艦これ✕FFT~イヴァリースを巡る~   作:聖騎士ボコ

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不定期に書いている関係で、気が向いてるときには書きまくり、気が向かないと書かないこととかがよくあります。

うろ覚えのセリフを補完しようとしてPSP版FFTを初めて、執筆そっちのけでゲームやってたり。

・・・お前、何のためにやってるんだよと、我に返ったときに自分で自分に突っ込み入れました。


chapter4 ~疑問と出会い~

襲撃のあった翌日の早朝、予定通りにラムザ一行はガリランドを出発した。

 

馬車は二台あり、それぞれに4人ずつ乗り込む。

 

「司令、みんな乗り込んだわよ。」

 

「ありがとう、陽炎さ・・・陽炎。では騎士殿、我々はイグーロスへ向け出発します。」

 

「うむ、我々北天騎士団は、このまま北上し、殲滅作戦に合流する。城の警備は任せたぞ!」

 

そういいながら騎士はマントを翻し、町の北部へと歩き去った。

 

 

「ディリータ、そっちの馬車は任せたよ。」

 

「任せてくれラムザ、とはいっても、特に何かが起こるわけじゃないだろうがな。」

 

笑いながら馬車に乗り込むディリータ。それを確認してから、もう片方の馬車に乗り込むラムザ。

 

「出発します!」

 

 

ガリランドを出発して数時間、一行はマンダリア平原に差し掛かっていた。

 

「司令官!朝潮は皆の盾となるべく精進します!」

 

「ははっ、朝潮は頑張り屋さんだね。でも、この世界ではラムザって呼んでほしいな。」

 

「も、申し訳ありません!司令官!」

 

似たようなやり取りを延々と繰り返す朝潮とラムザの姿を、高雄と五十鈴はほほえましく見守っている。

馬車の中はラムザ、朝潮、五十鈴、高雄が乗り込み、もう一台の馬車にはディリータ、村雨、陽炎、青葉と乗り込んでいた。

 

「それにしてもていと・・・ラムザ。みんなの『ジョブ』の方向性を、どうしてああいう風にしたんですか?」

 

「うん、例えば高雄は全体をみて行動ができる。それは味方の動きも敵の動きもね。だとすると、メインアタッカーよりも広域サポートに回ってほしいっていう僕の考え。」

 

「それで私はこの後に魔導士系の『ジョブ』に進むためのアイテム士継続なのですね。流石ラムザですわ。私たちのことをよく見てますね。」

 

「それじゃあ五十鈴は?」

 

「五十鈴はみんなを引っ張る役目さ。だからこそ先陣を切ってほしいんだ。それができるだけの勇気と人望が、五十鈴にはあるからね。」

 

「ふふん、当然じゃない!五十鈴に任せて!」

 

「それで朝潮だけど、朝潮はみんなを守る意思が特に強い。だからこそみんなの盾として守ってほしいんだ。」

 

「はい、司令官!朝潮はみんなを守る盾となります!」

 

「うん、そろそろ朝潮は僕のことをラムザって呼ぶように訓練が必要かなー?」

 

あははと、苦笑気味のラムザに、楽しそうな高雄と五十鈴、何かしたのではないかとおろおろし始める朝潮。

 

(うん、ここの雰囲気だけ見れば、鎮守府にいたころと変わらない。)

 

ちらっと、もう一台の馬車を見て

 

(まだ、全員が集まったとは考えれない。早くみんなを探さないと・・・)

 

 

その日の夜

マンダリア平原の横断中に夜になったため、野営の準備をする一行。

 

「そーだラムザ~、知ってる~?」

 

「突然の話題すぎて、一体何のことを言っているのかわかりませんよ、村雨。」

 

「あはは~、それもそーだね!・・・イグーロスへ、どうも権力者がくるみたいよ?」

 

「へぇ?」

 

「・・・これは漣ちゃんたちから聞いたんだけど、どうもきな臭いらしいのよ。たぶん、公式訪問じゃないって話よ。」

 

「骸旅団なんて大きな盗賊団があるんだ。下手に動けば命を狙われかねない情勢だって話だし、公式じゃなくても不思議じゃないけど・・・?」

 

うん?と、首をかしげるラムザ。それを見て村雨がため息を吐く。

 

「普段の戦術を立てるラムザっぽくないにぶさ・・・だとすれば、非公式であろうとなかろうと、殲滅作戦が落ち着いてからいいじゃないのー!なのにこの時期に強硬するってのがきな臭いーって漣ちゃんの情報なのよー!」

 

「うん・・・?確かに言われてみれば・・・?」

 

「イグーロスについたら、ラムザのお兄さんに話を聞いてもいいかもね!」

 

「ザルバッグ兄さんにかい?」

 

「ううん、ダイスダーグ・ベオルブに、だよ?」

 

その名前に、ラムザは完全に固まってしまった。

 

「いやー、すごいよねー!ダイスダーグ様って!ザルバッグ様と違ってそこまで武のイメージはないんだけどさー、こう、オトナの知性を感じる・・・」

 

そんな村雨の声もどこか遠くに、ラムザは衝撃を受けていた。

 

(・・・ダイスダーグ兄さんも、いるだって・・・?一体、この世界はどうなって・・・)

 

ラムザの抱える謎が、また一つ。

 

 

 

翌朝

 

「じゃあ、最後の見張りをしてた陽炎と村雨はそのまま馬車の中で休んでてね。」

 

はーいと、馬車の中から二人の少し元気のない声が聞こえる。

 

出発した一行はそのままマンダリア平原を横断。そのまま抜け切るかと思われたそのとき

 

「・・・司令官、二時の方向に剣戟と思われる音が聞こえます!」

 

「耳がいいね朝潮。ディリータ!様子を見に行こう!陽炎と村雨の護衛に青葉、残っててくれ!」

 

りょーかいです!との声聞いてから、聞こえてきた方向に走り出すラムザ達。

 

剣戟の音はだんだんと少なくなってきたが、それでもなお聞こえてくる音を頼りに向かう。

 

そして、剣戟の音が聞こえなくなったあたりで、ようやく戦場にたどり着く。

 

「ん・・・?しまった、北天騎士団のやつらだッ!」

 

盗賊の一人がそう叫ぶ。

 

「骸旅団の連中か?・・・あの大きな岩の下で、誰かが襲われているようだな・・・?」

 

どうするラムザ?と、ディリータは聞いてくる。

 

「司令官!朝潮は助けたいと思います!朝潮はみんなを守る盾ですから!」

 

やる気に満ち溢れているように見える朝潮が、ラムザの指示を聞く前に走り出す。

 

「彼を助けるのが先決だ!最悪、彼を救出したら離脱してもいい!」

 

ラムザからの指示で、各自が了解の意思表示をする。

 

「え、援軍か?た、助かった・・・」

 

盗賊に襲われていた男がそうつぶやく。だが、実際はまだ岩肌のほうに追い詰められている状況であり、決して助かった状況ではなかった。

 

「全員、お互いのフォローして!みんなで生き残るんだ!」

 

「もちろんですわ!誰も・・・この高雄が死なせませんわ!」

 

「五十鈴だって同じ気持ちなんだから!」

 

戦いが、始まった。

 




艦娘との会話イベントは、メインストーリーの間に挟む予定です。
MAP間移動に一日かかることを利用して、移動の期間が長い時に、思いっきり艦娘を絡ませようかなって考えています。

ええ、なのでシナリオ上、イグーロスへ行くところまでは艦娘要素少ないかも・・・
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