ちっす、クシャルダオラだ。
今ゴッドイーターに襲われている。モブキャラが四人。クオンは近くに隠れている。
足を斬られる。だが当然弾く。
「クソ!此奴なんて硬さだ!」
無駄だよ。貴様らごときがこのクシャルダオラに傷をつけられるとでも思ったか!
素早く近づき噛み付く。それだけであっさりと一人死亡。
「ジョン?!ってめぇよくもジョンを!」
「待ってガルフ!無防備に突っ込んじゃダメ!」
今の奴ジョンって言うんだ。なんかありきたりな名前だな。
こっちに突っ込んでくるガルフと言う奴を前脚で切り裂く。三枚に下ろされた。うわっ、グロ。
「ガルフ?!これはマズイね、リリー撤退するよ」
「でも!っ分かったわ、でもどうするの?」
む?撤退するのか。あいつ等は俺に攻撃してないし見逃してもいいか。動きを止めて相手の行動を待つ。
「止まった?とにかく警戒しながら撤退するよ」
「了解よ。……いつか絶対に殺してやる、ジョンとガルフを殺された恨み……必ず!」
リリーと言う奴が捨て台詞を吐いて撤退して行った。
…………まったく…そっちから攻撃して来たのに被害者面してんじゃねぇよ。
「グルルゥ(クオン、もういいぞ)」
隠れていたクオンを呼ぶ。
「…………お疲れ」
別に大して疲れていない。俺がやった事は噛み付くのと前脚で切り裂いただけだ。
「…………ご飯」
二言目から飯かよ。いや、いいんだけどな。
ゴッドイーターに襲われるのは始めてでは無い。前に六回くらい襲われた。攻撃して来た奴は全員殺したがな。
なんか人を殺しても特に何も思わない。それはこの体になったからなのか、それとも元からそう言う人間だったか…今じゃどうでもいい事だな。
「…………フーマ…どうしたの?」
「グルルゥ(いや、なんでも無い)」
少し考えすぎていたようだ。
にしても最近ゴッドイーターの襲撃が多いな。やっぱ俺が珍しいからかね。どうでもいいか…攻撃して来た奴は殺す…それだけだ。おっといい加減食うか。
「グルルゥ(それじゃ、いただきます)」
「…………いただきます」
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「グルルゥ(ごちそうさま)」
「…………ごちそうさま」
ふぅ、物足りないけどそこそこ美味かった…クアドリガと比べると劣るけど。
「…………次…何処いくの?」
そうだな……この体を強化するか、主に耐性系。やっぱり雷属性が弱点だからヴァジュラ種を狩りに行くか。プリティヴィ・マータも自分の属性強化が出来るし。あと火耐性もあげなきゃ。火はラーヴァナやグボロ堕天かな。火はそこまで重視してないから、ヴァジュラ種とラーヴァナがいる贖罪の街に行くか。
まさかすぐに戻る事になるとは…何のために贖罪の街を出たんだろう……
「グル!グルルゥ(よし!贖罪の街に出発だ)」
「…………おー」
地味にノリがいいですねクオンさん。