火竜に憑依転生した!? 作:△△さん
俺は戸惑いを隠せないでいる。
その理由は・・・。
「どうした、ナツ?」
そう俺に言ってくるのは赤いドラゴン。
名を、炎竜王イグニール
イグニールの視線には俺がいた。
そして、俺の事を”ナツ”と言っていた。
つまりは、俺はFAIRY TAILの”ナツ・ドラグニル”となってしまっているということだ。
俺はイグニールに疑われないようにナツを演じる。
「なんでもねぇよ、イグニール!!」
俺はそう言いながら立ちあがる。
「そうか。じゃあ、さっき言ったこの岩を砕け!」
イグニールはそう言いながら巨大な岩を指さす。
俺はその岩を見て、こう言った。
「よっしゃあ、やってやらぁ!!」
そう声を上げながら岩の前にへと立ち、拳を構える。
構えた拳に炎を纏わせて勢いよく岩を殴りつける。
俺の拳を受けた岩は受けた場所から亀裂が入り、ガラガラと崩れる音を立てながら砕け、崩れていった。
それを見ていたイグニールがこう言ってくる。
「ほう、この岩を砕くか。成長したな、ナツ。流石はイグニールの子だ。」
俺はその言葉を聞いてうれしかった。
「俺さ、もっともっと強くなるよ!見ててくれよ、イグニール≪親父≫!!」
俺の言葉を聞いて、イグニールは優しい笑みを浮かべながらこう言ってくれた。
「あぁ、楽しみにしている。」
イグニールの笑みにつられて俺も笑う。
そうして、俺とイグニールの生活が始まったが、それも777年7月7日にいなくなってしまった。
寂しいけど、俺は泣かないよ。
いつかまた会えるから、
俺はイグニールがいなくなった日からも身体を鍛えまくって、魔物との戦いで実戦の経験を積みまくった。
だけど、なんか違うんだよな・・・。
イグニールとの修行では充実感があったのに今はない、なんでだろう?
そんな疑問に首を傾げていると、後ろに気配を感じて振り返ると、そこには俺と同じくらいのじっちゃんがいた。
「お主、一人なのか?」
じっちゃんが俺に聞いてくる。
「あぁ、俺はここで一人で暮らしてんだ。」
俺がそう言うと、じっちゃんがこう言って来る。
「じゃあ、うちに来んか?」
「え?」
突然の申し出に、俺は思考が停止しかけた。
「ワシはマグノリアの街で魔道士ギルドのマスターをしておってのう。お主が良ければウチに入らんか?」
俺はマグノリア、魔道士、ギルド、マスター四つの単語を聞いて思い出した。
このじっちゃんは妖精の尻尾のマスターマカロフだと。
「いいの?」
「もちろんじゃとも。まぁ、魔法を覚えんといかんがな。」
俺の問いに答えてくれて、じっちゃんは魔法の事を言って来る。
「俺、魔法使えるぜ!」
「何、見えてくれんかのう?」
俺がそう言うと、じっちゃんは見せてくれてと言ってきたので見せた。
「ほう、これはどんな魔法じゃ?」
「俺は炎の
俺がそう言うと、じっちゃんが驚きの表情になる。
「そうか、珍しい魔法を使うのう。まぁ。ギルドまで案内するからついてこい。」
「うん!!」
こうして、俺は妖精の尻尾に加入することになった。
読者の皆様に楽しんでいただければ幸いです。
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