火竜に憑依転生した!?   作:△△さん

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最強チーム結成

誰もいなくなったギルドでは、ナツが料理を作っていた。

 

すると、そこにハッピーが来てこう言った。

 

「ナツ、妖精の尻尾出て行っちゃうの?」

 

か細い声でそう言って来るハッピーに対して、俺はこう言った。

 

「そうなるな、お前はここに残ればいいさ。」

 

俺がそう言うと、ハッピーがこう言って来る。

 

「嫌だよ、ナツがここにいなくちゃ意味が無いんだよ!!」

 

俺はハッピーの顔を見なくてもどんなになっているかは分かる。

 

泣いている、俺の友達は俺の事で泣いている。

 

それが男としてやってはいけない事なのは分かっている。

 

だが、これは避ける事の出来ない事だ。

 

「すまねぇな、俺の勝手でお前らを巻き込む訳にはいかねぇんだよ。」

 

俺がそう言うと、ハッピーはこう言って来る。

 

「そんな事を言うナツなんか嫌いだーーーーーー!!」

 

そう言ってハッピーはギルドから出ていく。

 

 

 

 

ハッピーSIDE

 

今、おいらはナツと初めて喧嘩をした。

 

だって、ナツだけ出て行っておいらにはここに残れっていうんだよ。

 

可笑しいよ、おいら達は家族なんだよ、仲間なんだよ!!

 

どうしてそういう事が言えるのさ、どうしてなんだよナツ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺はハッピーを追いかけることが出来なかった。

 

いや、そうじゃない。

 

出来なかったんじゃない、出来ないんだ。

 

あいつらを裏切ったのは俺だ。

 

そんな俺が今更あいつらになんて言えるんだよ・・・。

 

俺はそう頭で思いながら今にも溢れて来そうな涙を堪える。

 

そして、俺は料理に目を向けると完全に黒こげになっていた。

 

「あらら、失敗しちまった。」

 

俺はそう言いながら黒こげになった料理を口に運ぶ。

 

「やっぱ、苦いな。苦くて涙が止まねぇ・・・。」

 

俺の目からは今まで溜まっていた涙がポロポロと零れ落ちていった。

 

そうしていると、ギルドの中に誰かが入ってきた。

 

「・・・グレイにエルフマン。」

 

俺が二人の名前を呼ぶと、グレイが真剣な顔つきでこう言って来る。

 

「少し面貸せ。」

 

俺はそれに対してこう言った。

 

「あぁ、ここの片づけを済ませてからでいいか?」

 

俺の言葉にエルフマンがこう言って来る。

 

「分かった、東の森で待っている。」

 

エルフマンはそう言ってからグレイと共に東の森にへと向かっていく。

 

俺はすぐに片づけを済ませてから着替えをしてから東の森にへと向かった。

 

東の森に着くと、グレイとエルフマンの他にエルザ、ルーシィ、それに・・・。

 

「リサーナ、ハッピー・・・。」

 

喧嘩別れしたばかりの友達と俺の脱退するという事を聞いた幼馴染がいた。

 

「グレイ、これは一体どういう事だ?」

 

俺は純粋に問いかける。

 

すると、グレイがこう言って来る。

 

「それはな、エルザから聞いてくれ。俺たちもいきなり呼び出されたんだ。」

 

グレイからそう聞いた俺はエルザのほうを向く。

 

「それは仕事先で聞いた話なんだが、どこかの闇ギルドが何らかの禁止魔法を使用しようとしているから阻止するために協力をして貰いたい。」

 

そう言って来るエルザに俺以外の皆は・・・。

 

「おう、やってやる!!」

 

「漢だ!!」

 

「私も協力するよ、エルザ!!」

 

「私もできる限りの事はやろうかな。」

 

「おいらも!!」

 

俺がどうするか考えていると、エルザがこう言って来る。

 

「ナツ、行くぞ。」

 

「俺は強制かよ!」

 

俺がツッコミを入れると、エルザがこう言った。

 

「当たり前だ、お前はしばらく私たちの言うとおりにして貰うぞ。」

 

そうしなければならない理由が俺にはある為文句は言えない。

 

「分かった、俺は何をすればいい?」

 

俺がそういうと、エルザはこう言った。

 

「弁当を作れ。」

 

「は?」

 

俺は耳が可笑しくなったのか?

 

もう一度エルザの言葉を聞く。

 

「エルザ、俺は何をすればいい?」

 

「さっきも言っただろ、弁当を作れ!!」

 

エルザ以外俺を含めた全員が白けた目でエルザを見る。

 

「何だお前たち、その眼は?」

 

皆を代表して俺がエルザにこう言った。

 

「食いしん坊。」

 

そう言った瞬間、空気が死んだ。

 

すると、エルザの魔力が高まっていく。

 

「ナツ、今すぐ斬ってやる。そこになおれ!!」

 

エルザが剣を片手に俺に斬りかかってくる。

 

俺は逃げる。

 

「ふざけんな、てめぇ!!第一俺を斬ったら弁当が無くなるぞ!!」

 

俺がそう言うと、エルザはこう言って来る。

 

「作った後に斬る!!」

 

「ふざけんな!!」

 

グレイたちの笑いの中で俺とエルザの追いかけあいは五時間続いた。




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