火竜に憑依転生した!?   作:△△さん

1 / 35
憑依転生ものです。


火竜になってしまった!?

俺は戸惑いを隠せないでいる。

 

その理由は・・・。

 

「どうした、ナツ?」

 

そう俺に言ってくるのは赤いドラゴン。

 

名を、炎竜王イグニール

 

イグニールの視線には俺がいた。

 

そして、俺の事を”ナツ”と言っていた。

 

つまりは、俺はFAIRY TAILの”ナツ・ドラグニル”となってしまっているということだ。

 

俺はイグニールに疑われないようにナツを演じる。

 

「なんでもねぇよ、イグニール!!」

 

俺はそう言いながら立ちあがる。

 

「そうか。じゃあ、さっき言ったこの岩を砕け!」

 

イグニールはそう言いながら巨大な岩を指さす。

 

俺はその岩を見て、こう言った。

 

「よっしゃあ、やってやらぁ!!」

 

そう声を上げながら岩の前にへと立ち、拳を構える。

 

構えた拳に炎を纏わせて勢いよく岩を殴りつける。

 

俺の拳を受けた岩は受けた場所から亀裂が入り、ガラガラと崩れる音を立てながら砕け、崩れていった。

 

それを見ていたイグニールがこう言ってくる。

 

「ほう、この岩を砕くか。成長したな、ナツ。流石はイグニールの子だ。」

 

俺はその言葉を聞いてうれしかった。

 

                         

「俺さ、もっともっと強くなるよ!見ててくれよ、イグニール≪親父≫!!」

 

俺の言葉を聞いて、イグニールは優しい笑みを浮かべながらこう言ってくれた。

 

「あぁ、楽しみにしている。」

 

イグニールの笑みにつられて俺も笑う。

 

そうして、俺とイグニールの生活が始まったが、それも777年7月7日にいなくなってしまった。

 

寂しいけど、俺は泣かないよ。

 

 

            

いつかまた会えるから、イグニール(親父)!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺はイグニールがいなくなった日からも身体を鍛えまくって、魔物との戦いで実戦の経験を積みまくった。

 

だけど、なんか違うんだよな・・・。

 

イグニールとの修行では充実感があったのに今はない、なんでだろう?

 

そんな疑問に首を傾げていると、後ろに気配を感じて振り返ると、そこには俺と同じくらいのじっちゃんがいた。

 

「お主、一人なのか?」

 

じっちゃんが俺に聞いてくる。

 

「あぁ、俺はここで一人で暮らしてんだ。」

 

俺がそう言うと、じっちゃんがこう言って来る。

 

「じゃあ、うちに来んか?」

 

「え?」

 

突然の申し出に、俺は思考が停止しかけた。

 

「ワシはマグノリアの街で魔道士ギルドのマスターをしておってのう。お主が良ければウチに入らんか?」

 

俺はマグノリア、魔道士、ギルド、マスター四つの単語を聞いて思い出した。

 

このじっちゃんは妖精の尻尾のマスターマカロフだと。

 

「いいの?」

 

「もちろんじゃとも。まぁ、魔法を覚えんといかんがな。」

 

俺の問いに答えてくれて、じっちゃんは魔法の事を言って来る。

 

「俺、魔法使えるぜ!」

 

「何、見えてくれんかのう?」

 

俺がそう言うと、じっちゃんは見せてくれてと言ってきたので見せた。

 

「ほう、これはどんな魔法じゃ?」

 

「俺は炎の滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)なんだ。」

 

俺がそう言うと、じっちゃんが驚きの表情になる。

 

「そうか、珍しい魔法を使うのう。まぁ。ギルドまで案内するからついてこい。」

 

「うん!!」

 

こうして、俺は妖精の尻尾に加入することになった。




読者の皆様に楽しんでいただければ幸いです。

感想・指摘をお待ちしております。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。