はろー、クシャルダオラだ。
やって来ました贖罪の街!二ヶ月ぶりだぜ!
何で俺こんなにテンション高いんだろう。まあそんな事はどうでもいいんだ。昨日から歩きっぱなしで疲れた。日が暮れた後も歩いて今はもう朝だ。
腹減ったな、とりあえずオウガテイルでも食うか。あれあんまり美味く無いんだよな。数は多いから非常食になるけど。
「解せぬ」byオウガテイル
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
さて、朝食は食ったし適当に歩き回ろうかな。
「…………フウマ」
「グルルゥ(何だ)?」
あ、フウマは俺の名前な。あらすじの所に書いてあった筈だ。
「…………ゴッドイーターがいる」
「グルルゥ(マジで)?!」
逃げるか?いや、いいか。どんな奴か見ておこう。
あと何でクオンが分かったかと言うと単純にクオンの索敵能力が凄く高いからだ。なんでも半径十kmで生物ならだいたい察知出来るらしい。
「グルルゥ(しょうが無い、お前は隠れてろ)」
「…………分かった……ステルスフィールド、展開」
そして、クオンが消えた。いや、背中に乗っているからそこにいるが透明になったという事だ。それと同時に気配も消えた。
説明しよう。クオンのステルスフィールドはあらゆるものから見えなく出来る。それだけで無く、オラクル細胞も探知されなくなるし、匂い、音、気配まで消すという何それチートと言いたくなるような能力なのだ。
しかも任意で常時展開出来る。
まあその代わりに攻撃力がほとんど無いんだけどな。
おっと、それはそうとして早く見にいくか。さーてどんな奴かな。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ここら辺かな?といたいた。って嘘だろ?!
そこにいたのは三人のゴッドイーターがいた。それは問題無い、問題なのはその三人が
雨宮リンドウ、神薙ユウ、アリサ・イリーニチナ・アミエーラ
だからだ。これってもしやあのシーンか?
「いいか、何度も言うが命令は四つだ」
リンドウの声が聞こえてくる。
「死ぬな。死にそうになったら逃げろ。そんで隠れろ。んでもって運が良かったら隙をついてぶっ潰せ」
おおぅ、まさかあのセリフを聴けるとは。
「了解です!」
神薙ユウが答えた。
「旧型は旧型なりの仕事をしてればいいと思います」
あれは初期アリサか。なかなかきつい事言ってんな、俺にはどうでもいいが。あ、置いてかれた。雲を見るやつだな。なんか文句言ってるけど命令だからかしっかりやってる。
「…………ねぇ、もういい?」
その言葉とともにクオンのステルスフィールドが解除された。隠れ続けるのは嫌らしい。
「グルルゥ(もういいぞ)」
ここから移動するからな。原作が始まっているのは確認出来てるし、ずっとここにいては見つかるからな。
そんじゃ昼飯探しに嘆きの平原に行きますかー。
この時、もう少し注意していればあんな事にならなかっただろう。そして、昼飯の事ばかり考えてなければ聴いて置く事が出来ただろう。
「ーーーあれが鋼鉄のアラガミ…か。背中に乗ってる少女はいったい……………………特異点か?」
その言葉は廃れた街に消えていった