リリカル・デビル・サーガ   作:ロウルス

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!閲覧注意! 一部原作と乖離した独自設定・独自解釈が入ります。
!閲覧注意! 一部原作キャラの扱いが悪い部分があります。
!閲覧注意! 本作はいわゆる神様転生の要素(踏み台や転生者等)を含みます。

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 怒れる神の罰か、悪魔の愉悦か、はたまた人の業か。
 我々の世界は滅んで久しい。

 おお、お前は人を使い、世界を超えて世界を創らんとするか。
 しかしそれは赦されぬ。それは罪だ。傲慢だ。

 我は法の神の名の下、お前の上に罰を置かんとするぞ。

――――――――――――何者かの声/夢



第1章 二ド生マレル悪魔~プロローグ
第1話 異端者の転生


 赤い通路を走っている。走るといっても周りの景色が後ろへ流れていくだけで、体を動かしているという訳ではない。ただ前に進んでいる感覚だけがあった。流れに逆らって振り向こうとするも、なぜかそれはかなわない。抵抗することをあきらめ、身を任せ始めた時、どこからか声が響いた。

 

――誰が……ワシは神…………

 

――お主を……殺し…………世界に転生させ……

 

――待ってろよ、俺の……

 

――では逝って……

 

 ひとりは若い男の声で、もうひとりは老人だろうか。断片的な声に止まって耳をすまそうにも、流れる身体を止めることは出来ない。ただ声を後ろに聞きながら回廊を進み続ける。やがて、目の前に人影が見えた。近づくにつれ次第にその姿は大きくなる。

 

――人ではない、悪魔の像。

 

 そう悟ると同時、流されていた体は止まった。目前に迫った悪魔の像をよく見ると、その光を踏みつけている。否。ただの光ではなかった。人の体の形をしており、時折苦しそうに蠢いている。それは快楽に悶えている様にも見えた。

 

「これは快楽を求める愚かな魂」

 

 悪魔の像から声が漏れる。

 

「貴様が名を呼べば、目覚めるであろう」

 

 本来なら分かるはずもない、人かどうかも怪しい存在の名を問われる。しかし、その答えは自然と浮かぶ。

 

「……富美 大輔(ふみ だいすけ)」

 

 悪魔の像が砕け散った。大輔と呼んだ人型の光は起き上がり、こちらを認めて、そして叫んだ。

 

「ここは……なんだっ! 誰だ、お前っ! せっかく……いや、そうか、お前も邪魔をする転生者で……!」

 

 人型の光が手を上げると同時、空中に剣や槍と言った大量の武具が現れた。その人型、大輔は手近な剣を手にとると、奇声を上げて飛びかかってきた。

 

「■■■■■■ッ!」

 

 思わず目をそむけようとして、しかし視界の隅に捉えた巨大な炎に向き直る。背後から突然飛んできたそれは、大輔を阻むように降り注いだ。

 

「邪魔すんナヨォォォオオ!」

 

 だがそれはすぐに掻き消える。大輔の右腕が触れると同時、高温の業火がまるで始めから無かったかのように霧散したのだ。無茶苦茶に右腕を振るいながら炎の中をこちらへ進む大輔。勢いをつけて飛び上がり、空中で剣を取るとこちらに向かって振り下ろす。

 

 鈍い音が、した。

 

 人体が砕けるような、骨が折れるような音。生理的に受け付けないそれは聴覚を通し体に響く。しかし、痛みは感じられない。恐る恐る顔を上げる。

 

「っ!」

 

 息がつまった。振り上げられた刃が今まさに自分を真っ二つにする直前で止まっていたからではない。大輔が、つい先ほど名前を読んだ男が、巨大な刃に串刺しにされていたからだ。

 

「神に捧げられるべき魂よ……」

 

 火球が飛んできた方向から、威厳ある声が響く。

 

「さあ、行きなさい。貴方はかの地のメシアと共に歩まねばなりません」

 

 世界が揺れた。赤い回廊が崩れていく。そして、声の主が姿を見せた。それは天使だった。崩れゆく廊下に足場をなくし、落ちていく自分を見下ろしている。手に持つ巨大な槍の刃先には、先ほどの人型の光が突き刺さっている。その光は形を失って崩れ、まるで滴る血の様に崩れ、奈落へと消えていく。

 

「人間が穢れた声に誘われるまま望んだ世界を、法から外れたあの世界を、貴方は……」

 

 遠ざかる天使の声。全身を襲う落下感。落ちる先には、幼い少年が見えた。歳は4、5ぐらいだろうか。白い肌に白髪が人間離れした雰囲気を演出している。

 

「それは悪意に満ちた哀れな魂の器」

 

 天使とは別の声が響く。

 

「おお、我が分霊よ……お前は我と同じ、創造主に悪意を向けられた器に入らんとするか」

 

 声のした方には、怪物がいた。人間と猫とヒキガエルの顔、そして、蜘蛛の胴体。悪魔のような姿のそれと目が合ったと同時、吸い込まれるような感覚と共に意識が遠のいた。

 

 

 † † † †

 

 

 巨大な紅い空間に、ひとり佇む老人。目の前には巨大な穴。不気味な笑みを浮かべたまま、深い奈落の先を見ていたが、突然狂ったように笑い出す。

 

「ククッ! ハハハハハハハッ……! 見ろ、天使が動き出したぞ! 生贄を……! それは法から外れたものだと言って! 所詮、人間が求めるのは人間の生贄でしかないというのに! ヤツらは、人の業を否定しようというのだ! 寄りかかろうとする幻想が生み出しただけのアイツらが! ハーハッハッハッ!」

 

 狂気の嘲笑が響く。

 

「ふん! 舞台を彩る主役に悪意を向けられる人物を変えたところで、運命の鎖からは逃れられん。せいぜい、人の業を背負う者の末路を期待しているぞ! 人間の望んだ『踏み台』よ!」

 

 この言葉を最後に、老人の姿をした何かは黒い影に吸い込まれるようにして消えた。

 

 

 † † † †

 

 

「う、ん……?」

 

 呻き声とともに、その少年は目を開いた。周囲を見回すと、無機質で清潔な白い壁に医薬品の香り。身体はシーツに優しく包まれている。

 

(ここ……は、病院か? 俺は……どうしたんだ?)

 

 なぜ病院にいるのか。そんな疑問が頭の中を駆け巡る。自分の体を見ても、特に怪我や不調は感じられない。

 

(なぜ病院に? 昨日は妙な夢を見て、その前は……?)

 

 自分のいる場所に心当たりがない少年は記憶をたどろうとする。しかし、思い出すのは赤い回廊を進む夢だけで、肝心の眠りに着く前の記憶が無かった。気分を変えようとベッドから起き上がり、ブラインドの隙間を指で開いて窓をのぞく。目を見開く少年。既に夜の帳が下りた外の光景が見慣れないものだったからではない。窓に映った自分の姿が、夢に見た少年の姿そのままだったからだ。

 

(これが、俺、なのか?)

 

 年齢の割に整った顔立ち。白い肌。赤と青のオッドアイ。神秘的とも言える己の容姿に、しかし心当たりは無い。どうやら脳から抜け落ちているのは記憶だけではないらしい。驚きが抜けないまま、周囲に何か自分に関する情報が無いかと見回す少年。病室は相部屋になっているらしく、カーテンを隔てた隣のベッドには精悍な顔つきの男性が眠っていた。二十代後半ぐらいだろうか。包帯があちこちに巻かれているところを見ると、かなりの重傷らしい。時折、苦しそうに呻き声をあげている。

 

「……」

 

 怪我人を起こさないようにそっと廊下に出る。病室で朝まで待っている方がいいかとも思ったが、なぜか静寂に包まれた安全な病院に違和感を覚えたのだ。その違和感の原因を確かめようと、いつでも病室に戻れるように歩いた場所を覚えながら無人の廊下を進む。

 

「っ!?」

 

 しかし、かすかな物音に足を止めた。低い男の声と、紙くずをかき回すような音。それは病院の静粛に異様な恐怖と緊張をまき散らす。少年はその小さな異常に縫い付けられたように音がした方を見つめていたが、やがて音のする方へと歩き始めた。危険は確認しておくに限る。病院に危険などそうそうある筈はないのだが、その思考に疑問を抱くことなく少年は歩き続けた。ほの暗い廊下を一歩進むたびにその音は大きくなり、やがて原因にたどり着く。

 

「ゥウ……ァ……」

 

 自販機が置かれたスペースで、男がうめき声をあげながらごみ箱を漁っている。壁の影に隠れながら観察する少年。精神に異常をきたした患者だろうか。だが、考察はすぐに止まった。突然振り返った男と目があってしまったから。

 

「ゥウ……ウィィァァアアア!」

 

 血走った赤い目に、手にはナイフ。身の危険を感じ思わず構える少年。だが男はナイフを投げ捨てた。ナイフが床を滑るように転がり、驚く少年の横で乾いた音を立てる。それと同時、男はこちらに向かって床を蹴った。

 

「オオ、喰イテェ……! 喰ワセロォ……! マグネタイト、喰ワセロォォォォ!」

 

 訳の分からない言葉を発しながら迫る狂人。否、本当に人だろうか。走りながら男はどんどんやせ細り、腹部だけが異常に膨れ上がった姿となった。仏画にみられるガキに似ている。そのガキのようなものは邪魔になった服を脱ぎ捨て、まるで悪魔のような浅黒い肌をさらしながら飛びかかってきた。

 

「くっ!」

 

 慌てて身を翻す少年。すれ違いざまに爪で腕を切り裂かれた。しかし、爪は止まらない。それは少年を通り過ぎ、いつの間にか背後にいた光球のようなものに振るわれた。

 

「あがぁぁぁぁぁぁ……」

 

 光球から悲鳴にも似た声が漏れる。が、声は弱々しくさほど響かなかった。それでも、飛び掛かったガキの腕に光を絡み付かせて捉え、壁にたたきつける。

 

「グゲェ! マグネ…タイトォ…」

 

 ヒキガエルをすりつぶしたような声を出して消えていくガキ。今度は光球が少年に向かって動き始めた。

 

「ソノ体……俺ノ……オレノカラダ……」

 

 不気味な声を上げて近づいてくる。その理性を亡くした声を、少年は知っていた。

 

――■■■■■■ッ!

 

 夢で聞いた狂気の声を思い出し、思わず後ずさりする少年。その時、足に僅かな抵抗を感じた。男が投げ捨てたナイフだ。

 

「う、うわぁぁぁぁあああ!」

 

 絶叫と共に少年がナイフを突き立てた。

 

「ウガァァァ……オレハ、オレハ……生マレカワッタハズ、ナノ、ニ……」

 

 力ない叫び声をあげながら、光球はナイフごと消え去る。

 後には、息を荒げる少年だけが残った。

 

「はあ、はあ、なん、だったんだ?」

 

 少年はしばらくその場で佇んだまま呼吸を整えていたが、首を振って無理やり意識を冷静に引き戻す。先ほどの怪物の正体は分からない。が、自分に悪意を持った何かであるという点については強い確信があった。

 

(つまり、俺はアレを知っている……)

 

 記憶を取り戻す手がかりはこの辺にありそうだな。そんなことを考えながら、もう異常は起こらないか周囲を見回す少年。しかしその視線はすぐに止まる。さっきガキと光球が消え去ったあたりに、透き通った光を発する石のようなものが2つ転がっていた。恐る恐るそれに触れると光が強くなり、それは少年の腕を包み込んだ。慌てて手をひっこめるが異常はない。それどころか、引っかかれてできた筈の傷が治っていた。

 

「魔石……?」

 

 思わずそんな声が漏れる。自分はこれを知っているのか? 少年は自問するも、答えは出てこない。しばらく考え込んでいる様子だったが、少年はもうひとつの石を拾うと、廊下を戻り始めた。目を覚ました病室の扉を開く。そのまま隣のベッドで苦しむ男性の前に立つと、少年は手の中の魔石を差し出した。あふれ出した光が男を包み込む。

 

 うめき声が、止まる。

 

 少年はそれを見届けると、ナースコールを押した。

 

 

 † † † †

 

 

「……高町さんですか? ……ええ、士郎さん、峠を越えたみたいで……いえ、数か月の入院は必要です。でも、もう心配することはないかと……いえ、それでは」

 

 ナースコールを聞いて駆け付けた看護師に案内された部屋で、少年は医師だという女性を前に座っていた。女性は先ほどの男性の家族への連絡を終えると、こちらに向かって気遣うような声をかける。

 

「ごめんなさいね。急に様態が変わったものだから」

 

「いえ、気にしないでください。それより、あの人、大丈夫だったんですか?」

 

「ええ、士郎さん、昨日までは生死を彷徨っていたんだけど、ずいぶんよくなっているわ」

 

「……お知り合いか何かですか?」

 

「ええ、そうだけど、よく分かったわね」

 

 名前が出たうえに、家族に直接連絡を入れていたから。少年は戸惑いながらも自分の推測の根拠を伝える。白衣の女性はそれに苦笑で答えた。

 

「あら、ずいぶんよく見てるのね。士郎さんの怪我もあなたが治したんじゃないかしら?」

 

「……いえ、流石にそんなことはできません」

 

 真面目な顔で答える少年。もちろん少年は女医の言葉が冗談だと理解していたが、同時に自分が行使した手段が尋常でない事もよく理解していた。そして、そんな手段を平気で使った自分の異常性も。自身の情報の欠落に不安が過ぎる。それを表情から読み取ったのか、白衣の女性は、優しい笑みを浮かべて話題を変えた。

 

「それじゃあ、君のことを教えてくれる?」

 

 

 † † † †

 

 

「この子よ。記憶喪失らしいの。ただ、大きな外傷もなくて……」

 

「そう。なら、私の専門ね」

 

 白衣の女性と少年はしばらくやりとりを続けていたが、少年に記憶がないと分かると、公園で倒れているのを見つけたという女性に連絡を取った。私服のまま現れたその女性は精神科医の資格も有しているという。目の前で会話を始めた女性2人に、少年は不安を抑えきれず問いかけた。

 

「あの、俺はこれからどうなるんです?」

 

「……そうね、あなたには目立った傷がないから、記憶喪失は精神的な負担が原因だと考えられます」

 

 白衣の女性が答える。丁寧な話し方と少し緊張した表情から、慎重に言葉を選びながら、しかし医師として事実を告げる義務を果たそうとしているのが少年にも分かった。

 

「残念だけど、すぐに記憶を取り戻せるような治療法は今のところ見つかっていません。だから……」

 

「しばらく、私の方で生活してもらおうと思うんだけど?」

 

 白衣の女性の言葉を引き継ぐ私服の女性。

 

「いいんですか?」

 

「ええ。もちろん、あなたが良ければだけどね」

 

「……俺は治療費を持っていないんですが」

 

 気がかりを告げる少年。だが、私服の女性の方は少し目を見開いた後、軽く笑って続けた。

 

「そこは気にしなくていいわ。私の方っていうのはちゃんとした公営の施設で、あなたのような身元がはっきりしないこどもを一時的に預かることになってるのよ」

 

「そうですか。なら、よろしくお願いします」

 

 つまり児童保護施設で預かるという事だろう。両親の記憶もない少年は、特に断る理由もないと判断し受け入れた。雰囲気が落ち着いてのを見計らったように、横から白衣の女性が話しかける。

 

「ところで、名前は思い出せるかしら?」

 

(名前、ナマエか)

 

 これはあまりに身近すぎて思い出そうとしていなかった。少年は必死に記憶をたどって、

 

――ウ……ツキ……コウ……ダン……

 

「っ!?」

 

 唐突にイメージが広がった。穴の開いたビルに広がる廃墟。そこに響く声。この病院とはかけ離れたその荒涼とした風景は、しかしすぐに私服の女性の声で霧散した。

 

「大丈夫? 無理に思い出そうとしなくてもいいのよ?」

 

「いえ、大丈夫です。俺は――」

 

 心配そうにのぞきこむ女性。少年はそれを振り切るように、先ほど響いた声をそのまま告げた。

 

「ウズキ・コウです。コウの文字は……確か、孔(あな)だったと」

 

 

 † † † †

 

 

「孔、早く降りて来なさい」

 

 名前を呼ばれて目が覚める。孔の目の前には、最近ようやく見慣れたと言えるようになった天井。ここは児童保護施設の2階にある、孔にあてがわれた部屋だ。病院での会話の後、施設に引き取られることが正式に決まってから、孔は詳細を聞かされた。といっても、大して新しい情報があったわけではない。分かったことといえば、公園で倒れていたところを保護されたということくらいだ。警察に届け出もなされたが、結局名前以外の手掛かりは倒れている時にみた赤い廊下を走る夢とおぼろげなあの廃墟のビジョンだけ。むしろこの夢が鮮明過ぎて他の記憶が浮かんで来ない気さえする。このまま自分のことが分からないまま過ごすのだろうか。そんな悲観的な思考を振り払うように起き上がると、階段を下りて1階へと向かう。

 

「おはよう、孔。当番じゃないからって寝てばかりいてはダメよ」

 

 さっきの声の主、あの時の私服の女性にして施設の管理人――ここでは先生と呼ばれている――が挨拶してくる。ちなみに、当番とはこども達に割り当てられた施設の雑務(洗濯やら掃除やら)を指す。今日はそれがなかったため、いつもより遅く起きたというわけだ。

 

「孔お兄ちゃん、おはよう」

 

 先生に続いて挨拶をしてくる同じ施設に保護されている金髪の少女、アリスにおはようと返しつつ、既に朝食が並んだテーブルに座る。

 

「……おはよう、ローウェル」

 

「……っ!」

 

 しかし、唯一挨拶をしていない人物、アリサ・ローウェルに声をかけると、プイッと横を向かれてしまった。

 

「アリサ、挨拶ぐらいしなさい」

 

「……おはよう」

 

 先生に言われてようやく返事をする。嫌われたものである。アリサは孔が施設に引き取られた時からこんな感じだ。ただ、アリスとは特に仲が悪いというわけではない。どうも孔とだけ波長が合わないらしい。別に何かしたわけじゃないんだけど。そう苦笑しながら食を終える孔。すぐにアリスが寄ってくる。

 

「孔お兄ちゃん、あそぼ~」

 

 施設は今日も平和だ。この後はアリスと遊び、夜になれば図書館から借りてきた本を読む。いつの間にかここに来る前から続く生活に受け入れられ、その一部となっている自分に、孔は間違いなく幸福を感じていた。

 

 再びあの存在と出会い、自分の異常性に気付くまでは。

 




――Result―――――――
・幽鬼 ガキ 壁への強打により撲殺

――悪魔全書――――――

幽鬼 ガキ
 仏教において死後餓鬼道(強欲や嫉妬の心・行為が過ぎた人が生まれ変わる世界)に堕ちたもの。手に取った食物・飲物は火に変わってしまうため、常に飢えと乾きに苦しみ、決して満たされることがないという。

――元ネタ全書―――――
ナイフを持ったガキ
 真・女神転生Ⅰ。序盤のアーケードのイベント。アタックナイフを落とすガキから。台詞の方は真・女神転生Ⅲの1stダンジョン・病院での「マガツヒ喰ワセロ」を元にしています。
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