ラブライブ!〜魔法使いと9人の女神〜   作:やましょー

10 / 11
1ヶ月以上空いてすみません。
ちょっと投稿スピードを速めて3月末までにはオープンキャンパスを終了させようと思っているので宜しくお願い致します。


第9話 絶望の始まり

マグマドーパントとの戦いから3日経ち何事もなかったかの様に時は過ぎていった。

 

だが実際死者も出ており世間にはさらに一層不安が広がっている。

 

そんな中でも街の風は変わらない。

 

高層ビルの上に立ち1人の男は風を感じていた。

 

男の手にあるタブレットには何かのリストだろうか。老若男女問わず多くの名前と性別、住所などが記載されていた。

 

半数以上の人物の欄に赤い線が引かれており線が引かれている人の中には先日のビル倒壊事件で死亡した人も含まれていた。

 

「急がねば……」

 

『Teleport Now!』

 

そう言い残し男は風と共に消えていった。

 

男の左指には粗く削られた原石の様な顔をしたウィザードリングが輝いていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「へぇ。君も動き出していたんだね。笛木さん♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方μ'sのメンバーはオープンキャンパスにむけ今日も屋上で練習に励んでいるのだが

 

「5,6,7,8!よしっ!みんな完璧だよ!」

 

「これならきっと!」

 

「まだです。まだずれています」

 

先程からずっとこの調子だ。穂乃果達が出来たと思っても海未はやり直しを命じる。みんなの顔にも少しずつ不満が漏れ始めていた。

 

「なぁ星流。何とかしてきてよ。幼じみだろ?」

 

屋上のフェンスにもたれぷ○ちょを食べながら見ていた翔希は同じくもたれながら見ていた星流に言う。

 

「あぁなると海未は止めない限り抑えが利かなくなりますからね…ちょっと止めてきます」

 

「よろしく。あとついでに海未呼んできて」

 

そう言うと翔希はこの前の戦いを思い出していた。翔希が先日変身した斬月•新は魔力が尽きた時用の言わば緊急措置なので変身回数が限られておりこの前の戦いでダブルスカッシュとスカルチャージを同時に使った事によりベルトに負担がかかり破損してしまっていた。他にもベルトが無いことは無いがどれも一度使えば修理しないといけないような代物なので当分は魔力を切らさないようにしないといけなかった。

 

「5,6,7,8!よし!今度こそみんな完璧だよ!」

 

穂乃果が喜ぶ中海未がまた何かを言おうとするが

 

「あぁ!今のはみんな良かったぞ!まぁひとまず休憩だ。あ、あと海未翔希さんが呼んでたぞ」

 

丁度ひと段落ついたところで少しわざとらしく大きな声で褒める。

 

「…分かりました。では少し休憩にしましょう」

 

そう言い海未は翔希の元へと歩いてきた。

 

「海未。お前の気持ちも分かるが焦っても仕方がないだろ」

 

「すみません…」

 

「絵里のことで悩んでいるのか?」

 

「…はい」

 

腕を組み考え始める翔希。このままでは悪影響にしかならず、みんなのモチベーションも下がるかも知れない。

 

「今日の夜に話し合うか。いずれ言わないといけないことだからな」

 

「すみません。ご迷惑をおかけしてしまい」

 

申し訳なさそうにしている海未を元気付け用として翔希は

 

「ほらしかめっ面ばかりしてると元気が逃げて行くぞ〜ほらニッコニッコにぃ〜」

 

するとこちらの様子を伺っていた真姫が翔希に対して

 

「気持ち悪い」

 

「おい真姫今気持ち悪いって言っただろ」

 

「そうよ!翔希に対して言うならともかく『にっこにっこにー』に対して気持ち悪いって言うのは失礼よ!」

 

「どっちもよ。3年生にもなってそんなことしていて恥ずかしくないの?」

 

呆れたような声でため息を吐かれ

 

「ほう。そんなこと言っていいのかな?そう言えば希が真姫をわしわししたいって言ってたなぁ〜。にこ!真姫を捕まえて希にわしわしMAXして貰うぞ!」

 

「分かったわ!こら真姫!待ちなさい!」

 

「ゔぇぇ!ちょっと止めなさいよ!」

 

屋上を走り回る真姫とにこに野次を飛ばしている翔希を見て少し気が晴れたように思えた海未であった。

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

「翔希。今日この後暇かしら?」

 

今日の練習も終わりこの後グループ通話で話をする約束をし、翔希も家に帰ろうとした時にこに呼び止められた。

 

「え?家に帰らないの…ってそうか妹達がいるもんな」

 

「ええ、まだみんなには知られたくないから…」

 

「いいよ。どうせ帰っても1人だし」

 

そうと決まった2人は学校からほど近いファーストフード店へと向かった。

 

 

 

 

 

【【【生徒会長にダンスを教えてもらう?】】】

 

海未からの提案に驚くメンバーだが、短期間でメンバーのダンスの技術を上げるにはこれ以外に方法はないだろう。既に知っていた俺は呑気にバニラシェイクを飲んでいた。

 

【うん。海未ちゃんがダンスを教わろうって】

 

【あの人のバレエを見て思ったんです。私たちなんかまだまだだって】

 

「話があるってそんな事?」

 

【でも生徒会長私たちの事絶対嫌っているよ!】

 

にこと凛はやはり絵里の事を嫌っているようだ。

 

【私もそう思っていました。でもあんなに踊れる人が私達を見たら素人みたいなものだと言う気持ちもわかるんです】

 

【私は反対よ。潰されかねないわ】

 

真姫は反対するだろうと思っていた翔希は、

 

「でも今のままじゃオープンキャンパスは確実に失敗する。厳しいことを言うようだけどまだそれ程の実力しかないんだ」

 

【翔希さんの言う通りだな。それに生徒会長に潰されるほど俺はみんな弱いと思ってないよ】

 

【そうだよ。私はいいと思うけどなぁ】

 

「ちょっと穂乃果!何言ってんのよ!」

 

穂乃果が賛成すると思ってもいなかったのかにこが大きな声を出す。

 

【だってダンスが上手い人が近くに居てもっと上手くなりたいから教わりたいって話でしょ?だったら私は賛成!頼むだけ頼んでみようよ!】

 

【私も絵里先輩のダンス見てみたいかも?】

 

【うん!私も!】

 

穂乃果の意見にことりと花陽も賛同する。

 

【だから明日頼んでみようよ!】

 

「どうなっても知らないわよ」

 

渋々にこも穂乃果の意見に従う事にしたようだ。

 

(まぁ大方の予想通りだな)

 

翔希は穂乃果ならば必ず教わりたいと言い、みんなその意見には必ず乗ってくると思っていた。穂乃果にはまるで太陽のようなみんなの進む道を照らすような何かがあるのだと最近は感じていた。

 

「ちょっと何ニヤついているのよ」

 

先程の話で少し不機嫌になったにこの八つ当たりが飛んで来た。

 

「やっぱり俺の予想通りになったと思ってさ、さてと帰るか。家まで送ってやるよ」

 

そう言いながら席を立ち帰ろうとすると鳩尾ににこのパンチが入った。

 

「ふん!」

 

「ウグッ!ちょっ…何で?!」

 

「なんかイラっときたから」

 

「酷い…」

 

涙目になりながらもにこの後をついて行く翔希であった。

 

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

 

 

 

 

にこを家まで送り1人ゆっくりと帰っていると街を見張らせていたクラーケンがやって来てファントムが現れた事を教えてくれた。ファントムはどうやら近くの公園に現れたらしく翔希はマシンウィンガーを呼び出し現場へと向かったのはいいのだが、

 

「んん?何処にいるんだ?」

 

公園に着いたが、肝心のファントムの姿が見当たらない。だが明らかに嫌な雰囲気が漂っていた。

 

「こっちよこっち」

 

誰もいなかったはずの公園に若い女性の声が響き渡る。翔希が振り向くとそこにはブランコに座っている若い女性がいた。女性はスーツに身を包んでおりただそこにいるだけなのに翔希は直感的に今までの敵よりも強い事を感じていた。

 

「お前何者だ?」

 

「あら?相手に名前を聞くならまず自分から名乗るのが普通じゃ無いかしら?魔法使いの坊や」

 

「何が目的だ。何故俺がウィザードだと知っている?」

 

自分が魔法使い(ウィザード)であることを知っていることに警戒し、指輪をはめドライバーにいつでもかざし変身できるようにしながら目の前の女に問いかける。

 

「別にあなたと争うつもりは無いの。私の邪魔をしなかったらね」

 

「悪いな。ファントムの邪魔をするのが俺は大好きなんでな。変身」

 

『フレイム プリーズ!ヒーヒーヒヒヒー!』

 

「どうやらお仕置きしないといけないようね」

 

翔希が変身しウィザードへとなると女もブランコから立ち上がり。ファントムへと姿を変えた。その姿は女性らしい体つきだが背中から羽が生え頭部には角が生えており所々装飾を着けていた。

 

「はあぁ!」

 

ウィザードはウィザーソードガンで連続して剣を振るうが女ファントムはそれをまるでウィザードがどうやって攻撃してくるかを知っているかのように避けていく。

 

「そんな攻撃じゃ私に傷1つつけられないわよ!」

 

「ぐあっ!」

 

突きを放った所でカウンターを胸に受けてしまいよろめく。その隙を逃さなかった女ファントムは鹿の角のような槍を呼び出し次々とウィザードに攻撃をしかけていく。

 

「うっ!ならこれで」

 

『バインド プリーズ!』

 

素早い槍さばきに避けることしかできないウィザードは女ファントムの動きを止める為にバインドの魔法を使ったが

 

「残念♡」

 

「何っ!」

 

バインドの魔法により呼び出された魔法の鎖は女ファントムを捉えることはなく突如女ファントムは公園の街灯により作られた影に沈むように消えていった。

 

「くそっ…何処だ」

 

周りを警戒しながら見回すと背後からまたしても声がした

 

「こっちよ坊や」

 

「そこか!」

 

後ろからした声に反応しすぐさま反転し斬りつけようとしたが

 

「残念。上よ!」

 

女ファントムは上空を飛んでおり空から魔力でできた斬撃を飛ばしてきた。

 

「ならばこれで!」

 

『ハリケーン プリーズ!フー!フー!フーフーフーフー!』

 

ハリケーンスタイルへとスタイルチェンジし上空へと飛び闘おうとするが、

 

「なっ!動けない?!」

 

女ファントムがいる上空数十メートルまで飛び上がったと思いきやいきなり動けなくなり空中で静止してしまった。ウィザードは必死に体を動かそうとするがびくともしない。女ファントムはウィザードに高さを合わせながら飛んでいた。

 

「これが私の力。影踏みってやったことない?影を踏まれたらおしまいって遊び。あなたは私に既に影を踏まれていたの。だからあなたのま〜け♡」

 

女ファントムは槍に魔力を集中させウィザード胸に鋭い一撃を浴びせた。

 

「ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

ウィザードはそのまま文字通り吹き飛ばされ夜の街へと消えていった。

 

女ファントムは地上に降り立ち、人間態へと姿を変えつまらなさそうな顔をしていた。

 

「なぁ〜んだ、つまんないの。やっぱりこの坊やの方が面白そうね」

 

そういった女ファントム=ペリュトンの手には1枚の写真が握られていた。そこに写っていたのは音乃木坂学院2年でありアイドル研究部部員の

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鳴咲星流であった…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




なんか思っていたより文字数少なかった…
それと花陽全く喋らすことができないなぁ。花陽推しの方本当に済みません!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。