火竜に憑依転生した!? 作:△△さん
今日、俺はエルザと共に仕事に来ている。
依頼の内容はアノル山賊一家を討伐である。
山賊たちは町を襲っては食料や金品などを根こそぎ奪っていくのである。
報酬は90万Jである。
俺とエルザは依頼人から聞いた山賊たちの居場所にへと向かっているのだが・・・。
「なぁ、エルザ。」
俺が話しかけると、エルザはこう言って来る。
「どうした、ナツ?」
俺はエルザに依頼人に逢った時の違和感を伝える。
「あの依頼人から石鹸の匂いがした。」
俺がそう言うと、エルザが足を止めてこう言って来る。
「ナツ、それがどうかしたのか?」
エルザは俺の言っている事が分からず、首をかしげる。
「なんでまだ日が高いうちからシャワーを浴びる必要があったのかって話だよ。それにあの依頼人嫌な匂いがしたぞ。」
俺がそう言うと、エルザはこう言って来る。
「確かに言われてみればあの依頼人は胡散臭かったな。」
そう言いながらエルザは顎に手を当てる。
「よし、ナツは山賊の方を任せる。私は依頼人の方を調べよう。」
エルザの提案に俺は首を縦に頷く。
そして、俺達は二手に分かれた。
エルザSIDE
私は胡散臭い依頼人の屋敷に侵入し、依頼人の部屋にへと向かった。
その時に、屋敷の従者たちの話声が聞こえてきたので隠れると、こんな話が聞こえてきた。
「旦那様ったら今度はあんな子供を山賊たちに差し向けるなんて、可哀そうにね。」
どういう事だ、山賊たちには何か秘密があるのか?
私は従者たちの話に再度傾ける。
「えぇ、人身売買をしている山賊に旦那様が関わっていたなんてねぇ。」
人身売買だとっ!?
ナツが危ない!!
私は慌ててナツのいる山賊のアジトへと向かった。
俺は今山賊たちのアジトに来ているのだが、なぜかそこには依頼人がいた。
捕まっている訳でもない、俺と対峙するように立っている。
つまり、この依頼は魔導士を嵌めるための罠だったという事だ。
「ひっひっひっひっひっひっ、馬鹿なガキだぜ。報酬につられてやってくるなんてよう。だが、女の餓鬼はどうした?」
依頼人は下卑た声で笑う。
「もう一人なら屋敷の方に向かったよ。」
俺がそう言うと、依頼人の顔は青ざめていく。
「おい、あの餓鬼をさっさと捕まえろ!!女の餓鬼への人質にしろ!!」
依頼人、もといゴミは山賊たちに命令をして俺を襲ってくる。
だが、相手が悪かったな。
”火竜の咆哮”
俺は魔力を3割ほど込めてブレスを放った。
その影響で山賊たちは黒こげになった。
「ヒィッ!?何なんだ、お前は!?」
ゴミは俺にそう言って来る。
そして、俺はこう答えてやった。
「俺は妖精の尻尾の魔導士で炎の滅竜魔導士だーーーー!!!」
そう言いながら俺はゴミを殴り飛ばし、その方向には山賊のアジトが存在していたのだが全壊した。
そこへ俺に向かって走ってくるエルザの姿があった。
「おう、エルザ!依頼は完遂したぜ!!」
俺がエルザにそう言うと、エルザは俺の頭に触れて自分の胸に引き寄せる。
だが、エルザは体に鎧を着こんでいるために引き込まれれば直撃するわけでありまして・・・。
「かたーーーーー!!!」
俺の叫びが山に響いたのであった。
この後、俺とエルザはゴミと山賊どもを鎖で縛った後、引きずりながら町に戻って、軍隊に身柄を渡しました。
余談ではあるが、ゴミは今から十年前からこの手の犯罪に手を染めており、この事がきっかけで販売ルートや買い手の情報が割り出された為に、国からの報酬で俺とエルザの報酬は一人270万となった。
稼ぐ額が半端じゃねぇ・・・・。
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