艦これ✕FFT~イヴァリースを巡る~   作:聖騎士ボコ

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仕事中にiPhone6落として画面割れました。
携帯更新も考えていた矢先の出来事で、結構ショックでかいです。誰か助けてー!


chapter6 ~再会と再会~

マンダリア平原での戦闘の翌日、ラムザ達は目的地のイグーロスへと到着した。

 

「到着やその他の報告は僕とディリータ、アルガスが行ってくる。みんなはそのうちに必要な装備やアイテムを仕入れてきてほしい。」

 

はーいと、買い物を楽しみにしているようなみんなの反応に、ラムザは苦笑する。

 

(・・・そういえば、艦娘は基本的に外出できなかったから、こういった買い物はあんまり経験ないのかな?)

 

そんなことを考えながら、ラムザはイグーロス城へと向かって歩き始めた。

 

 

 

イグーロス城に入ったラムザ達は、城内の執務室に案内された。

執務室には執務用の机と、来客に対応するためのテーブルと椅子が置いてあった。

 

「久しいな、ラムザ。」

 

その執務室の主である男が、執務机から立ち上がりながら言った。

 

「・・・お久しぶりです、ダイスダーグ兄さん。」

 

ラムザがその男―ダイスダーグ・ベオルブに挨拶を返すと、ダイスダーグは来客用のテーブルに着くよう促し、ラムザ達もそれに応じる。

呼び鈴でメイド(漣たちではない)を呼び出し茶を出すように指示を出す。

 

メイドが一通りの給仕を終え、部屋を出てからダイスダーグは口を開く。

 

「初陣を勝利で飾ったそうだな、ラムザ。兄としてうれしいぞ。ほかの重臣の方々も、さすがはベオルブの血を引く者とほめておいでだったぞ。」

 

「ありがとうございます。・・・それはそうと報告があったと思いますが、ランベリー領主エルムドア侯の馬車が襲われ、誘拐されたとのことですが、いかがなされますか?」

 

「ザルバッグに捜索隊を出すよう手を打ってある。この件は骸旅団殲滅作戦と同時並行で進める。なに、やつらの拠点を一つ一つつぶしていけば、エルムドア侯はきっと見つかる。お前たちは当初の予定通り、このイグーロスで警護をしてもらう。」

 

「・・・はい、わかりました。それでは僕たちはこれで失礼したいと思います。」

 

ラムザがそう言い、立ち上がる。

ディリータ、アルガスもそれに呼応して立ち上がり、ダイスダーグに一礼し部屋を出る。

 

「ラムザ。」

 

ラムザが部屋を出る直前、ダイスダーグに声をかけられる。

 

「警護といっても危険がここまで来ることはないだろう。だが、気を緩めるな。ベオルブとして皆に恥じぬ振る舞いを心がけるのだ。わかったな?」

 

「はい、ダイスダーグ兄さん。」

 

改めて一礼し、ラムザは部屋を出た。

 

 

ラムザ達3人がイグーロスの中庭に差し掛かったころ、少女たちの声が聞こえてくる。

 

「兄さーん!」

 

その声に振り向くと、若い少女2人と騎士1人が近づいてくる。

 

「ティータ!」

 

ディリータは走り出し、ティータと呼ばれた少女と抱き合う。

 

「ザルバッグ兄さん、それに・・・」

 

ラムザが近づいてきた騎士―ザルバッグを見、その後に少女を見た瞬間、固まった。

 

「どうしたのですか?・・・ラムザ、お兄ちゃん。」

 

その少女は、ラムザのよく知る人物、いや、艦娘だった。

 

「どうしたラムザ?久々に会う妹の顔でも忘れたか?」

 

ははは、と冗談めいて笑うザルバッグだったが、ラムザの心境は笑うどころではなかった。

 

「お兄ちゃん、電のこと忘れちゃったのですか・・・?」

 

妹―電と名乗った少女の言葉に、ようやくラムザが我に返る。

 

「そんなことないよ。久しぶりだね、電。」

 

「はい、お元気そうでなによりなのです!」

 

嬉しそうな笑顔になる電。それは決して短い時間での再会の喜びではなく・・・

 

(漣たちと同じ・・・ってことかな?)

 

「ラムザ達、ゆっくりと話したいところだが、これからまた盗賊狩りなんだ。」

 

「いえ、ザルバッグ兄さんが多忙なのは承知です。・・・ご武運を。」

 

そうして速足で歩いていくザルバッグだったが、その足が途中で止まる。

 

「・・・骸旅団から身代金の要求があったぞ。」

 

 

 

 

ザルバッグから一通りの話を聞き終えたラムザは、ディリータたちと一度別れ、ほかの仲間と合流しようと考えた。

イグーロス城の城内を歩いていたとき、声をかけられた。

 

「司令官さん。」

 

振り返ると、そこには電が立っていた。

 

「改めて。久しぶりだね、電さん。」

 

「はい、お久しぶりなのです。・・・お話は潮ちゃんから聞いていたのです。」

 

少しの間、何かを迷っていた電だったが、やがて意を決したようにラムザを見据える。

 

「電を連れ出してほしいのです!」

 

「それはどうして・・・?」

 

そうして、電はこれまで過ごしたことを話し始めた。

 

あの最終決戦の時に第六駆逐隊の全員が渦潮に巻き込まれたこと

気がついたらこの世界にたどり着いていたこと

知らないはずの世界なのに、この世界のことを知っていたこと

周りの誰も知らない恐怖

ベオルブという名前の重責

修道院生活でできた友達がいたからこそ、ここまでこれたこと

 

「電はもう・・・耐えられないのです・・・。お姉ちゃんたちが無事かどうかもわからない、電だけ安全なところで守られて・・・司令官さんが戦っているのに・・・」

 

「電さん・・・」

 

ラムザは涙声になっている電をそっと抱き寄せる。

 

「心配してくれてありがとう、電さん。・・・でもごめんね、まだ連れてはいけないんだ。」

 

「どうして、なのです?」

 

「まだ、僕がみんなを守るための力がない。僕もまだ守られている立場なんだ。」

 

電の顔が上がり、ラムザと目が合う。

図らずも上目遣いになった電に、ラムザが少しドキッとしながらも、言葉をつづける。

 

「いま、いろいろな準備をしてる最中なんだ。この世界のこともまだわかってないし、このまま連れて行ってもダメだと思う。・・・だから、もう少し待ってて。必ず、迎えに来るから。」

 

「・・・はいなのです。司令官さんを信じて待っているのです。」

 

ラムザから離れた電は、一度お辞儀をするとそのまま振り返って走りだした。

 

「・・・そこで見てるのは、青葉ですか?」

 

振り返った先には廊下の曲がり角があり、そこから人が出てきた。

 

「あはは、きょーしゅくです。スクープの予感がしたのでつい・・・」

 

青葉が気まずそうに頭をかく。ラムザは一つため息をつく。

 

「まあいいですけど・・・。とにかく、みんなを一度集めてください。作戦会議をします。・・・次の目的地が決まりました。」

 

「え?ここで警護をするんじゃないんですか?」

 

「うん、僕たちが次に向かうのは『貿易都市ドーター』だ。」




さて、物語がようやく動き始め、そろそろ決められたレールから外れることもできるタイミングになってきました。
イグーロスからドーターまでは少し距離があるので、ここからがっつりと艦娘の出番が・・・増えたらいいなぁ。

そして、ラムザの妹役にはなんと電です。
重要な人物役なのですが、これ以降も実は重要なキャラの一部が艦娘に代わってたりします。

そこまで大きく歴史自体を変える人物変更の予定はないですが、逆に歴史が変わらない人物の変更はいくらでもあり得る、ということです。

「なんでこのキャラ出てこないんだよ!」とかがこの後あったらごめんなさい。
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