原因を作った者じゃ。しかも、前々から我々魔法使いサイドでも超が付くほど危険な思想の正義の魔法使いとして色々と悪名がある魔法使いじゃ。我々の間でも凶悪指定存在として手配されておったんじゃが・・・」

 

「・・・そう。そんな存在だったのが、アリアをあんな目に会わせたの・・・」

 

周りの人間が思いきり恐怖するほど、学園長室にいた存在全員が幽香さんの出した怒りに恐怖した。

私も一応幽香さんの恐ろしさは知っていたが、幽香さんが今持っている怒りの波動は私でも怖かった。

 

「ちょっと、幽香。落ち着きなさい。他の人間や吸血鬼はともかく、アリアが怖がってるわよ?」

 

その声が聞こえて幽香さんも怒気を押さえたが、その声の先には紫さんがいた。

 

「紫さん。どうして?」

 

「ちょっとね。まぁアリアに言いたい事もあったし、そのついでよ」

 

そして紫さんから言われたのだが、あの時紫さんが境界を弄くって『無限地獄』に叩き送った『はず』だったらしい。

 

流石にそれには驚いたが、紫さんは映姫さんと話し合って許可を貰っていたらしい。

ちなみに幽香さん・紫さん・映姫さんの事を言ったら学園長室内にいる私達以外の人間は唖然としていました。

 

「じゃあ何で?紫さんの能力から逃げる上に、お姉ちゃんや他のみんなの攻撃から逃げれたはず・・・まさか・・・」

 

「えぇ。悪いかもしれないなけど、アリアの持っている『闇の部分』である組織や存在の能力が原因だわ。これは私達も分からなくて、早苗が言ったのよ。私の能力から上手く逃げ去った可能性が一番高いのは、それしかないって言われたわ」

 

私は紫さんに言われた事が原因で、顔を下に向けた。生きていると言われた時に私も予想していたのだ。

 

 

あの魔法使いが生きていると、私も思ってしまった。

もしそうなら、これは『私がしなければいけないもう一つの事案』なのかも知れないと思った。

 

そして私は同時にしなければいけない事が分かったのだが、だがそれは『したくない』のだ。

 

「アリア、あなたは嫌かもしれないけれど『仲間』を集めなさい」

 

紫さんに言われて、私は何も言えなかった。

 

「気付いているはずよ?今の状態の、『たった一人の状態』でしかない貴方では、これから先に起こるかもしれない事件に耐えられないはずよ?最低でも『4人の仲間』が必要なはずよ」

 

「・・・それは・・・そうですけど・・・」

 

私は嫌だった。私のもっていいる能力を考えれば、人は必ず『狂う』だろう。

この世界の人間が知っている『光』ではなく『闇』として存在するだろうと思ってしまう。

そう思ってしまうと、私は怖くてたまらないのだ。

 

「今すぐでなくていいわ。貴方がこの世界で心から信用できる人が見つかる事を祈るわ」

 

 

その後学園長からこの麻帆良学園中等部『3-A』に『生徒』として編入してほしいと言われた。

 

流石にこれには驚いたが、相手が自分達が知っている限りでも超が付くほどの危険な存在である以上、専門家である私の力が必要だと言われた。

同時に教員よりも生徒のほうが自由に行動もできるし、私の仲間になってくれる人が居るかもしれないと言われたのだ。

 

ただし、勉強の方面を見てからと言われたので仕方ないと思いつつも、私はそれを承諾した。

同時に私がしようと思っている事を話すと、渋々といった感じであるが認めてはくれた。

 

 

そして、運命の時がやって来た。

そう、私とネギの、ちょっと変わっている『兄妹喧嘩』の幕が上がったのだ。

 

 




オリ敵の名前ですが、バイオハザードの敵キャラから名前を拝借しました。

まほら武闘会てのクウネル戦での行うクウネルへの処刑技になります

  • ①コスモミラクル光線(ギャラファイ版)
  • ②TDGスペシャル(ガイアはSSV版)
  • ③ウルトラマンオーブの最終回で使用した技
  • ④スペースZ
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