火竜に憑依転生した!?   作:△△さん

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料理と青い天馬と副作用

鉄の森の事件の後、俺達はじっちゃんと共にマグノリアに帰るのだったが…。

 

「鶏肉の香草焼きが焼きあがったぞ。」

 

「「「「「はーい!!」」」」」

 

俺だけは青い天馬のギルドで料理を作っていた。

 

何故、俺が青い天馬のギルドの料理を作っているかというと、青い天馬のマスターボブに正式に依頼されたからだ。

 

報酬は100万J、意外と割のいい仕事だ。

 

「ごめんなさいね、ナツ君。今日はウチのギルドの料理担当の子が急病になっちゃったから人手が足りなくなっちゃったの。」

 

マスターボブがそう言って来るのに対して、俺はこう言った。

 

「いいですよ、これくらいは。はい、マグロのカルパッチョとベーコンとほうれん草のクリームパスタがあがったよ。」

 

そう話をしながら料理を作り上げていく俺。

 

俺はやけに青い天馬に人が多いことを疑問に思い、マスターボブに聞いた。

 

「マスターボブ、この人の多さはなんなんですか?」

 

俺がその事を聞くと、マスターボブはこう言って来る。

 

「それはね、今日はウチの一日限りの魔導士や依頼人そんなの関係なく食事と会話を楽しむっていう日なのよ。」

 

俺はそれを聞きながら料理を作っていく。

 

「そうなんですか、ウチのギルドはいつもそんな感じだからあんまり感じないな。はい、蒸した鶏肉のささみのバジルソースパスタが出来たぞ!!」

 

俺はそう言いながら料理を置く。

 

それを青い天馬のメンバーが料理を持っていく。

 

「ほんと、ナツ君がうちのギルドに入ってほしいわ~!」

 

マスターボブは顔に手を当てながらそう言って来る。

 

「すみません、俺のギルドは妖精の尻尾ですから。」

 

俺は謝罪をしながらそう言った。

 

「いいのよ、気にしないで。」

 

マスターボブもそれを分かっていながらそう言って来るから困る。

 

その会話の中でも料理の作るスピードを上げていく。

 

「はい、三種のキノコとベーコンのリゾット、えのきのバター醤油炒め、鮭のムニエル、鶏肉のソテー茸ソースがけ、フルーツ盛り合わせ、苺のショートケーキ、かぼちゃのスイートパイが出来たぞ。」

 

俺はそう言ってカウンターに置く。

 

青い天馬メンバーが料理を持っていく。

 

「ナツ君、今日は夜まで続くと思うからここに泊まって行くと良いわ。」

 

マスターボブがそう言って来る。

 

「ありがとうございます、マスタ-ボブ。その好意感謝します。」

 

俺の一日は青い天馬のシェフで幕を閉じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌朝、俺は目を覚ますと身体が動かなかった。

 

その訳は分かっている、エリゴールの翠緑迅を喰ったせいだ。

 

昔にラクサスの雷を喰って雷炎竜となった際に、その副作用でこの状態になったんだった。

 

「くそっ、今日は家に帰るつもりだったのにな…。」

 

俺は何とか立ち上がろうとするが、うまく立ち上がることが出来ない。

 

すると、青い天馬のメンバーヒビキが部屋に入ってきた。

 

「あれ、ナツ君どうしたんだい?」

 

ヒビキは俺の状態を見て疑問に思い、聞いてくる。

 

「あぁ、ヒビキか。悪いが、通信魔水晶で妖精の尻尾のリサーナに連絡を取ってくれないか?」

 

俺がヒビキにそう言うと、ヒビキはこう言った。

 

「分かったよ、すぐに連絡を取ってみる。」

 

ヒビキはそう言いながら部屋から出ていく。

 

ヒビキが妖精の尻尾に連絡を取ってくれている間に、俺は服を着替える。

 

そして、俺は部屋を出て通信魔水晶のある部屋に向かう。

 

すると、誰かが肩を貸してくれる。

 

それはレン・アカツキだった。

 

「おい、大丈夫か?」

 

そう言って来るレンに俺はこう言った。

 

「女にだけ優しくする癖は直したようだな。」

 

俺がそう言うと、レンは顔を青くさせる。

 

「当たり前だろ、あんな事があったんじゃあな…。」

 

レンの言うアレというものは、昔妖精と天馬で合同クエストがあったのだが、そこで女性外は帰っていいという天馬側の発言に参加していたナツによってちょう…訓練され、考えを改めた。

 

「一夜の奴はどこにいるんだ?」

 

俺がそう言うと、レンはこう言って来る。

 

「先生なら仕事に行っている、師匠には簡単すぎるがな。」

 

「お前ら、一夜の呼び方コロコロ変えるの止めろ。いつもややこしいんだよ。」

 

俺がそう言うと、レンはこう言った。

 

「それは無理だ、このスタイルが染み付いてしまってんだ。」

 

俺はそれ以上何も言わなかった。

 

すると、ヒビキが走ってきた。

 

「ナツ君、今妖精の尻尾から迎えが到着したよ。」

 

それを聞いた俺は入り口まで行くと、リサーナとハッピーがいた。

 

「ナツ、今頃嵐炎竜の副作用が出てきたの?」

 

「ナツは無茶ばかりするからそういう事になるんだよ。」

 

二人は出会いがしらにそう言って来る。

 

「うるせぇ。」

 

俺が悪態をつきながらそう言うと、リサーナがこう言って来る。

 

「もう、ナツってばしょうがないな。ほら、行くよ。」

 

それに対して、俺は同意する。

 

「あぁ、分かった。」

 

俺がそう言って外に出ると、魔道四輪があった。

 

その瞬間、俺は死を覚悟をした。

 

俺の意識は魔道四輪に乗った瞬間、失われた。

 

この後、一か月の間は仕事どころか身体が動かなかった。

 

身体が動くようになったら仕事しないとな……。




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