風翔龍でゴットイーター   作:赤い雫

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防衛斑側のタツミ視点です。


防衛斑と鋼鉄の龍

よう!俺は大森タツミってんだ。今、クアドリガを討伐しにきている。

 

おっとこっち来たな。

 

「タツミ!そっち行ったぞ!」

 

言わなくても分かってるぜ。

 

「分かってる!」

 

「アハハハハ!ねえ痛い?痛いのぉぉ?!」

 

うん、一体何がおきたらカノンちゃんはこんな風になるんだろう…………。おっと集中しなきゃ!ほんの一瞬が命取りだ。

 

「よし、いくぞ!」

 

クアドリガに向かって行くんだがカノンさん何で後ろにいるの?何で銃口こっちに向いてんの?

 

「ってカノンさん?!ちょ…ま…ぎゃああああ!」

 

痛い!めっちゃ痛い!

 

「チッ!射線上に入るなって私言わなかったっけ?」

 

カノンさんそりゃ無いぜ……

 

「タ…タツミィィィィ!!!」

 

あ、ブレンダンの声が聞こえるー

 

「ブ…ブレンダン。後は任せた……ぜ」(ガクッ)

 

まて!しっかりしろ、傷は浅いぞ!」

 

ハッ!俺は一体何を…天国の婆ちゃんが見えたぜ……

 

「よし!トラップだ!」

 

そうしてるとブレンダンがトラップを仕掛けた。

見事に引っかかるクアドリガ。

 

「オーケー、たたみかけろ!」

 

「さぁ、消し炭になりなさい!」

 

カノンさん、あんたが言うとシャレにならんから。

そうこうしてるとクアドリガがかなり弱ってる。

 

「止めだ!せいっ!」

 

最後にショートブレードで切ってクアドリガは倒れた。

ふぅ、やっと終わったか。

 

「よーし!二人共お疲れ!」

 

「ああ、今回も生き残れたな」

 

「はい、私今回は誤射が少なかった気がします!」

 

あれで?一回しか描写してないけど、十回はくらったぞ?だけどカノンちゃんを傷つけたくないしな。

 

「う…うむ、確かに少なかったかもな……」

 

ナイスブレンダン!その台詞に乗っかろう。

 

「あ…ああ、そうだな……」

 

これで大丈夫か?気づいてないよな?

 

「えへへ、ありがとうございます~」

 

よし!気づいてない。でも誤射は直そうな。

 

「そんじゃ、帰ろうぜ」

 

そう!帰ってヒバリちゃんをデートに誘うんだ!

 

「ああ、そうだな」

 

「はい!帰ったらクッキー焼くんです!」

 

お!クッキーかぁ美味いんだよなー。

 

そんな他愛無い話をしていた。そんな時だ、あいつが来たのは。

 

 

 

ガタッ

 

「だれだ!」

 

物音がしたのでそちらに目を向けた。一瞬民間人かな?と思ったけど全然違った。そこにいたのは

 

一対の大きな翼、大地を踏みしめる四肢、全てを睥睨するような顔、全身を覆う鋼鉄の鎧。

 

まるで物語のドラゴンのようだった。

 

「グルオォォォーーー!!」

 

咆哮。

 

それだけで分かった。絶対に勝てないと。全身が震える。今すぐに逃げたい。だが体が金縛りに有ったように動かない。

 

視線だけで隣を見ると二人共同じように固まっていた

 

ーーああ、ここで死ぬんだな。

 

そう思ってしまう程に格の違いというのを知った。

 

 

 

だが、そのドラゴンは何もせず踵を返して何処かに飛んで行った。

 

ドラゴンが飛んで行った後、ようやく金縛りがとけた。

 

「っ!はぁっはぁっはぁっ!」

 

今まで忘れていた呼吸を再び始める。

 

「何なんだ、あの龍は……」

 

「分からない。だが、少なくとも俺たちでは絶対に勝てない」

 

ブレンダンも震えながら言った。カノンちゃんは……

 

「………………」

 

呆然としていた。無理もないか、カノンちゃんはまだゴッドイーターになってから日が浅い。

とりあえず今は全員で帰ってあの龍の事を報告しなければ……

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