艦これ✕FFT~イヴァリースを巡る~   作:聖騎士ボコ

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艦娘が活躍できるようになるのは難しい…


chapter3 ~戦う力~

「ラムザ、どうやら敵は二手に分かれたらしい。」

 

ディリータが、見張りだからの情報を届ける。

 

「7、8人程度のうち、5、6人はこちらの大通りの方面に移動した。なら、こちらも大通り方面には人数を多めにしたほうがいいんじゃないか?」

 

 

「そうだね。それじゃあ確認のためにみんなの『ジョブ』を聞いていくね」

 

「ディリータ、見習い戦士だ。」

 

「高雄、アイテム士ですわ!」

 

「陽炎、見習い戦士よ。」

 

「村雨、同じく見習い戦士よ~」

 

「朝潮、見習い戦士です!」

 

「五十鈴、見習い戦士よ。」

 

「青葉、アイテム士です!」

 

 

 

 

「うん、確認もとれた。それなら、別動隊として・・・高雄さんを臨時の旗艦とした朝潮さんと五十鈴さんをもう一方に向かわせよう。」

 

「了解ですわ。朝潮さん、五十鈴さん、よろしくお願いします。」

 

「はい!この朝潮、全力を尽くす覚悟です!」

 

「朝潮、あんたは堅苦しすぎ・・・まあ、この五十鈴に任せなさい!」

 

 

そういって、3人はもう片方の敵がいる方向へ向かっていった。

 

「さて、これから作戦を決めていこう。僕たちは人数の上で優位に立てるかわからない。だから正面衝突はしない。いいね?」

 

異口同音に了承の意思を伝えるメンバーであったが、しかしディリータだけは納得はできていないようで

 

「なら、先にこっちに全戦力を集中して、それぞれ撃破していくべきじゃなかったのか?」

 

と、意見を発した。

 

「なんの罪のない人に被害が出ることは避けたい。だから迅速に動けるメンバーで、かつ指示の出せない別動隊に少し余裕を持たせたんだ。」

 

「なるほどな。すまない、考えが足りてないのはこっちだったようだ。」

 

「気にしないよディリータ。さて、基本戦術は相手の足並みを乱しての各個撃破。単独にならないように行動を。」

 

「だけど、どうやって相手の足並みを乱すの?」

 

「ああ、簡単だよ陽炎さん。地面には石が落ちてるし、体を張ってでも止めるから。」

 

「ちょ、ま!それじゃあていと・・・ラムザが危ないんじゃ・・・」

 

「なるほど、それで青葉が残ったんですね!」

 

「そういうことです。基本的な回復の判断は青葉さんに一任します。周りの状況をよく確認して行動してください。」

 

「了解しましたー!」

 

「!!ラムザ、来たぞ!」

 

「各自、落ち着いて行動を!行きます!」

 

 

 

 

「なんだ、そこのガキども!死にたくなければそこをどきなぁ!」

 

盗賊たちが大通りから1本曲がって路地に入ったとき、男二人ラムザとディリータに道をふさがれ、盗賊たちはいらだたしげにそう怒鳴った。

 

「そうはいかない!お前たち、投降しろ!さもなくばここで朽ち果てることになるぞ!」

 

負けじとラムザが叫び返すが、盗賊たちは怒鳴り返すような形で

 

「お前たちのようなガキに、俺たちを倒せるものかっ!」

 

同時に、盗賊たちは剣や短剣を構える。

 

「いいか、お前ら。ここでこいつらを倒せれば逃げ切れる!構うことはねぇ!やっちまいな!」

 

そして、一斉にラムザとディリータに襲い掛かる。

 

「相手は5人だディリータ。行くよ!」

 

「ラムザこそ、いくらベオルブだからと言ってお前が必要以上に頑張る必要はないんだぞ!」

 

「なに!?ベオルブだと!・・・そうかお前たち士官候補生どもかっ!」

 

盗賊の頭領のような男が、剣をラムザに振り下ろす。

 

ラムザはそれを剣ではじくと、横に回り込んできていたもう一人のほうを見る。

ディリータのほうにも、もう一人が回り込んでくる。

どうやら、そのまま通り抜け、後ろから挟撃する算段のようだ。

 

だがしかし、その目論見は、屋根から降ってきた3人の戦士たちによって崩れ去った。

 

「やっちゃうからねぇ~!」

 

「いよいよ、私の出番ね!」

 

「敵は、まだこちらに気づいてないよ!」

 

そうして奇襲をかけられた盗賊2人は、そのまま3人にやられる。

これで実際の人数の差は逆転した。

 

「大人しく投降しろ!もうお前たちに勝ち目はないぞ!」

 

「くそっ・・・くそっ・・・こんなところで終われるかぁぁぁぁ!」

 

それまで以上に、激しい剣戟をラムザに向かって振り下ろす盗賊。

徐々に押されていくものの、村雨、陽炎、青葉の3人とディリータが、それ以外の2人を倒した。

 

「僕だって・・・こんなところで終われないんだぁぁぁ!」

 

そう叫び振り下ろしてきた盗賊の剣を弾き飛ばす。

そして、返す剣でそのまま盗賊を切り捨てる。

 

「馬鹿な・・・俺たちが・・・こんなガキにっ・・・」

 

その言葉を最後に、盗賊は倒れ、そのまま動かなくなった。

 

「・・・なぜ、盗賊などという行為を続けるんだ。真面目に働いていればっ・・・こんなことにはっ・・・!」

 

 

 

 

ラムザ達が士官アカデミーの講堂に戻ると、出撃前と同じ位置に北天騎士団の騎士が立っていた。

 

「報告は聞いている。諸君、ご苦労であった。北天騎士団の一人として君たちのことを誇りに思う。」

 

「・・・ありがとうございます。」

 

「ラムザ君たちと別れた別動隊だが、彼女たちも無事殲滅できたようだ。こちらに帰ってきている最中だ。もはや、諸君は見習いとは言えない、立派な一人前の騎士だ!」

 

騎士はそこで言葉を切り、メンバーを一通り見た後

 

「イグーロスへは明朝出発する!今日はこのまま休みたまえ!解散!」

 

 

その日の夜、ラムザはディリータ以外のメンバーを屋敷の大広間に集めた。

 

「さて、提督。これからどうするかは、決まってるのよね?」

 

村雨が面白そうなことを見つけたような顔をして、ラムザに聞く。

ラムザが「もちろん」と前置きしてから、話し始めた。

 

「今後の行動方針とみんなの『ジョブ』について、みんなの意見と要望を聞きたい。」

 

 

 

 




本編のchapter1の第1戦目、少しアレンジがかかりましたが終了です。

戦闘描写とかが足りてないような気がします。

さて、この後はついに「あの男」が出てきます。
ラムザ一行は、果たしてあの男に対して、一体どういう仕打ちをするのでしょうか・・・


パーティメンバー

ラムザ―見習い戦士

高雄―アイテム士
陽炎―見習い戦士
村雨―見習い戦士
朝潮―見習い戦士
五十鈴―見習い戦士
青葉―アイテム士

ディリータ―見習い戦士
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